ムダな食材をなくす持ち寄りイベント「サルベージ・パーティ」で料理上手に♪

ムダな食材をなくす持ち寄りイベント「サルベージ・パーティ」で料理上手に♪

もったいないよね☆
一人暮らしにも慣れてはきたけれど、キッチンの隅に余った食材がたまったりしていませんか? 捨てるには忍びないけどどう使ったらわからない……。見ないフリしてる間に賞味期限が切れている……。

そんな食材をサルベージ(救う)する、オシャレなパーティーがあるのです。その名も「サルベージ・パーティ」!

冷蔵庫の困りものだった食材が生まれ変わるたび、「おいしい!」「こんな使い方があるの?!」時には拍手も飛び出します。するとなんだか、食材への愛着がよみがえってくるような…!

なるほど。実際はどんなパーティーになるのでしょう? その現場をちょっと覗いてみましょう!
パーティーに参加する人が持ってきた食材たち。「買いすぎて賞味期限が近くなっちゃった!」、「お土産でもらったけど、どうやって食べたらいいの?」な~んてものばかりです。この食材たちをよみがえらせると……。
じゃん! まずは、鶏肉とカシューナッツ、パプリカの炒め物。
うどん、そうめん、焼き豚、野菜のチャンプルー。
こちらは、サバの旨煮とネギ、サケの和え物です。

うーん、どれもおいしそう。レストランで出てきてもおかしくないクオリティの料理です。キッチンの片隅に眠っていた食材がこんな風になるとは!

なぜ、こんなユニークなパーティーを始めようと思ったのでしょうか? 代表の平井巧さんにお話を伺いました。平井さんは、トータルフードプロデューサーとして「食をデザインする」ことを中心に活動されています。
平井さん。めがねの似合うイケメンです。

――「サルベージ・パーティ」を始めたきっかけは何ですか?

仕事柄、様々な食の現場で、多くのフードロス(食料廃棄)を目の当たりにしてきました。ビジネス視点で考えると仕方のないことと割り切ることもできますが、やはり気持ちの良い行為ではありません。

そこからフードロスについて学ぶと、同じようにフードロスについて疑問を持ち、未来の食について危機感を持ち、取り組んでいる団体・企業が多いことを知りました。ただ、どの団体もアカデミックな視点であり、統計的な資料に基づいた食料廃棄をなくす啓蒙活動をおこなっていることが多く、これでは世の中に広まり難いな、と。

そこで、フードロス問題をもっと生活者の方に知ってもらうために思いついたのが、「食材を持ち寄って、でき上がった料理をシェアするパーティー」です。参加することを自慢したくなるような仕組みにすれば良いのではと考えました。

――なるほど。意識してオシャレなイベントにすることで、自分も参加してみたいという欲求をかき立てているのですね。参加者の方からはどんな感想がありましたか?

「おいしい」「この食材がそんな風に変わるんですか!」「家でも真似します♪」「料理ってこんなに興奮するものだったんですね」などの感想をいただいています。

正直な話、数人が家で余った食材を持ち寄ったところで、世界規模で起こっている食料廃棄の解決に効果はありません。サルベージ・パーティの目的は、持参した食材がどんな料理に変身するかワクワクしたり、この食材がなぜ家で余っていたのかちょっとだけ考えてみたり、他の家庭の食生活をちょっと覗いてみたりすることで、食のあり方を意識してもらうと、そして食材に愛着をもってもらうことです。

サルベージ・パーティを通じて、多くの人にそんなスイッチが入ってくれたら成功だと考えています。立場は違っても、一人ひとりができる範囲で食料廃棄を意識することが大事ですから。そのきっかけが、サルベージ・パーティであればうれしいですね。

残り野菜で作った混ぜご飯のおにぎりと、しなびた大根で作ったたくあん。どう見ても、残り物には見えません。

なお、サルベージ・パーティへの参加方法は2つ。誰かが計画したイベントへ参加する方法と、自分たちで開催しちゃう方法です。詳しくは公式サイトをチェック!

最近ではキッチンを借りられるオープンなスペースも増えているので、気の合う仲間と開催するのも楽しそう。サルベージが得意なシェフの派遣も行っているそうですよ!

(田中いつき+ノオト)

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