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同じ仕事を続けられる? 育休復帰後のキャリアに悩む営業職(32歳)
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同じ仕事を続けられる? 育休復帰後のキャリアに悩む営業職(32歳)

30歳を目前に、女性はこれからの人生について色々と悩むもの。キャリアコンサルタントでもある筆者・加藤晶子が、仕事もプライベートも一緒に考えます! 今回のご相談者は、製薬メーカーで営業職を7年ほど続けられてきた方。今は育休中で、復帰後のキャリアについて悩んでいます。

■今回のご相談者はこの方

品川さん(32歳)
製薬メーカーの営業職。二度転職して同じ業界・職種の仕事に就いている。現在、第一子を出産して育休中。来年復帰予定だが、営業職でこのまま続けられるのかどうか不安を抱えている。

■育休明けも、同じ仕事を続けられる?

筆者:品川さんは、復職後に営業職をそのまま続けられるかどうか心配されているんですよね。

品川さん:そうなんです。病院を回る営業なので、どうしても病院の診療が終わった後にアポイントが入ることも多くて。家に帰ってくるのが、9時とか10時になる日も普通にあります。

筆者:お子さんがいるからといって、毎日早く帰るというのは難しいのでしょうか。

品川さん:週に1、2回早く帰るとか、事前にアポイントの予定を夕方に入れないということはできるのですが、毎日5時や6時に切り上げて保育園のお迎えに行くというのは結構難しいと思います。

筆者:先輩で育児しながら営業をしている方はいらっしゃいますか?

品川さん:1人だけ時短で働かれている方がいらっしゃいます。ただ、時短ですと1日に訪問できる件数も限られるため、その中で成果を出すのはなかなか難しいということを聞いています。

筆者:では、やはり社内で他の部署への異動させてもらうのが一番良いですね。

品川さん:そうですね。ただ、会社が小さいので他の部署に行くという可能性も低くて悩んでしまいます。可能性を広げるという意味で、今のうちになにかやっておいた方が良いことはありますか?

筆者:ITスキルを持った人材はどこの企業も少ないので、営業先を管理しているデータの分析を学んでおくと、マーケティングなどへの部署異動の可能性は高まります。

品川さん:なるほど。復帰前の面談でも、育休中にパソコンスキルや英語力を上げたということや、機会があれば本社の内勤を希望したい旨をアピールしていくのは、1つの手ですね。

■違う職種や業界での転職はできる?

品川さん:復帰をしてみて続けていくのが難しいと感じた場合に、転職をするケースもありますよね。その場合、子どもが1、2歳で転職活動することになるのですが、私は時短で転職したという話を聞いたことがないので、フルタイムじゃないと基本難しいのかなと思っています。

筆者:最近では企業も女性の活用を進めていて、柔軟な求人も増えていますよ。たとえば、時短でなくとも、残業なしの求人などもありますので、今のうちにたくさん求人を見ておくといいですね。

品川さん:そうなんですね! それはよかったです。ただ、未経験の業界や職種に転職するのは難しそう……。

筆者:異業界・異職種への転職は、日本の場合は比較的しやすいと思います。業界のスペシャリストを募集している場合でなければ、経験した職種の内容が活かせる仕事には意外と応用がきくものです。

営業の経験をスライドして、個人の接客もできますし、営業的な事務もいけますし、マーケティングなどの管理部門にキャリアチェンジする道もあります。自分のやってきたことが、どんな職種に適応できるのかということを考えてみると可能性が広がりますね。

品川さん:そういう観点だと可能性はありますね。勇気が湧いてきました!

筆者:ぜひ、ワクワクしながらやってみてください。

品川さん:子どもを産んでから働き方を見直さないといけない中で、自分の経験してきたキャリアを活かせる仕事は少ないのではないかとネガティブになっていました。でも、営業職から派生できる職種で他の業界も見ていくと、いけるかもしれないと前向きな気持ちになれてとってもよかったです。今後は育休中にできるスキルアップをいろいろやっていこうと思いました。


育休復職後のキャリアは、女性は必ずと言っていいほど悩むものです。初めて経験する仕事と育児の両立に、自分のペースがつかめないことも多いので、基本は慣れている現在の会社に勤め続ける方がストレスも少なくすむでしょう。

それでも転職を考える際には、選択肢を増やすために、育休中に自身のキャリアの棚卸しや求人検索などを念入りに進めておくことをおすすめします。

(加藤晶子+アリシー編集部)