何cm離してかけるのが正解? ファブリックスプレーの効果的な使い方

何cm離してかけるのが正解? ファブリックスプレーの効果的な使い方

丸洗いできなくても大丈夫! 
寝具やカーテン、ソファカバーなどの消臭に便利な衣類・布製品用のファブリックスプレー。気軽にシュッシュッと使っていますが、より効果の高い使い方ってあるのでしょうか?

そこで、HYGIA除菌・消臭スプレーを販売しているライオン株式会社のお洗濯マイスター 大貫和泉さんにファブリックスプレーの効果的な使い方について聞きました。

■臭いを消す仕組み

──そもそもファブリックスプレーは、どういう仕組みで臭いが消えるのですか?

「まず、臭い成分には、揮発しやすいものとしにくいものがあります。揮発しやすい臭い成分は、スプレーをした後、乾く時に水分と一緒に蒸発することで、臭いが消えます。

一方、皮脂のような揮発しにくい重たい臭い成分は、衣類に残りがち。その揮発しにくい臭い成分は、スプレー中の消臭成分が働いて臭いを消臭します。

また、抗菌・除菌効果のある布製品用消臭スプレーなら、臭いの原因にもなる繊維に付着している菌を除去し(除菌)、増殖を抑え(抗菌)、気になる臭いの発生まで防ぎます(すべての菌に効果があるわけではありません)。しかし、スプレーをしても汚れが取れるわけではないので、時間が経つと、汚れが変質して臭いが出てくることもあります。スプレーで臭い対策をするだけでなく、定期的にお洗濯やクリーニングなどを行い、汚れを取ってくださいね」

■注意事項と効果的な使い方

──寝具、カーテンなどアイテムによってファブリックスプレーの使い方が異なることはありますか? 効果的な使い方はあるのでしょうか?

「アイテムが違っても効果的な使い方は同じです。消臭したい場合は、衣類、布製品から約20cm離して、軽く湿る程度にスプレーします。あまり近づけてスプレーすると、1ヶ所に集中的にスプレーがかかってしまうので注意しましょう。軽く湿る程度にスプレーした場合、室内だと30分くらいで乾燥するので、使用の30分前までには、スプレーしておきましょう。スプレー量や部屋の気温や湿度により、乾燥時間が30分より長くなる場合もあります。

抗カビ・ウイルス除去効果のあるスプレーでウイルスやカビを除去したい時は、しっとり湿る程度にスプレーします。スプレー後はよく乾かし、完全に乾いてから使用してください」

──逆に使ってはいけないアイテムはありますか? 普段は特に意識せずに何にでもシュシュッとしてしまうことが多いのですが……。

「もちろんアイテムによっては使用できないものもあります。使う前に、スプレーの裏面の使い方や注意事項をチェックして消臭したいアイテムに使えるかチェックしてください。皮革、和装品、毛皮などの製品や、水に弱い絹、レーヨン、テンセルなど洗濯やドライクリーニングができないものにはスプレーができません。さらに、防水・撥水加工など特殊加工されたものは、加工性能低下やシミや色落ち、風合い低下のおそれがあるので、あらかじめ目立たない部分で試してから行ってくださいね」

──なるほど、注意します……! 他にファブリックスプレーを使用する上で気を付けるべきことはありますか?

「窓を開けたり、換気扇をつけたりする必要はありませんが、スプレー液の吸い込みを予防するために、完全に乾いてから顔を近づけましょう。また、ペットがいる場合は、かからないように注意してください。

あとは、もちろん用途外に使わないこと。特に、着たままの状態で衣類へのスプレーは避けてください。直射日光の当たる場所や温度差の激しい場所(電化製品の上など)での保管も避けましょう。それと、液が床や家具など布製品以外にかかった時は、変色や風合いが変わることがあるので、すぐに拭き取ってくださいね」

生活に欠かせないファブリックスプレー。普段何も考えずに使っていたという人も多いのでは? 自分の部屋のアイテムに合ったスプレーを賢く選んで、気になる臭いをやっつけましょう♪ 

(田中いつき+ノオト)

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