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謝罪のプロに聞いた! めんどくさい忘・新年会を断るセリフ

謝罪のプロに聞いた! めんどくさい忘・新年会を断るセリフ

これからの季節に増える忘年会や新年会。仲の良い友達と集まる会なら楽しいですが、職場の宴会は得意じゃない人も多いのでは? そんな時にうまく断れれば良いのですが、それもなかなか難しい。そこで、コミュニケーションの専門家で謝罪についても詳しい増沢隆太さんに宴会を断るときのコツを伺いました。

謝罪の専門家・増沢隆太さん
謝罪の専門家・増沢隆太さん

株式会社RMロンドンパートナーズ 代表取締役社長で人事コンサルタント。コミュニケーション、キャリアに関する講演やカウンセリングを大学や企業で行うかたわら、謝罪の専門家としてメディアに出演しています。著書は『謝罪の作法』(ディスカバー携書)、『戦略思考で鍛える「コミュ力」』(祥伝社新書)など。

■行きたくない飲み会。どうやって断る?

──そもそも、角を立てずに断ることってできるのでしょうか?

「うまい言葉で言い逃れる、言いくるめるのはとても難しいんです。口先がうまい人はそれができるかもしれませんが、そうではない人が『なんとか言い逃れよう』と思うのは無理ですね」

──なんと! それでは飲み会からは逃れられない!?

「いえ、そんなことはありませんよ。大切なのは“仕込み9割、その場1割”で、仕込みとなる土台作りが重要。日頃の会話などから、飲み会にポジティブではないことを周りに知っておいてもらうことがポイントなんです」

──具体的にどんな仕込みをしたらよいのでしょうか?

「相手が納得せざるをえないような、飲み会に行きづらい理由を言っておく、ということです。実家暮らしで同居であれば『親の介護が大変で』や『この間おばあちゃんが……』などと日頃から言っておくとよいでしょう。ただ単純に家事を理由にすると、『それ今日じゃないとダメ?』と思われてしまうので注意。

また、一人暮らしの場合は、“習い事”が使えます。ただ、『やってみて』と言われることもあるので、弓道などのように道具が必要で、その場で披露できないものを選ぶと良いでしょう。

病気を理由にするのも手です。特に婦人科系の病気であればハラスメントの問題もあるので、つっこまれにくいですよ」

──なるほど、でもそんな理由を持っていないのですが……。

「そこは嘘も方便ですよ。それが嘘か本当かは分からないですからね」

大事なのは、日頃から飲み会に行きづらい理由を話しておき、“飲みに行けない人”というキャラ作りをしておくことなんですね。話を聞かれても大丈夫なネタを選んでおくと良さそう。

■飲み会には行くけど……。飲み会中の困難はどう対処する?

飲み会には行ったものの、お酒を飲んだ人たちはデリカシーがなく、こちらが嫌な思いをすることも。そんな時の対処法もあると良いのだけど……。

──飲めないお酒や食べられないものを強要された時は、どうしたら良いでしょうか?

「お酒がそもそも飲めない人や、飲まないで通すつもりなら『アルコールのアレルギーなんです』と言っておくといいでしょう。これも日頃から仕込みをしておくと良いですよ。食べ物もアレルギーだと言ってしまえば大丈夫です」

──1次会は参加したけど、2次会は行きたくない。そんな時は?

「予約を事前にしている場合は、あらかじめ行けないと幹事に伝えておくと良いでしょう。また、そうでない場合でも幹事がきちんとしている人なら一声かけてあげたほうが良いですね。でも、飲み会がぐちゃぐちゃになっている時には、何も言わずに帰っちゃえば良いんです。酔っ払った上司に声をかけても覚えてないので大丈夫です。真面目な方はついつい言いたくなってしまうんですが、声をかけられると酔っ払いは引き留めたくなってしまうことが多いのです」

──後日『勝手に帰ったな』なんて言われても『え! ご挨拶しましたよ』と言っておけば良いですもんね。酔っ払った人って絡んでくることがありますが、そんな時はどう対処したら良いでしょうか?

「絡まれにくい空気を作っておけば大丈夫。例えば仲の良い同僚と話すなど。この時は楽しそうにしているとダメなので、あえて深刻な顔をしていると良いですよ」

──同じ気持ちの同僚と協力し合えば良いですね。最後に、断るのが苦手な人たちにアドバイスをお願いします。

「一度『行けません』と言ってしまうと次から言いやすくなります。また、声に出して練習しておくのも良いですね。これも仕込み9割です。また、自分の立ち位置を明確にしておくことも大事。飲み会を断るにしても『評判を損なうのが嫌』だと思ってあやふやな態度を取ってしまいがちですが、自分のことを嫌う人や評価しない人は必ずいるものたど開き直りましょう」


飲み会に行かないことを選択するなら、きっぱりその意思を伝えたほうが良いということ。グダグダと曖昧な態度を取るよりも、潔い方が好感度も下がらなそうですよね。

はじめは少し言いづらいですが、日頃の仕込みをしつつ、断る練習をして面倒な忘・新年会を乗り切りましょう!

(河島まりあ+どてらい堂)