日焼け止めはジェル? スプレー? タイプ別特徴と選び方

日焼け止めはジェル? スプレー? タイプ別特徴と選び方

”使い分け“がポイント!
年間を通して紫外線が最も強いと言われる初夏は、日焼け止めが必須なシーズン。ドラッグストアにはさまざまなテクスチャーの日焼け止めが並んでいますが、それぞれ特徴があるみたい。

コスメコンシェルジュの古賀令奈さんに、日焼け止めの選び方についてアドバイスをいただきましたよ。

■紫外線を防ぐ日焼け止めのメカニズムとは?

──日焼け止めにはどのような成分が含まれているのでしょうか?

「日焼け止めの成分は大きく分けて、『紫外線散乱剤』と『紫外線吸収剤』の2種類。一般的に肌への負担が低いとされているのが紫外線散乱剤です。紫外線を反射させることで肌への影響を緩和します。そのほとんどが天然成分なので、肌がデリケートな方にオススメです。白浮きしやすいのですが、最近では粒子をナノ化させ、白くなりにくい商品も多く販売されています。

一方、紫外線吸収剤は、肌の表面で紫外線を吸収して肌への影響を防ぐ成分です。t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンなどの化学物質が、紫外線エネルギーを熱など別のエネルギーに変えて放出します。なめらかで塗り心地に優れ、白浮きしにくいですが、人によっては肌に負担を感じることがあります」

──パッケージに書かれているSPFとPAの意味を教えてください。

「『SPF』はSun Protection Factorの略で、UV-Bの防止効果を表す数値。肌が赤くなり炎症を起こす『サンバーン』という日焼けをするまでの時間を何倍に延ばせるかを示しています。例えば、20分で肌が赤くなる方がSPF24の日焼け止めを使った場合、20分×SPF 24=480分、つまり8時間程度肌の炎症を防ぐことができるという目安になります。ただし、これはあくまで防御力を示す数値であり、効果の持続時間を示すものではありません。そのため、どんな日焼け止めも2〜3時間ごとにこまめに塗り直すのが好ましいです。

また『PA』はProtection Grade of UV-Aの略で、UV-Aの防御指数を表しています。UV-A は肌を黒くしたり、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンを破壊したりして、シワやたるみなどを引き起こす光老化の原因。PAの効果の度合いはPA+、PA++、PA+++、PA++++の4段階で表記されていて、+が増えるほど防御力が強まります」

■肌質やシーンに合わせて使い分けよう

いろいろな成分を組み合わせ、紫外線から肌を守ってくれる日焼け止め。では、多種多彩なラインナップの中からどのように選べば良いのでしょうか? ベストな日焼け止めを選ぶためにチェックすべきポイントを伺いました。

【クリーム】

保湿力が高く、化粧下地として使えるものが多いタイプ。耐水性が高く、ウォータープルーフタイプも多く展開している。乾燥肌の人にもオススメ。

【ミルク(乳液)】

クリームよりも柔らかく、肌の上で伸ばしやすいテクスチャー。クリームと比べると多少落ちやすい性質があるものの、顔・全身用とも使える商品が充実している。乾燥肌でベタつきも気になる人にぴったり。

【ジェル】

みずみずしい使い心地で使用感に優れており、全身にも手軽に塗り伸ばせる。オイリー肌の人にうれしい、さっぱりとした感触が特徴。ただし落ちやすいため、こまめな塗り直しは必要。また、刺激が強い成分が含まれている商品も少なくないので敏感肌の人は配合成分をよくチェックして。

【ローション】

化粧水のような感覚で使えるライトな日焼け止め。紫外線カット成分を多く配合できないので、SPF・PA値は低めなものが多く、落ちやすい。アウトドアやレジャーシーンよりも日常使いに適している。

【パウダー】

外出先でのメイク直しにも使いやすいアイテム。肌を休めたい人、敏感肌の人も使いやすい。使い勝手は良いが落ちやすいので、塗り直しはこまめに行いましょう。

【スプレー】

顔や全身だけでなく髪にも使える商品が多いタイプ。メイクの上から使えるので、外出先での塗り直しにも活躍する。ただし塗りムラができやすいので、噴射後にやさしく塗り伸ばすのがポイント。また、周囲に迷惑がかからないように使用場所には配慮して。

【スティック】

アウトドアシーンにオススメな耐水性の高い日焼け止め。テクスチャーが固く、やや伸びが重いので、鼻や頬など日焼けしやすい部位のポイント使いに適している。

【シート】

不織布に主に乳液タイプを浸した携帯しやすいアイテム。場所を問わず手軽に使えるので、バッグに入れておくと重宝する。持続時間が短いものが多いので、塗り直し用に。

さまざまな商品が展開されている日焼け止め。肌質や使用感、用途などによって使い分け、快適にUVケアしちゃいましょう!

(五十嵐綾子+ノオト)

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