親と観ても気まずさゼロ! 家族と一緒に笑って泣ける優等生ムービー

親と観ても気まずさゼロ! 家族と一緒に笑って泣ける優等生ムービー

たまには家族で団らんを♪
週末やちょっとした連休には、都会で忙しく働くアクティブ女子も実家で両親と暮らす箱入り女子も、“親と一緒にDVDを観る”という機会があるはず。でも、変に小難しい映画を選んでせっかくの団らんをうたた寝タイムにするのも、“自分にだけストライク”なチョイスでうっかり激しい濡れ場……なんてミステイクも避けなくては。ということで、自分も親も和やかに楽しめる優等生ムービーを紹介します。

■四人の父親と暮らす男子高校生の大冒険 「オー! ファーザー」(2014年)

最初にご紹介するのは、伊坂幸太郎原作の比較的新しい映画化作品。

主人公は、四人の父親と暮らす男子高校生。母親の四股の結果なんだけど、父親たちは全員納得して仲良く生活しているという、斬新な家族形態。生活大学教授、体育教師、元ホスト、ギャンブラーと毛色の違う父親たちが、きな臭い知事選、不登校の野球部員、盗難事件、心中……と息子が巻き込まれる事件に絶妙にコミットしていきます。ファーザーたちは、息子は窮地から救い出すことができるのか?

設定は奇抜ですが、すごく伊坂幸太郎らしい世界観なので心配ご無用。この世がすべて良いもので満たされているかような安心感に包まれながら、4人の父親と息子の冒険を見守ることができます。凄惨な殺人シーンも恋愛要素もないのにここまでハラハラドキドキさせてくれるのは、本当にすごい! 原作ファンもそうでない人も、ぜひ。

■大女優によるフレンチコメディ 「しあわせの雨傘」(2010年)

お次は、家族でおしゃれに楽しめる貴重なフランス映画。

優雅で退屈な毎日を送るブルジョワ主婦(カトリーヌ・ドヌーヴ)が、夫が病に倒れて一念発起。子どもや昔の恋人、工場の従業員たちの協力を得て、彼女ならではのやり方で雨傘工場を立て直していきます。

夫が秘書と不倫していたり、妻の過去にも少々やりすぎなアバンチュールがあったりと、フランスらしい皮肉が効いたこの映画。でも、全編コミカルな演出で、フランス映画特有のムーディな空気はまったくないので、家族でも安心して観られます。また、かつての美人女優カトリーヌ・ドヌーヴも、映画デートを楽しんできた親世代にとっては「あの人が!」的な懐かしさがあるはず。

もちろん、フランソワ・オゾン監督ならではの画や色使いは、私たち世代も「かわいい!」と夢中になって楽しめます。

■母娘で爆笑&号泣の青春ムービー 「サニー 永遠の仲間たち」(2011年)

最後にご紹介するのは韓国映画。つかみ合いの喧嘩(!)をしたり、おしゃれをしたり、高校時代をともに楽しんだ仲良し女子7人組が、25年ぶりに再会します。でもそれは、ガンで余命宣告された親友に会う、懐かしくも悲しいお別れのための再会。かつて高校生だった誰もが共感できる、青春ムービーです。

ハチャメチャな高校時代と現在を行き来しながら、青春の甘酸っぱさと今を生きる女たちの力強さを「これでもか!」と感じさせてくれます。“韓国”と聞くと「冬ソナ」などの“韓国ドラマ”を思い浮かべてしまう人は敬遠すると思いますが、“韓国映画”ってなると全然違うんですよ。みっともなくて、情けなくて、笑えて泣けちゃう、優秀なエンタメムービーがたくさん揃っています。これはその代表格。一度、先入観を捨てて観てみてください。

ご紹介した3本に限らず、コメディ路線の映画は家族向きですが、宮藤官九郎のギャグを親に説明するのも面倒だし、アメリカのコメディは下品だったり暴力的だったりするから要注意。

「主演俳優を親も知っている」「意見の分かれにくい勧善懲悪ストーリーである」「メインテーマが恋愛でない」という3つのポイントでセレクトすると、成功率高し。ちなみに、アラサー未婚の筆者には、「小さい子持ちの女が登場しない」ことも超重要。なぜって、親が「ウチの娘はどうして……?」って、すぐに感情移入するからね☆

<プロフィール>
大高志帆(おおたか・しほ)
フリーライター。1983年生まれ。岐阜県出身。女性誌やビジネス誌、広告、webなど幅広く活躍中。中学生のころ、好きになった新任教師の影響で映画にのめり込み、現在も映画鑑賞を趣味にし媒体にレビューの寄稿も行っている。

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