神社検定3級が教える。ざっくり古事記1〜肉食女子婚は失敗する〜

神社検定3級が教える。ざっくり古事記1〜肉食女子婚は失敗する〜

【コヤナギの切り身vol.2】
「神社検定3級」という謎で微妙な肩書きを持つコヤナギユウだよ!

2級の試験には2年連続で落ちてしまった上に、有名な神社もそんなに知らないという、マニアと呼ぶにはおよばないわたしだけど、神社の“元ネタ”である「古事記」はおもしろいなって思うんだ。

神社が好きな人には基本すぎるけれど、知らない人にはおもしろい(と思う)、神社がもっと楽しくなる古事記のお話を書いてみるよ。まずは国を生んだカップルについて!
古事記は日本の成り立ちが書いてある神話で、一番最初は姿を現さない神様が何人か現れては消えたりする。その次には人の形をした神様がポコポコ出てきて、一番最後に生まれた男女の神様「イザナギ」と「イザナミ」はふわふわの地球に島を作ることに。何度か失敗するも「おのころ島」をリリース!

自分たちで作った新居(島)でいよいよ結婚、という時に積極的なイザナミは「あら、いいオトコ」とイザナギをリード。イザナギは内心「肉食女子ってどーなの?」と思いつつ子ども(スケールがデカいので子ども=国土のこと!)を作るも、どれもこれも小さな頼りない島ばかり。

天界の先輩に相談しに行くと「イザナギから口説いて、結婚をやりなおせ」と。

改めてイザナギから「ああ、なんていい女なんだ」とリードして、その後の国生みは順調に。淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、そして本州をぽぽーんと出産! その後は風や水、山や川、海、炎などの神様を次々に生んで、結婚は成功。

ここで考えさせられるのは、積極的なイザナミの行いがNGだったという史実……。思うに、イザナミはハツラツとして計算高さも表裏もない、善良な女子だったと思うの。だけど、男女間においてはそれだけじゃダメなんだな、なんて思わされたよ。

イザナギ&イザナミは日本を作った神様だから、いろいろな神社でまつられているよ。有名なところでは兵庫県の伊弉諾神宮らしい(行ったことないけど)。

実は、最後には離ればなれになってしまう二人。だけど、国を生んだ最古のカップルとして国家安泰(規模デカい)や、子孫繁栄を願う人が多いみたいだよ。

わたし、なんかイザナミのことが好きなんだよね。こう、好奇心が裏目に出て空回りしちゃうところとかさ、他人ごと(神様だけど)と思えないんだよね。
<プロフィール>
コヤナギユウ
デザイナー/イラストレーター/エディター。(株)yours-store代表取締役。東京ナイロンガールズ編集長。1977年生まれ。新潟県出身。好奇心旺盛で天真爛漫な性格から、旅先の風景や出会った人の見せる素が魅力的な写真に、言葉やイラストを載せた絵日記風のブログが大人気。

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