メディア個別 流行型以外はワクチン効果なし!? 2018〜19年インフルエンザ対策 | アリシー

アリシー

自分をスキになるって、意外とカンタン。
忘れられないキス。
流行型以外はワクチン効果なし!? 2018〜19年インフルエンザ対策

流行型以外はワクチン効果なし!? 2018〜19年インフルエンザ対策

寒くなると猛威をふるうインフルエンザ。毎年騒がれているけれど、予防法などの情報が氾濫していて、結局何をすれば良いのかわからなくなることも。インフルエンザの基本をはじめ、ワクチンの効果や身の周りで気を付けたい対策などを、西新宿きさらぎクリニックの石川尚之先生に聞きました。

■薬で良くなるけど、風邪より症状がキツい!

──そもそも、インフルエンザとはどのような病気なのですか?

「インフルエンザウイルスを病原とする、気道感染症です。空中のウイルスが鼻や口から侵入することで感染します。

感染後、1~3日ほどの潜伏期間を経て、発熱や頭痛、全身の倦怠感、筋肉痛や関節痛などが突然現れ、咳や鼻水などの症状もこれに続きます。特に38度以上の高熱となる場合が多い点や、いわゆる『風邪』と比べて全身症状が強い点が特徴です」

──感染してしまったら、どのような治し方がありますか?

「治療薬は内服薬、吸入薬、点滴の3種類です。どの薬を用いるかは、患者さんの症状に合わせて、医師が判断して選んでいます」

■流行型予測が外れたらワクチン効果はあるの?

──インフルエンザ予防にワクチンが効果的なのは多くの人が知るところですが、その年のワクチンの型はあくまで予測なのでしょうか?

「予測ではあります。この予測は、厚生労働省が国立感染症研究所に依頼して国内ウイルスの分析・解析をした結果や、世界保健機関からのワクチンに関する議論・評価などを踏まえて検討の上、決定されるものです。2018~2019年にかけてはA型2種類、B型2種類が流行るとされています。とはいえ、予測なので外れることもあるのです」

──予測が外れたら、接種したワクチンとは違う型が流行るわけですよね。その場合は感染してしまうのでしょうか?

「インフルエンザワクチンの効果は人によって異なりますが、ワクチンと異なる型のウイルスが流行すると、予防効果は低下します。しかし、重症化や死亡を防ぐ点では効果があるとされ、まったく効果を発揮しないわけではありません。なお、ワクチンと似た型が流行すれば約70~90%の予防効果が期待できます」

──ちなみに、ワクチン接種が1回で済む人と、数回に分ける人がいますが、どのような違いがありますか?

「厚生労働省では、13歳以上の方は1回接種を原則としています。健康な成人などを対象にした研究によると、インフルエンザワクチン0.5mlを1回接種した際、2回接種と同じくらいの効果が得られたという報告があるためです。若い女性なら1回で良いでしょう。

2回受けた方が良いとされるのは、免疫の弱い小さなお子さんです。2回の予防接種で予防効果が飛躍的に上がるといわれています」

■外では使い捨てマスクで対策。室内は空気の入れ替えを!

──予防のためには、日常生活でどんな点に気を付ければ良いですか?

「まず、流行期には人混みを避けることです。どうしても人の多い場所に行かなければならないのなら、マスクを着用してください。針金部分をしっかり鼻に密着させ、顎の下までプリーツを広げて使いましょう。

ガーゼマスクですと、インフルエンザウイルスを防ぐのにフィルター性能が十分ではないため、マスクは使い捨ての不織布タイプがおすすめです。

1日着けていたマスクの表面にはウイルスがたくさん付いているので、捨てる時は紐の部分を持って外し、すぐに蓋付きのゴミ箱かビニール袋に入れて捨てるのが良いでしょう。もったいないからと流用はせず、原則使い捨てとしてください。100枚入りなど大容量のものを購入しておけば単価も安くなりますよ」

──室内ではどんな対策が有効ですか?

「うがい・手洗いをしっかりと行うことは基本ですね。

また、かつては室内を加湿することでインフルエンザウイルスの感染力が弱まるといわれていましたが、最新の研究では湿度が上がっても感染力は弱まらないという結果も出ています。咳やくしゃみなどで飛び散った気道の分泌物が、インフルエンザウイルスを保護してしまうためと考えられています。

加湿よりも、室内の空気をこまめに入れ替えることが大切です。窓を開けると風に乗ってインフルエンザウイルスが入ってくる可能性もゼロではないのですが、室内の空気が淀んでしまうと、インフルエンザウイルスだけでなく風邪の原因となるウイルスも繁殖します。新鮮な空気に入れ替えるようにしてください」


まだまだ若いから平気とか、昨年は予防接種せずに感染しなかったから今年も多分大丈夫とか、そんな油断は禁物です。万全に対策して、今年のインフルエンザシーズンを乗り切っていきましょう!

(五十嵐綾子+アリシー編集部)