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デリケートゾーンがかゆい! 生理ナプキンの正しい使い方をおさらいしよう

デリケートゾーンがかゆい! 生理ナプキンの正しい使い方をおさらいしよう

生理用品の代表格で、多くの人が日常的に使うナプキン。ショーツに貼るだけという手軽さが楽な一方で、正しく使わないとさまざまなトラブルに発展する可能性もあるのだとか。

ナプキンの正しい使い方や、生理用品座談会で出た疑問・不安などについて成城松村クリニック院長の松村圭子先生に伺いました。

■長時間使ったナプキンは雑菌の温床に!

──ナプキンはタンポンのように使い方にコツが要るわけではなく、簡単に使用できます。その反面、デメリットはあるのでしょうか?

「ナプキンは身体の外で経血を吸収し、その経血が空気に触れるため、時間が経つと雑菌が増えやすい点がデメリットと言えるでしょう。血液は雑菌にとっては良い栄養源なので、長時間そのままにしておくとナプキンが雑菌の温床になります。

経血が多い時は、長くても3時間おき、経血が減ってきた日でも4~5時間おきに交換するようにしましょう。特に夏場など暑い時期は早めの交換を心がけて。生理終盤で経血がほとんど出なくなったからといって、1日1回しか取り替えないというのは良くないですよ」

──ナプキンに雑菌が発生すると、身体にはどんな悪影響があるのでしょうか?

「かぶれにつながったり、臭いが発生したりします。生理中のナプキンまわりの湿度は相当高いと言われており、湿気のある環境と血液という栄養源が雑菌を増やし、皮膚に炎症が起き、赤みやかゆみが発生するのです。デリケートゾーンからお尻まで広がることもありますね」

──かぶれを治すにはどのような方法がありますか?

「きついジーンズやガードルなどではなく、通気性の良い下着を履いて蒸れない環境を心がけることです。もちろん、ナプキンをこまめに替えることも忘れずに。

それでも改善しなければ婦人科に来てください。軽めのステロイドなど、外用剤を使って赤みやかゆみを抑えられます。数日もあれば治るでしょう」

■かぶれや臭い以外にも可能性のあるトラブルとは

──かゆみや臭いは自分でも不快感に気付きやすいですが、それ以外に深刻な症状はありますか?

「雑菌が繁殖しすぎた場合は、トキシックショックシンドローム(TSS)と呼ばれる症状が出ることもあります。これは、黄色ブドウ球菌が増殖して毒素を出し、高熱、発疹、下痢、嘔吐などの不調をもたらす他、ごく稀に血圧低下、呼吸停止などの深刻な症状を引き起こす可能性があります」

──それは怖いですね。デリケートゾーンを清潔に保つためのアドバイスをお願いします。

「デリケートゾーンをきれいにしようとして日常的にビデを使う人もいますが、ビデは腟の中を浄化する善玉菌まで洗い流してしまいます。生理終盤に少し使う程度なら良いのですが、頻繁に使用することはおすすめしません。

繰り返しになりますが、ナプキンを使うならこまめに交換することと、ナプキンまわりの湿度が高くならないよう蒸れない・しめつけない服を着ることです。当たり前のことではありますが、これが一番理想的な使い方なのです」


日本のナプキンは世界的に見ても薄くて吸収性が高く、その性能の良さから長時間使用してしまう人もいるようなのですが、やはり数時間おきの交換がマストとのこと。また、ゆるやかで通気性の高い服を着るなど、服装面も配慮したいところです。

使い方が簡単なだけに我流になりがちで、問題点にもなかなか気付きにくいナプキン。この機会に日ごろの扱い方について見直してみると良いかも知れません。

(五十嵐綾子+ノオト)