妊活中じゃなくても測って! 美容にもいい基礎体温のすごさに迫る

妊活中じゃなくても測って! 美容にもいい基礎体温のすごさに迫る

ズボラ女子でも続けられる!?
基礎体温と言うと、妊娠を希望している女性が排卵日を知るために測っているイメージがありますよね。しかし、妊活中ではない女性も測るとメリットがあるそう。

基礎体温でどんなことが分かるか、また基礎体温の測り方などについて基礎体温計測促進研究会の堀口貞夫先生と堀口雅子先生にお話を伺いました。

■あなたは知ってる? そもそも基礎体温とは

──基礎体温は、いわゆる体温と何か違うのでしょうか?

「基礎体温とは食事や運動を行っていない、安静にしている時の体温のことです。この基礎体温を毎日測定し、周期的変化を知るために記録します」(堀口先生)

──基礎体温を測るとどんなことが分かりますか?

「毎日基礎体温を計測しグラフ化すると低温相と高温相の2つがあることが分かります。そこから分かることは主に、今は月経周期のどの時期か、また次の月経開始はいつごろか、排卵はあるか、排卵期はいつごろか、妊娠しているか、などです。

例えば、高温相が確認できれば排卵があったことが分かるので、低温相から高温相に移行するタイミングの近辺で性行為があり、さらに18日以上の高温相が続いた場合には、妊娠の可能性が考えられます。また、低温相のまま高温相が来なければ、無排卵の状態が続いているということに。無排卵時や高温相での多少の出血は不正出血の可能性もあります。また、まれですが高温相が短い黄体機能が弱い、黄体機能不全が見つかることもあります。これらの症状に気づいた時や心配な時は、基礎体温グラフを持って、産婦人科を受診すると良いですよ」

■応用すれば肌ケアやダイエットにも効果的!

──基礎体温計測で分かった体の状態から、効果的なダイエットや美活はできますか?

「自分のコンディションを見極めるとダイエットに効果的です。また、肌も月経周期によって変化があるので、毎日同じお手入れではなく、月経周期のステージに合わせて化粧品を選ぶのは、肌のために良いでしょう。

一般的に月経後排卵までの間の低温相は、体調も肌のコンディションも良好で、積極的な運動がダイエットにも効果的な時期だと言われています。しかし、過度な食事制限によって栄養不足になると、卵子の入っている袋・卵胞の成長が遅れてしまうことが。そうなると、なかなか排卵できず月経不順につながる危険もあるので、注意しましょう。

逆に、月経中は体全体が弱っている状態なので、ダイエットは控えめにしたほうが良い時期。当然肌もデリケートです。また、排卵後から月経までの間は、PMS(月経前症候群)の不調が表れる人が多い時期。むくみやすく便秘がちで、ニキビや吹き出物が出やすい状態になっています。加えて気分も不安定になりやすいので、あらかじめそういう時期であることを知って、セルフケアをしたいですね。栄養不足にならないように食事のバランスを考え、生活リズムを整えましょう」

■さっそく計測。基礎体温の測り方って?

──基礎体温に正しい測り方はあるのでしょうか?

「基礎体温の変化を読むためには、少数点第2位まで表示できる基礎体温計(婦人体温計)を使うと良いでしょう。

また、基礎体温を計測する上で一番重要なことは、計測環境をいつも同じ状況とすることです。毎朝、ほぼ同じ時刻に起床し、動き出す前に体温計の先を舌の下に置いて、口中で計測する方法が一般的です」

──毎朝同じ時間に起きられない人は、基礎体温測定はできないのでしょうか?

「あまり厳密に考えすぎず、まずは測ってみましょう。『たまにはゆっくり眠りたい』という日は遅くなったり、測れなかったりしてもかまいません。少しくらいデータが抜けていても、おおよその低温相と高温相の差(二相性)は分かります。また、朝に必ず測らなくても、寝る前に安静な時間を作り測っておけば良いのです」

──基礎体温とともに記録しておいた方が良いことはありますか?

「排卵後から月経前に感じる辛い症状を記録してみると良いでしょう。頭痛や便秘、おなかや乳房が張って痛いなどの体の症状はもちろん、イライラやうつうつ、泣きたい、引きこもりたいなどの心の状況もメモしてみてください。PMSの傾向をつかむことができれば、症状を緩和することもできますよ」
毎朝、同じ時間に測る必要があるのは大変だと思っていましたが、測れない日があっても良く、寝る前に測るのでも良いならば、ズボラな私でも続けられそう! 女子の体のバロメーターとなる基礎体温、あなたも測ってみては?

(河島まりあ+どてらい堂)

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