メディア個別 上白糖よりカロリー低め? 栄養素も豊富な黒蜜の秘密 | アリシー

アリシー

自分をスキになるって、意外とカンタン。
新緑からパワーをもらう。
上白糖よりカロリー低め? 栄養素も豊富な黒蜜の秘密

上白糖よりカロリー低め? 栄養素も豊富な黒蜜の秘密

アイスクリームやあんみつなどのデザートによく使われる黒蜜。きなこなどとも相性よく、幅広く摂り入れられていますね。黒砂糖を原料とした、嫌味のない甘さが魅力的な黒蜜。今回は、白砂糖と黒砂糖の違いや、黒蜜の栄養や効果的な摂り方などをご紹介いたします。

■黒蜜の原料、黒砂糖について知ろう

黒蜜の原料は黒砂糖ですが、これは、白砂糖、いわゆる上白糖と同じくサトウキビからとられるカンショという糖を主成分としています。最初にサトウキビから「原料糖」となる絞り汁をとって、不純物がなくなるまでろ過を繰り返します。その後、不純物を取り除いたものを煮詰めていくと、徐々に結晶になっていくのです。

結晶化したものは糖蜜といって蜜と結晶が混ざり合った状態です。これを遠心分離器にかけて糖と結晶を分離。最後に結晶だけ取り出し乾燥させると上白糖になります。一方、糖と蜜を分離させずに煮詰めて固めたものが黒砂糖です。最後に黒砂糖を水で溶かし、また煮詰めると黒蜜になるのです。

■上白糖よりも栄養豊富? 黒砂糖と黒蜜の栄養素は

黒砂糖は、蜜と結晶を分離させないので上白糖で出て行った栄養素が残った状態になり、栄養素の違いが、黒砂糖の独特なコクを生みだしています。

文部科学省が発行している日本食品標準成分表によれば、上白糖に比べて黒砂糖はナトリウムやカリウム、カルシウムなどのミネラル分が豊富です。特に、100gあたりのカリウムは、1100mgで、上白糖の2mgとの差は圧倒的。また、ナトリウムは上白糖の1mgに対して27mg、カルシウムが上白糖の1mgに対して240mgと、上白糖に分離するにあたり、取り出した蜜には相当なミネラルが残っていたと言えます。

また、カロリーは上白糖が384kcalですが、黒砂糖は354kcalと、わずかに少ないのも特徴的です。

さて、肝心の黒蜜ですが、こちらは水で溶かしている分、100gあたりのミネラルは、ナトリウムが15g、カリウムが620g、カルシウムが140gと、黒砂糖だった頃と比べて半分ほどに少なくなっています。しかし、カロリーも同様に低くなっており、199kcalと、上白糖や黒砂糖よりもヘルシーな印象を受けます。

また、ごくわずかではありますが、ビタミンB1やB2、ナイアシンや葉酸なども含まれており、これも上白糖には全く入っていません。

■黒蜜で、身体にミネラルを摂り入れよう

先述した通り、黒蜜がもつ栄養素の特徴は、ナトリウムやカリウム、カルシウムといったミネラルが豊富であることです。

特に、黒蜜のなかでも一番多く含まれているカリウムは、ナトリウムとともに正常な血圧を維持したり、細胞を健康に保ったりする役割を持っていると言われています。

また、不足しがちなカルシウムを摂れることも嬉しいところ。ご存知の通り、カルシウムは骨や歯を作るのに欠かせない栄養素ですが、他にもホルモン分泌やイライラなどの精神状態を安定させるとも言われています。

■黒蜜は、どのように摂り入れるのがいい?

このように、上白糖と比べてもカロリーが低く、栄養素も多く含んでいる黒蜜ですが、そうは言っても砂糖が原料なので、過剰な摂取はあまり良いとは言えないでしょう。また、普段使う砂糖を上白糖から黒砂糖に変えるのならいざしらず、黒蜜として摂り入れるには少し工夫が必要です。

白玉団子やアイスクリームにかけるなどは定番の食べ方ですが、カロリーが気になるならば、固めた寒天にかけて葛切りみたいにして食べたり、ところてんにかけたりすると良いでしょう。


蜜を取り除き、栄養素がほとんどなくなってしまった上白糖に対して、栄養素が多く残っている黒砂糖を原料とした黒蜜。カロリーが低くてミネラルが豊富なら、こちらを摂り入れていきたいもの。デザートにかけるなどして、日々の生活で適度な量を少しずつ摂り入れてみると続けられるかもしれませんね。

(岡野とらこ+どてらい堂)