相手の話をさえぎってない? 「話食い」は今すぐやめて!

相手の話をさえぎってない? 「話食い」は今すぐやめて!

会話はキャッチボール!
恋人とでも、友人とでも、誰しも気持ち良く会話を続けたいもの。しかし、あなたは相手の話をちゃんと最後まで聞けていますか?

話の結末を聞かずに口を挟んでしまったり、話題を自分のことにすり替えたり……。そんな「話食い」は、相手に不快な思いをさせてしまっているかもしれません。

今回はそんな話食い現象について、恋愛・夫婦仲専門コーチとして、夫を成功に導く妻=「あげガール」の研究と育成を行なう佐藤久恵さんにお話を伺いました。

■ずばり「話食い」とは

──話食いとは、具体的にどんなことを指しますか?

「字のまま、人の話をパクっと食べちゃう人のことですね。誰かの話を遮って『○○といえばさ~』と、自分の話を始めることを指します。女性は特に話好きな人が多いので、悪気があるなしに関わらず、やってしまいがちですね。『私を認めてほしい、褒めてほしい』という承認欲求も影響しています。

でも相手からすれば、自分のことばかり話す人は、子どもっぽく押しつけがましい人に見えてしまいます。結果、話し続けたくないと思われてしまうことも」

■原因は幼少期にあり!?

──話食い状態に陥ってしまう原因はどこにあるんでしょうか?

「原因の一つとしては、幼少期の体験が挙げられます。5~6歳の子どもは、自分の話を『聞いて! 聞いて!』となるもので、それは正常な発育段階なのですが、そのころに話を聞いてもらえなかったり、否定されたりすると、承認欲求が満たされないまま大人になってしまう場合があります。そうすると、大人になっても、自分の話を聞いてもらうために、過剰にアピールをしてしまうことになります」

──なるほど。そんな過去の思い出を払拭するにはどうしたら良いのでしょうか?

「過去の捉え直しが有効です。『自分の話を聞いてもらえなかった、受け入れてもらえなかった』と思っている方は、客観的にその時の状況を考え直してみましょう。例えば、『あの時のお母さんは、本当は話を聞きたかったけれど、余裕がなくてちゃんと反応できなかったのかも』とか、冷静に考えてみれば、本心では自分のことを承認してくれていたことに気付けると思います」

──自分が話食いをしていないかどうか気になるのですが、どうしたら判断できますか?

「1つの話題につき、1往復の会話で終わっていたら、話食いをしている可能性がありますね。会話はキャッチボールなので、自分の言葉を受けて、相手がボールを返してくれているかどうかを確認しましょう。また、気さくに話せる友人がいたら、率直に『私、話食いしてない?』と聞いてみると良いと思います!」

■気持ちよく会話を続けるために

──恋人や気になる人などといると、「お互いのことを理解し合いたい、もっと話がしたい」と思ってしまうものですよね。そんな時には、どう気を付けて会話をしたら良いのでしょう?

「『自己顕示』と『自己開示』という言葉があります。自己顕示は相手から認めてほしくて話をすることで、まさに話食いの状態です。一方、自己開示というのは認めてほしいという下心がなく自分に関する情報を相手に伝達するだけのことです。例えば『私、○○出身なんです』というと、たいてい『私は××出身ですよ』と返ってきますよね。これは『自己開示の返報性』といって、自分の情報を伝達すると相手からも同程度の情報が返ってくることが多いのです。そうしてお互いのことを知っていくと、信頼が深まるのです。見返りを求めず純粋に相手のことを知りたいという気持ちで、自分から先に自己開示するのがオススメです」

──好意を持っている人と気持ちよく会話を続けるためのコツは何ですか?

「人と会う前に、何を話すか事前に準備していくと良いですよ。例えば相手のSNSをチェックしておいて、『この前○○に行っていたの素敵でしたね! どうでしたか?』という風に、内容について感想や質問などを考えてから行くんです。あとは、最近自分が楽しかったことを持ちかけ、相手の最近楽しかったことを聞き出すというのもアリですね。また、『友人とケンカしてしまって……。○○さんならどうしますか?』なんて相談するのも一つ。男性は頼られたい人が多いので、きっと相談に乗ってくれますよ。

また、できれば前日の夜などに、理想的な会話の流れを詳細にイメージトレーニングしていくと、なお良しです! 待ち合わせの一声から、移動中の世間話、ランチ時の会話など。カラー動画で脳内にイメージできれば自然に行動できるようになりますよ」

──妄想力が鍛えられますね(笑)! でも、そこまでしてもいざ会ってみると、緊張で会話を失敗してしまうのではと不安です。会話の時に、これだけは外さなければOKというお守り的な仕草はありませんか?

「緊張してしまう気持ちもわかります。実は、どんなテクニックよりも笑顔でいることが一番なんです。笑って相づちを打ってくれる相手に悪い印象を抱く人はいません。そして、聴き上手になること。話食いが心配な方は、話す2割、聴く8割くらいの感覚でいると、ほどよい聴き上手になれると思います。『笑顔で聴く』、ポイントはたったこれだけ。自信を持ってくださいね!」

にっこり笑顔で聴き上手になれば、話食いの状態を回避できて、相手からも好印象になれちゃうとのことでした。ちょっとした配慮で始められる会話術、今日から意識して始めてみましょう。

(田中いつき+ノオト)

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