夏になると患者急増!? カンジダ膣炎について詳しく教えて!

夏になると患者急増!? カンジダ膣炎について詳しく教えて!

カンジダは性病じゃありません!
間もなく夏本番! 気持ちが開放的になりやすい季節ですが、女性には気を付けないといけない病気があることを知っていますか? それは「カンジダ膣炎」。

実はこの病気、夏になると患者が増えるみたい。そこで、カンジダ膣炎について、なおえビューティークリニック院長・喜田直江先生にお話を聞いてみました。

■カンジダ膣炎ってどんな病気?

──「カンジダ」という言葉はなんとなく聞いたことがあるのですが、なんの名称ですか?

「カンジダはカビ(真菌)の一種です。感染する部位はさまざまで、口腔内の粘膜に、白い苔のようなものや、赤いびらんができるのであれば『口腔カンジダ症』、わきの下・手や足の指の間・内股など通気の悪い部位に紅斑や小さい膿疱ができるのであれば『カンジダ性皮膚炎』、女性のデリケートゾーンに痒みやおりものの増加があるなら『カンジダ性膣炎』などがあります」

──カンジダ膣炎の具体的な症状例を教えてください。
「陰部が赤くなり、個人差はありますが痒みを感じます。ヨーグルト状、またはカッテージチーズ状の白いおりものがでることが特徴です。排尿時には痛みを感じることもあります 」

──カンジダ膣炎になってしまう主な原因・要因を教えてください。

「ストレスや抗生物質の使用、ホルモンバランスの乱れ、免疫力の低下などにより、膣内の善玉菌の活動が弱まり、自浄作用が低下することで発症します。性感染症と勘違いされやすいですが、性交渉の有無に関係なく誰にでも発症する可能性があります」

■カンジダ膣炎になってしまったら……

──カンジダ膣炎と診断された場合、どんな治療をしますか?

「膣錠や塗り薬による治療を行います。症状や個人差によって多少の違いはありますが、治療期間は1~2週間が目安です」

──カンジダ膣炎は再発しやすいと聞いたのですが、本当ですか?

「カンジダ膣炎は、ストレスやホルモンバランスの崩れなど、普段の生活習慣によって引き起こされることがほとんどです。治っても、生活習慣が変わらなければ、高い確率で繰り返してしまいます。規則正しい生活を心がけることをはじめ、生活習慣の改善が再発防止へと繋がります」

──夏になるとカンジダ膣炎の患者が増えるのは本当ですか? 予防策があれば教えてください。

「夏に患者さんが増えるのはデリケートゾーンのムレが発生しやすいからです。ムレは、雑菌を増やす原因の一つ。アンダーヘアがあるとムレの原因になるので、定期的に処理を行ってください。

下着や衣類は、できるだけ通気性の良い素材を選びましょう。汗をかいた後は、ウェットティッシュなどでケアするなど、ちょっとした心がけが必要です。

デリケートゾーンのお手入れですが、専用ソープを使い、細かい部分まで毎日丁寧に洗ってください。ただし、膣の中は善玉菌による自浄作用があるので、基本的には洗ってはいけません。必要以上に洗うことでかえって性感染症や膣炎などの原因となってしまう菌を増やしてしまう可能性があります」

──ALICEY読者にアドバイスをください。

「カンジダ膣炎は決して怖い病気ではありませんが、きちんと治療しないと悪化したり、発症を繰り返したりします。カンジダ膣炎にならないように生活習慣を整えること、そしてなってしまった場合は早めに治療することが大切です」

デリケートゾーンの病気は、なかなか人に相談しづらいもの。でも、恥ずかしいからと言って放置してしまうのが一番危険です。思い当たる症状があれば、早めに受診することをオススメします!

(やまかわきよえ+ノオト)

関連記事