幸せを感じるのはなんで? 「ハグ」にはすごい効果があった!

幸せを感じるのはなんで? 「ハグ」にはすごい効果があった!

脳の専門家に聞いた!
恋人や親しい人とハグをするだけで幸せな気分になれる……そんな経験や想いをしたことのある方は多いと思います。これって実は、ハグをすることで分泌される愛情ホルモンに関係があるそう。

愛情ホルモンとは一体なんなのか? どういうメカニズムなのか? 今回は東邦大学医学部名誉教授で、脳生理学者の有田秀穂先生にお話を伺いました。

■愛情ホルモンのメカニズム

──愛情ホルモンとは一体どういうものなのでしょうか?

「『愛情ホルモン』とはハグをすることで分泌されるオキシトシンという物質の俗称です。これは人の絆を育む脳内の物質で、ストレス中枢を鎮める働きがあることが、最近の脳科学で証明されています」

──愛情ホルモンが分泌されると脳にはどのような効果があるのでしょうか?

「オキシトシンが分泌されると、『愛情』という心の状態が体験されます。男女の愛、母性愛、家族愛、ペットに対する愛などです」

他にもハグすることで、脳からは安心感をもたらすセロトニンや多幸感を得られるドーパミンという物質が分泌されるそう。愛情ホルモンをはじめとするこれらの効果で、人はハグをすると幸せを感じたり、リラックスした気持ちになれたりするみたいです。

■効果的なハグの方法は?

──誰とハグをしても愛情ホルモンは分泌されるのでしょうか?

「もちろん嫌いな人とハグをすれば、不快感しか残りません。ハグする相手は恋人に限らず、友人や家族など誰でも構いませんが、大切なことは、自分が心地良いと感じられる相手かどうか、です」

──効果的なハグのやり方はあるのでしょうか?

「心地良ければ、ハグの種類は関係ありません。正面からハグをする場合も、後ろからハグする場合も、愛情ホルモンは分泌されますよ。愛情ホルモンをたくさん分泌させるためには、時間をかけてゆっくりとハグすることも効果的です。時間が長ければ長いほど、それだけオキシトシンの分泌が増えると考えて良いでしょう」
幸せなハグと言うと、どうしても恋人同士のシチュエーションを思い浮かべがち。でも恋人に限らず、心を許せる相手とのハグであれば、同じように愛情ホルモンが分泌されて幸せな気持ちになれるんですね。

■ハッピーに日々を過ごすために

──最後に、ストレス社会に生きる20代女性に向けて、アドバイスをお願いします。

「人間は心地良く触れ合うことで愛情を感じ、ハッピーになるようにできています。断捨離がブームの現在、『何か欲しい物を手に入れてハッピーになる』という発想から、『心地良いスキンシップからハッピーになる』という考え方に、切り替えてみてはいかがでしょうか」


脳科学的にも証明されているハグの効果。これからはほんの少しだけ意識的に、誰かとハグしてみませんか? もしかしたら、いつもよりほんのちょっぴり、幸せな気分になれるかもしれませんよ。

(伊東ししゃも+ノオト)

関連記事