今知っておきたい!おせちの詰めかたとその種類

今知っておきたい!おせちの詰めかたとその種類

お正月に食べる料理といえば「おせち」。重箱にきれいにおかずが並んでいるのが印象的ですよね。実はおせちの詰めかたは何種類かあり、それぞれ名前がついています。手作りおせちを作るという方もそうでない方も、昔から伝わるおせちのいわれを理解してもっとお正月を楽しみませんか?

お正月に食べる「おせち」。出来上がったおせちをどうやって重箱に詰めていこうか悩む方も多いのではないでしょうか? 実はおせちの詰めかたにも種類があります。昔から伝わる伝統的な詰めかたや、きれいに詰めるコツをご紹介します。

 

おかずを詰めるときの注意

まず、詰めるときに大切なのは料理は冷ましてから盛り付けること。これは普段のお弁当にも共通します。沢山の種類のおかずを入れるので味や香りが移らないようにバランなどで「仕切り」をします。汁気のあるものは小鉢や柚子釜などに使って工夫しましょう。お重の中に器等を入れるときは下に懐紙やワックスペーパーを敷くなど重箱が傷つかないように気を付けましょう。

 

料理の数は奇数が好ましい

1つの段に入れる料理の数を3,5,7の奇数にします。偶数は2つに分かれるので縁起が悪いとされています。偶数になってしまう場合は南天、松葉などの飾り物を使用します。飾り物は、盛り付けの彩りを良くするだけでなく、料理のにおい移りを防いだり、素材の色を鮮やかに保つ効果があります。またそれぞれに縁起の良いいわれがあります。また、それぞれの段につめるおかずの種類が決まっています。

【一の重】 祝い肴と口取り
祝い肴三種(黒豆、かずのこ、田作り)と甘味の口取りを詰めます。

【二の重】焼き物、揚げ物、酢の物
海の幸、山の幸の焼き物を中心。冷めてから食べるのでしっかりと下味をつけるおかずです。味がしっかりついているので日持ちします。

【三の重】煮物
蓮根、牛蒡、里芋等の煮物を主に入れます。

 

3種類のおせちの詰めかた徹底解説!

おせちの詰めかたはいろいろな種類がありますが、それぞれ名前がついています。代表的なものに「市松」「隅切り」「手綱」「末広」「七宝」「田の字」があります。今回はその中でも一般的によく使われる「隅切り」「市松」「手綱」の3種類の詰めかたをご紹介します。

 

「隅切り」

別名、隅取りともいいます。重箱の四隅の三角部分と中央の菱形の部分とに一種類ずつ詰める方法。中央に色のはっきりした料理を詰めると全体が引き締まります。今回は菱形部分を四つに区切り、お料理の品数を増やしました。

・かずの子
・ミニたい焼きの卵焼き
・田作り
・栗きんとん
・にしんの昆布巻き
・えびの養老煮
・黒豆
・かまぼこ
・金柑の甘露煮

 

「市松」

市松状に9種類の料理を並べる方法。中央に入れる料理を器に入れると詰めやすいですよ。

・鶏ハムの柚子胡椒風味
・ぶりの柚子風味
・紅白なます
・小鯛の昆布締め
・銀杏
・いくらの醬油漬け
・昆布巻き
・蕪の甘酢漬け
・鴨ロースの黒胡椒風

 

「手綱」

別名「升詰め」「升かけ」ともいいます。馬の手綱の形を模して呼ばれている。斜めに奇数列に並べ、中央には色のはっきりしたものを詰めると美しい。

・煮物(牛蒡、椎茸、里芋、人参、こんにゃく、蓮根、絹さや)

 

手作りおせちでお正月をもっと楽しもう

詰めかたは地域や家庭によっていろいろあるので、あくまで参考程度にしてくださいね。今では和洋折衷、多種のおせちがあり、選択肢も増えました。いわれやその意味を理解した上でおせち料理に関わるとまた違った見方ができますね。

おせち料理は保存がきく、日持ちがするという以外にも、神聖な火を使うのを慎むため、年神様に静かに過ごしていただくため、台所で騒がしくしないという配慮がありました。先人の知恵に思いをはせながらお正月を迎えてはいかがでしょうか。

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この記事のライター

Taruya(となりんりん)
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