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寒暖差がツライ… 「春バテ」を克服するためのポイントとは

寒暖差がツライ… 「春バテ」を克服するためのポイントとは

季節の変わり目、なんだか毎日だるかったり、気分が落ち込んだり……。それってもしかしたら「春バテ」かもしれません。

なかなか聞き慣れない「春バテ」という言葉。今回、池袋大谷クリニック院長 大谷義夫先生に、専門医からの観点でアドバイスをいただきました。

<大谷義夫先生のプロフィール>
群馬大学医学部卒業。東京医科歯科大学呼吸器内科兼任睡眠制御学講座准教授、ミシガン大学留学などを経て、2009年池袋大谷クリニック開院。医学博士。日本内科学会総合内科専門医、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本アレルギー学会専門医・指導医。

■春バテとは?

──まず、春バテとはどのような症状のことを指すのでしょうか。

「春に感じる身体的、精神的な不調を指す言葉で、昼間の眠気、倦怠感、肩こり、うつ、気分の落ち込み、イライラなどの症状が生じます」

──春バテに陥ってしまう原因を教えてください。

「季節の変わり目なので、寒暖差も大きい時期。そんな春の寒暖差や、新生活へのストレスなどが原因となります」

──特にかかりやすいのはこんな人、という特徴はありますか?

「転職や異動、新生活で環境の変わった方や、真面目で一生懸命がんばる方などは、ストレスを感じやすいため、春バテにも陥りやすいと言えます」

──女性のほうがかかりやすい、といったことはありますか?

「春バテは医学用語ではありませんので、医学論文はありません。そのため正確なデータはありません。しかし、たとえば冷え性や寒暖差アレルギーの鼻炎は女性に多いですし、筋肉の少ない女性は体温調節が苦手とも考えられるので、寒暖差による春バテは、女性のほうが気をつけたほうが良いかもしれません」

──女性に共通している症状などはありますか?

「眠気や倦怠感、ストレスによる心身の不調などは、男女問わず生じます。しかし、寒暖差から来る冷えなどの身体的な症状は、女性のほうが多いのではないでしょうか。また、心身の不調が生じれば、生理不順などの女性ならではの身体の不調も起こり得ます」

■花粉症と春バテは関係がある!?

──春の花粉症に悩む女性も多いですよね。春バテと花粉症にも関連性のようなものがあるのでしょうか。

「花粉症は日本人の3人に1人、東京都の有病率は50%近くまで高くなっております。

3月から4月上旬はスギ花粉、4月上旬から5月中旬はヒノキ花粉が飛散します。ちょうど春バテが生じる原因となる、寒暖差や新生活開始の時期と合致してしまうんですよね。

花粉症は、鼻汁、鼻閉塞、目のかゆみ、咽頭痛、咳や皮膚炎が主な症状ですが、春バテの症状である昼間の眠気、倦怠感、肩こり、うつ、気分の落ち込み、イライラも生じます。それだけでなく、抗アレルギー薬の副作用で眠気が生じることも。また、くしゃみや咳のせいで姿勢が悪くなり、肩こりも生じやすくなります。

タイミングとして、春バテと花粉症のダブルパンチになってしまう人もいるかもしれません」

■がんばりすぎないことが大切

──春バテの克服方法を教えてください。

「まずは寒暖差をなくすこと。外出時の服装には特に注意してください。血流を改善するようなカカオポリフェノール入りのココアや高カカオのチョコレートも良いと思います。また、当たり前のことかもしれませんが、友だちとおしゃべりして、ストレスをなるべく発散していただきたいです。

自律神経を整えるためには、深い睡眠も重要です。寝る1時間前に39度程度のお風呂に入って深部体温(身体の内部の温度)を高め、入浴後ストレッチでリラックス。そのあと布団に入ると、ゆっくりと深部体温が下がっていくので、深い睡眠に入りやすいですよ」

──最後に、気持ちや体調の変化に悩む若い女性に対して、アドバイスをお願いします。

「がんばりすぎないで、休むこと。『言語化』といって、悩みを家族や友だちに話すことで、ストレスマネージメントにもなり得ます。

それから運動も良いですよ。ヨガでもストレッチでもお好きなもので結構です。私は疲れていても、週に2~3日は運動しております。以前はプールやヨガに行っていましたが、最近は暗闇ボクシングにハマっています。楽しみながらストレス発散できるので、女性にもおすすめですよ」


世間では爽やかな季節を歓迎するムードがある一方で、心身の不調が生じやすい春。気持ちや身体に少しでも不調を感じて「もしかして春バテかも?」と思ったら、専門医に相談してみたり、日々の生活を見直してみてくださいね。きっと、ラクになるはずですよ。

画像提供/池袋大谷クリニック

(伊東ししゃも+アリシー編集部)