美しすぎる青い氷の世界……「ペリト・モレノ氷河」に行ってみた

美しすぎる青い氷の世界……「ペリト・モレノ氷河」に行ってみた

【世界絶景旅 vol.3】
“パタゴニア”と聞くと、アウトドアブランドを連想する方も多いかもしれませんが、パタゴニアとはもともと、南米の国・アルゼンチンとチリにまたがる地域の総称のこと。

そんなパタゴニアを象徴するのが、なんといっても氷河です! 大小50以上あるといわれている氷河の規模は、南極、グリーンランドに次ぐ、世界第3位なんだそう。
なかでも観光名所として有名なのが、アルゼンチンにある「ペリト・モレノ氷河」。水面からの高さが平均60mあるという氷河が、長さ30km、広さ250k㎡も続いているというのです。
ペリト・モレノ氷河へは、ツアーで行くのが一般的のようですが、ツアーだと1時間くらいしか現地での時間がないようなので、私たちは旅人仲間とレンタカーで行って来ました。

というのが、この氷河、天候や時間帯、展望台の場所によっても見える顔がさまざまで、何時間いても飽きない。しかも、12月から3月の夏の間は、氷河が崩れ落ちるシーンを目の前で見るチャンスがあるのです!

私たちが訪れたのは、4年前の1月。

突然「パンッ!」という銃声のような乾いた音がしたと思ったら、しばらくすると今度は「ゴゴゴー」というすごい音。なんと、氷河が轟音とともに崩壊し、湖になだれ込む瞬間に、確かに立ち合うことができたのです!

崩れた先端部分はやがて水蒸気となり、雪になって舞い降り、再び氷河を形成していきます。そんな自然が循環する様子をこの目で見ることができ、鳥肌が立ちっぱなしです。

そして、写真を見ておわかりの通り、この氷がとにかく青い!
ガリガリ君のソーダ味を連想し、思わず食べたくなります(笑)。

氷が空気をほとんど含まないために青以外の色を吸収し、青い光だけを反射させ、このように青く見えるのだそうです。

さてさて、自然の驚異に目を見張るペリト・モレノ氷河、見ているだけでも十分楽しめるのですが、なんと氷河に登れるという情報をキャッチ! この大自然からの挑戦状、受けて立ちます‼

というわけで、フェリーで氷河サイドに近づき、アイゼンを装着したら、いざ出陣。
登山素人でも参加できてしまうツアーというのがすごいですよね。ザクザク氷の上を歩くのはちょっと難しいけど、気持ちがいい!
一番の絶景ポイントが、氷の狭間に水が溜まってできた天然プールです。その青さと透明度といったら、半端ないっ!
ちなみに、私たちの様子は、遠巻きで見るとこんな感じ。
こんなシーン、映画か何かで見たことあったけど、実際に今自分がこれをしていると思うと、うれしくてついつい顔がにやけてしまいます(笑)。

最後は帰りのフェリーの中で、満足感に浸りながら天然の氷を使ったオン・ザロックで乾杯♪
こうした自然が生み出す奇跡の光景に身を置くと、自分がどれだけちっぽけかって感じますね。もし悩みがあったとしてもきっともうそんなのどうでもよくなってしまいます。

アルゼンチンのペリト・モレノ氷河、神秘的な青い氷の輝きに目を奪われること、間違いありません!


<プロフィール>
長谷川梨紗
ライター/ライター/プロデューサー。神奈川県出身。広告出版企業を退職後、2010年より夫婦で世界一周の旅へ。「COOL JAPAN Project~海外で受け入れられている日本の文化」「BOOM JAPAN Project~日本が受け入れられる海外の文化」をテーマに、世界40カ国を旅しながら情報発信。帰国後、無印良品のMUJIキャラバン隊として、47都道府県の各地に根ざしたヒト・モノ・コトを取材発信する日本一周の旅を完遂。現在は、株式会社くらしさを設立し、各地の魅力を発信している。

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