心に刺さる言葉と美しいイラスト 「#セキララマンガ」で悩みから脱却して

心に刺さる言葉と美しいイラスト 「#セキララマンガ」で悩みから脱却して

作者の藍にいなさんにインタビュー!
恋に仕事に人間関係と、悩みの多い今日このごろ。「誰にも理解されなくて辛い」、「伝えたいのに良い言葉が見当たらない」と悩んでいる女子も少なくないのでは? 

そんなあなたは、Twitterで「 #セキララマンガ 」を検索してみて。
受験に疲れている学生に頑張らないことを勧める先生。確かに、受験に限らず、限界以上に頑張ってしまっては心身を壊してしまいます。ちょっと休んで、今の方法とは違うやり方を探した方が良いこともありますよね。

作品のタイトルは「頑張ることは正義なのか?」。本音を隠さず、スパッと物事を切り取る「 #セキララマンガ 」シリーズの第一弾として昨年11月、Twitterに投稿されました。今回は、作者の藍にいなさん(@bekko_ame_)にお話を伺いました。

■マンガが好きで、さまざまなものを読んでいるうちに今の画風に

──イラストを描き始めたきっかけは何ですか?

「きっかけというきっかけは、意識としてはないですね。一番初めの絵を描いていた記憶が、幼稚園で人物を上手く描けたことを1人で喜んでいる場面なんです。物心つく前からよく絵を描いていました」

──美しい線画が魅力的だと思います。イラストは、独学で描かれているのですか?

「人物や静物デッサンを習っていましたが、イラスト自体は独学です。マンガが好きでいろんなジャンルのものを読むので、さまざまな絵柄が混ざって今の画風になっています」

──イラストを描く道具は何ですか?

「マンガを描く道具はiPadとアップルペンと、アプリです。持ち歩くことができて、いつでも原稿が描けて便利なので皆にも勧めたいです。電車でもはかどります」

■日常のさまざまな場面に、ネタは落ちているもの

──セキララマンガのネタは、どうやって探しているんですか?

「友だちや家族から聞いた話、テレビで見たこと、実際に体験したことなど自分の人生の中で感じたことがそのままネタになっています。日常のさまざまな場面で、マンガのテーマを見つけていっていますね」

──藍さんのお気に入りの作品はどれですか?

「『頑張ることは正義なのか?』は、自分がすごく言いたかったことを描けたので、気に入っています。世の中では頑張ることが美徳とされていますが、自分のキャパシティを超えて頑張ってしまったら自分は壊れてしまうということを、いろんな方に気付いてもらいたいと思って描いた作品です」

──反響の大きかったマンガはどれでしょう?
「一番反響が大きかったのが『重いから振られるなんて』です。昨年の12月に公開した作品で、今でも感想ツイートをくださる方がいて、とてもうれしいです。恋愛のよくあるシチュエーションの話だったので、共感が得られやすかったのだろうと思います。読んだ人の悩みが一歩先へ進むような、そんなものになっていたら良いと思っています」

■人と長く関わっていると、どうしても嫌な部分が見えてくるもの

Twitterフォロワーからの相談を受けることもあるという藍にいなさん。ここで、ALICEY読者からの相談にものっていただきました。
──自分に彼がいても友だちの彼氏が羨ましくなってしまう、隣の芝が青いと感じてしまう体質はどうしたら良いのでしょうか。(22歳・学生)

「自分の彼氏とは、長く関わっている分、どうしても嫌な部分が見えてきますよね。でも、たまに話を聞いたり、顔を合わせたりするくらいの友だちの彼氏のことはあまり深く知らない。だから嫌な部分も見えてこなくて、何となく『良い彼氏だなぁ』とロマンチックフィルターがかかってしまうのではないでしょうか。自分の彼氏と過ごす時間は現実の延長線上で、ロマンチックなことばかりじゃない。でもそんなこと言ったら、友だちだって同じ状況なんですよ。そう思えば、隣の芝の青さも少しは軽減されると思います」

──居心地が良い男友だち。友情を育んでしまったばかりに告白ができません。かといって、このままで良いとも思えません。(29歳・病院勤務)

「進めるか進めないかは、本当に自分の気持ち次第ですよね。その方と恋人として付き合いたいか、付き合いたくないか。もし、こうしているうちに意中の人が違う誰かと付き合ってしまったら、自分が想いを伝えなかったことを後悔しないかどうか。付き合っていなかったら、その人が誰かと関係を持ったとしても責める権利なんてないんです。それに対して、そんなのは嫌だという感情を抱かないのであれば、友だちのままでも良いと思います。ただその場合でも、その人がもしも他の誰かと付き合った時、ほぼ確実にその恋人を優先するということは忘れてはいけないですよね」

■文芸とマンガの間のような作家になりたい

──今後の活動について教えてください。

「Twitterの4枚画像だけだと伝えられるメッセージが限られてしまうので、長編を描きたいですね。また、Twitterのみだと届く層が限られるので、書籍など、違う媒体で描いて、読者層を広げたいと思っています。最終的には、普段はマンガを読まない方々にも読んでもらえるような、文芸とマンガの間のような作家になって、自分の伝えたいメッセージをたくさんの人に届けられるようになりたいと思っています」

──最後に恋や人間関係に悩む読者にメッセージをお願いします。

「人間に生まれた以上、人との関わりは生きていく中で絶対必要です。でもその関わりの中で悩むことがあれば、一度冷静になって客観的に他人と自分を眺めること、何事もいろんな人の意見を聞くことが大事だと思います。自分の意思を固め過ぎず、自分の殻に入り過ぎず、柔軟に人の言葉も聞くことができたら、人って成長できるのではないでしょうか。でも、悩み過ぎたら休んで自分を癒し、とりあえずは生きていくことが最重要です。皆で生きていきましょう」


一見、ドライに見える「 #セキララマンガ 」ですが、その裏には藍さんの人に対する温かなまなざしがありました。もっと読みたい方は藍にいなさんのTwitterアカウントをフォローしてみて。

画像提供/藍にいな(@bekko_ame_)

(田中いつき+ノオト)

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