カボチャは主役じゃなかった?! ハロウィンにまつわる「食べ物」の話

カボチャは主役じゃなかった?! ハロウィンにまつわる「食べ物」の話

カボチャのランタンやおばけのモチーフが街を彩るハロウィン。近年、日本でもすっかり定着した一大イベントですが、ハロウィンってそもそも何の日かご存知ですか? 今回は、その起源やゆかりのある食べ物や料理のレシピなど、知っているとハロウィンがもっと楽しくなるお話をご紹介します。

 

ハロウィンって、いったい何の日?

かつてヨーロッパでは、夏は「生命」、冬は「死」を象徴するものとされていました。そのため、夏から冬への変わり目である10月から11月にかけて、ヨーロッパ各地で「夏に別れを告げ、冬を迎える」ためのさまざまな行事が行われてきたのです。

そのうちのひとつが11月1日の「万聖節」。ハロウィンという名称は、この前夜を表す「All Hallows' Eve」からきていると言われています。

 

伝統的なハロウィンの過ごし方って?

ハロウィンといえば「仮装」を連想する人も多いのではないでしょうか。思い思いの仮装をした子どもたちが、「トリック オアトリート!」と言って近所の家々をまわる……この風習はたった数十年前、現代になって定着したものなんです。

もともとヨーロッパのハロウィンでは、水に浮かべたリンゴを口だけで取り出す「アップルボビング」というゲームや、リンゴを使った占いをしていたのだそう。また、ハロウィンの故郷であるアイルランドでは、妖精に子供がさらわれないよう、押し麦を子供の髪に塗り込むなどの言い伝えもありました。

アップル・ボビングの様子

 

意外と新しい?カボチャのランタン

このように、ハロウィンには食べ物にまつわるエピソードがたくさんありますが、今やハロウィンの代名詞とも言える「カボチャ」が登場するのは、19世紀頃のアメリカなのです。

ヨーロッパと違い、新大陸のアメリカではポピュラーな野菜だったカボチャ。身が色鮮やかで、皮が硬く細工しやすいという理由から「カボチャで作るジャック・オー・ランタン」が新しい文化として広まり、その後、ヨーロッパにも波及していった……という歴史は、ちょっと意外な気がしますよね。

 

ハロウィンをもっと楽しむためのスイーツレシピ

楽しいハロウィンのひとときを、さらに盛り上げてくれる簡単レシピをご紹介します。ぜひお試しあれ!

 

アイルランドのスパイスケーキ「ティーブラック」

スパイスとほのかな紅茶の風味が効いた、素朴な味わいの「ティーブラック」は、アイルランドのハロウィンに欠かせないお菓子。このケーキの中に指輪やコインを入れて焼き上げ、パーティの最後に占いをするのが定番です。

ボウルにレーズンと砂糖、紅茶を注いで粗熱を取り、卵と粉類をむらなく混ぜて、パウンドケーキ型に流し込みます。180度のオーブンで焼き、蜂蜜を塗って冷ましたら、お好みでバターを塗って召し上がれ♪

●詳しいレシピはこちら
『ハロウィーンの伝統ケーキ *ティーブラック(バームブラック)』

 

身近な食べ物から知る、ヨーロッパの歴史

今回ご紹介したハロウィンにまつわるいろんなお話とレシピは、料理・食文化研究家である庭乃桃さんの「おいしく世界史」(柏書房)に掲載されています。ヨーロッパから伝わってきたオリーブオイルや、チーズにハーブなどの食材たち。それぞれのルーツを知ることで、その土地で生み出された“美味しさ”がより深く味わえる……そんな料理の楽しみを教えてくれる一冊です。

ふだん使っている食材も、背景に広がる世界を知ることで、より新鮮に感じられますよ。ヨーロッパの食文化を知りたい、もっとお料理を楽しみたい!という方にオススメです♪

※写真、テキストは『おいしく世界史』(柏書房、2017年9月刊)¥本体1,500(税別)より抜粋

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