ギフトに添えたい! 思いが伝わるメッセージカードの書き方ポイントとは

ギフトに添えたい! 思いが伝わるメッセージカードの書き方ポイントとは

たった一言でも気持ちが大切!
誕生日、結婚、出産など、アラサー世代はギフトを贈る機会が意外に多いもの。でも、贈り物を選んで、ラッピングして渡すだけ? そこに1枚のメッセージカードを添えるだけで、相手はもっと喜んでくれるかも。

とはいえ普段メールやSNSを活用していると、文章を綴ることや手書きの文字に自信が持てず、なかなか緊張してしまいますよね。今回は一般社団法人手紙文化振興協会 認定講師の大場敦子さんに、初心者が知っておきたいメッセージカードの書き方ポイントを教えていただきました。

■相手の印象に残るのは、やっぱり手書きのメッセージ

──メールやSNSが主流の時代に、あえてメッセージカードを贈る良さはどこにあると思いますか?

「もらった人の印象に残りやすいところかなと思います。誕生日なら『誕生日おめでとう、素敵な1年を!』など、たった一言のカードでも価値があり、きっと相手は喜んでくれますよ。もちろんメールも相手を思って文面を作成するものですが、同じ一文でも手書きだと、ぐっと気持ちが伝わると思います。あとは、手で書き出すと感情が整理できて、こんなことを伝えたかったんだとか、自分の気持ちを発見するきっかけになります」

──どんなシーンでメッセージカードを書くと良いですか?

「改めて言うのは照れくさい言葉や気持ちを伝えたい時ですね。どの手段だから良い悪いではなくて、相手に何かを伝えるツールのひとつとして、電話、メール、SNSの他にも、手紙やメッセージカードという選択肢を持ってもらえるとうれしいです。この気持ちは、手書きの方が良いなと思った時に気軽に書いてみてください」

大場さんいわく、メッセージカードは、カード選び、筆記具のセレクト、文章の作成、文字レイアウトと、それぞれ4つのポイントを知っていると、ぐっと伝わりやすくなるそう。さっそく伝授してもらいましょう。

■その1) カードはお祝いごと、季節、相手の趣味などを考慮して

「まずは、文字スペースが広すぎない、イラストや絵柄があるカードを手に取ってみましょう。デザイン性があると、それだけでカードの印象が華やぎます。相手の趣味に合わせたセレクトや、旅先のポストカードなども特別感が演出できますよ」
パッと見た瞬間に意味がわかるカードや、季節を感じ取れるデザインの他、いつでも使えるクローバーなどハッピーモチーフが描かれているものをストックしておくと便利だそう。

■その2) ペンの色は、ブルーブラック

「文字色は、ブルーブラックがおすすめです。ブラックよりやわらかい印象になります。メーカーによって色味も書き味も違うので、お気に入りの1本を見つけるのも楽しみのひとつですよ。夏なら明るめのブルー、冬は暗めのブルーなど使い分ける、またはカードの色味とのバランスをみるのもポイント。秋冬なら、ボルドーやブラウンなどを使ってもニュアンスがでます。文字は美しさよりも、丁寧で読みやすい文字を書くことが重要。細すぎるペンは文字を小さく書いてしまいがちで、読みづらい場合があるので控えることも心づかいです。私は1.0mmの太字タイプの商品を愛用しています」
ファースト万年筆として挑戦しやすいパイロットのカクノ(上・本体価格1,000円)、なめらかな書き心地が特徴の三菱鉛筆のユニボール シグノ 太字 1.0mm ブルーブラック(下・本体価格150円)は、どちらも大場さんの愛用品。

■その3) 文字のバランスは、ひらがな:漢字=6:4

「漢字が多いと、読み手に固い印象を与えてしまいます。ひらがな:漢字=6:4を目安にすると良いでしょう。文章が思い浮かばない人は、文例があまりたくさん載り過ぎていない本を一冊持っていると良いですね。ネット検索よりも、『このフレーズが好きだな』『私ならこういう言い回しをするな』と言葉をイメージできると思います。

職場でちょっとしたお礼に、おやつ1回分程度のお菓子とコーヒーを詰め合わせて贈った時に『仕事の合い間に、ホっと一息ついてね』というメッセージを添えたら、とても喜ばれて、相手から『あのお菓子とコーヒーをリピートしたよ』と返事をもらったことがあります。メッセージカードを付けることで、新たなコミュニケーションや、次の行動のきっかけが生まれやすくなるのかな? と感じた出来事でした。

まずは、難しく考えすぎず、いつも相手に話しかけるような言葉選びをしてみましょう」

■その4) カードの余白を恐れない

「余白は美と覚えておきましょう。心理的に余白があると、ついつい埋めたくなるものですが、ごちゃごちゃしているカードはやはり読みづらいもの。それよりも、意識すべきなのは改行や句読点の位置です。きっちりしすぎる必要はないですが、文章の意味や文節で区切るようにバランスを調整しましょう」
大場さんに教えていただいた4つのポイントをふまえて筆者も、誕生日プレゼントに添えるカードを書いてみることに……! 今回は、文字スペースがあらかじめ区切られているデザインのカードを使いました。これならたった3行でシンプルながら、しっかり気持ちが伝えられそう!

■あえて郵送するサプライズも!

ポイントをおさえてメッセージカードを書いたら、あとは贈り物に添えるだけ。もし手紙ならば、たとえ手渡しできる距離にいても、あえて郵送してしまうのも有効だと、大場さん。

「最近はDMも減っていて、住所と自分の名前が入った郵便物を手にする機会ってあまりないと思うんです。ポストに入っている手紙やカードってけっこう感動するんですよね。ちょっとしたサプライズも感動をより大きくしてくれるかも(笑)」

同じ言葉や思いでも、より気持ちが伝わり、相手との距離が縮まる手書きのメッセージ。お祝いの贈り物はもちろん、ちょっとした物の貸し借りに、お礼や感想の一言メッセージを添えるところから始めてみてはいかが?

(関紋加/ノオト)

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