ALICEYにちなんだ「ALICE(アリス)系映画」3選!

ALICEYにちなんだ「ALICE(アリス)系映画」3選!

不思議の国をのぞいてみる?
はじめまして! 1日1本映画を観る、映画好きライター大高志帆(アラサー女子)です。テーマに合わせて、みなさんにオススメの映画をたくさんご紹介していきたいです。

初回である今回、ALICEY読者なら「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」の世界観が好きな女子も多いはず! というわけで、駆け足で関連作品を紹介していきます。

■やっぱり定番! 「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)

ディズニーアニメの世界をさらにカラフル&ポップにしたような、ティム・バートン監督の手腕が光る作品。主人公アリスは19歳。小さいころの冒険のことはすっかり忘れています。けれど、自分の婚約パーティーの最中にまた白うさぎを追いかけ、 “アンダーランド”と呼ばれる世界に辿り着くことに。赤の王女に支配されたこの世界の住人たちは、アリス=救世主として待っていました。アリスの登場により戦いが始まる……というオリジナルストーリーです。

望まない婚約を控えた女子の成長物語としては中途半端かなとか、現実世界とワンダーランドがあまりリンクしてないのは残念だとか、お話に関しては正直100点じゃありませんでした。

でも、映像はすばらしくかわいい!! それに奇抜なメイクブームの最高潮を迎えていた(であろう)ジョニデ様のご尊顔を拝して笑えば、完全に黒字。文句言いましたけど、思いっきり続編に期待!

■好きと言えれば“通”っぽい「ローズ・イン・タイドランド」(2006年)

お次は、テリー・ギリアム監督によるブラック&ホラーなアリスのお話。薬物依存症のパパとママは死んでしまった。友達は人形だけ。でも、その悲惨な現実をものともせず、日常を想像力で冒険に変えてしまう10歳の少女・ローズ。……彼女の目に映る歪んだ世界が、ある意味ファンタジックに描かれています。

最初にお伝えすると、“超”が付くほど観る人を選ぶ映画です。話が非常にわかりづらく、ある程度グロい。だって、かわいいローズがお人形遊び(首から上しかないバービーを指にはめている)をしている視界の端では、パパが腐っていますから。

救いもないし、助けも来ないし、人によっては「げぇ」と言いたくなるシーンも多数。それでも「この映画が好き!」という人は多く、彼らの哲学的な解釈を聞くと、「げぇ」ともらした私もつい「好き!」と言いたくなります。ポスターもかわいいしね。ぜひ内容と考察を見てあなたも「好きっていいなよ」。

■実はアリスがテーマ「マトリックス」(1999年)

最後にご紹介するのは、およそアリスらしからぬSFアクション映画「マトリックス」。主人公はしがないプログラマーのトーマス・アンダーソン。彼には“天才クラッカー・ネオ”という裏の顔があり、ある日ディスプレイに現れた不思議なメッセージに導かれて、“信じがたい本当のこと”を知ることになります。そして、現実を取り戻す戦いへ。

世界観がまったく違うので、こうやってあらすじを書いて初めて「あ、アリスっぽい」と気づくレベルですが、監督は「3部作を通してアリスがテーマ」と公言しています。そのことを裏付けるように、最初にディスプレイに現れるメッセージは「白いうさぎを追え」。

自分がつながれた存在で「ずっと夢を見ていた」と知ったネオは、アリスとは逆に現実世界を見つけたんですね。他にも、アリスを感じさせる描写はところどころにあるので、それを探すつもりで観ると別の楽しみが生まれそう。
どうでもいい情報を付け加えると、これは当時片思いの相手と行った、私の人生最初のデートムービーです。しかし、緊張して前日寝られず、開始10分で爆睡……。先日、十数年ぶりに彼とこの話をしたら、彼は彼で「雨で濡れたデニムの臭いが気になって、集中できなかった」とか! なーんだ。甘苦い初デートの思い出は十年以上の時を経て、やっと“いい思い出”にカテゴライズされましたとさ。

さて、ひとつ目のアリス映画の紹介で少しだけ触れましたが、「アリス・イン・ワンダーランド」の続編が現在製作中。公開はまだ1年以上先になりますが、待っている間にいろいろな切り口のアリス映画を観ておくと、より深い視点で続編を楽しめるかも?ですよ!

<プロフィール>
大高志帆(おおたか・しほ)
フリーライター。1983年生まれ。岐阜県出身。女性誌やビジネス誌、広告、webなど幅広く活躍中。中学生のころ、好きになった新任教師の影響で映画にのめり込み、現在も映画鑑賞を趣味にし媒体にレビューの寄稿も行う。

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