捨てないで!栄養タップリ、余った「パセリ」と「セロリの葉っぱ」活用法

捨てないで!栄養タップリ、余った「パセリ」と「セロリの葉っぱ」活用法

クリスマスやお正月など、何かとごちそうを作る機会の多いこの季節。彩りや風味づけのために買ったパセリやセロリを、ちょこっと使ったはいいけれど、使いきれずに捨ててしまった。なんてことはありませんか? じつはパセリやセロリには栄養がタップリなんです。今回はパセリとセロリの保存法と活用レシピをご紹介します!

 

緑の葉はビタミン、ミネラルの宝庫!パセリとセロリの栄養

洋風料理の香りづけや彩りとして使われることの多い、パセリやセロリ。おもに食べる部分は、パセリの場合は「葉」、セロリは「茎」の部分ですよね。

じつはこうした香りの強い緑の野菜には、驚くほど多くのビタミン、ミネラルが含まれています。とくにセロリの場合は、よく食べる「茎」の部分よりむしろ「葉」の方に栄養が多いのです。

たとえばセロリの葉っぱに含まれるカロテンの量は、茎の部分の約2倍。ほかにも、風邪予防に役立つといわれるビタミンCや、疲労回復効果のあるビタミンB1、抗酸化作用があるビタミンE、整腸作用のある食物繊維など、体にうれしい栄養素はいずれも「葉」の部分により多く含まれています。

また、セロリの葉に含まれる香り成分「ピラジン」には血流を活性化する効果があるので、体の新陳代謝をよくしてくれるだけでなく、冷え性の改善や肌トラブルの解消などにも役立ちますよ。

そして、ふだんはなかなか料理の主役になりにくいパセリも、じつは栄養価の高い立派な緑黄色野菜。さまざまな成分がバランスよく含まれているのが特徴ですが、中でもカロテンの含有量は、野菜類の中でも、あのにんじんに次ぐほどです。

さらにカルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラルも豊富で、その独特の香りには、食中毒を予防したり食後の口のなかをさっぱりさせたりする作用もあります。

免疫力の落ちやすい寒い冬には、こうしたあまりがちな野菜も上手にお料理に使って、しっかり栄養を摂れるようにしていきたいですよね。

 

パセリ&セロリの上手な保存法

さて、そうは言っても、冷蔵庫にただそのまま入れておくと、あんがい早くに元気がなくなってしまうパセリとセロリ――。ですが、ちょっとしたポイントを押さえることで、緑の色みや風味を保ったまま長く保存することができるんです。

 

冷蔵の場合

乾燥しがちな冷蔵庫で保管をする場合にポイントとなるのは、とにかく「水分をしっかり与える」ということ。たとえばパセリなら、花瓶にいけるお花と同様、買ってきたらまず根元を水切りして水の吸い上げを良くします。その後は根元を水につけるなり、水で濡らした厚手のキッチンペーパーで巻くなりするとよいでしょう。

セロリの場合は、葉っぱがついたままだと養分や水分を奪われてしまうので、まずは茎と葉を切り離して。あとはそれぞれをキッチンペーパーで包み、やはりたっぷりのお水で濡らしておきます。

そしてパセリもセロリも、乾燥しないようにビニール袋などに包んでから、できれば立てて保存するようにしましょう。キッチンペーパーが乾いてきたら、数日おきに新しいものに変えてあげてくださいね。

 

冷凍する場合

すぐに使う予定がないのであれば、とりあえず冷凍するという方法もアリ。パセリは葉だけ摘み取り、洗ってから水気をよく拭いてビニール袋などに入れて冷凍すると、使いたい時に袋を手で揉むだけですぐに粉々になります。

セロリの葉は冷凍ができますが、茎の部分は冷凍すると食感が悪くなるので、スープや汁物、煮込み料理などに使うとよいでしょう。

 

電子レンジでドライパセリ、ドライセロリにする

もうひとつの便利な方法は、電子レンジを使って乾燥させるというものです。それぞれ葉っぱの部分だけを摘み取り、洗って水けをよく拭いたら、キッチンペーパーを敷いた平皿などに広げて電子レンジで3~4分程度、完全に乾くまで加熱します。

レンジから取り出して完全に乾燥させたら、砕いて瓶などに入れるだけ。これでいつで欲しい時に使えますよ。

◆ 【パセリが残ったら】 電子レンジで作るドライパセリ
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/145029

◆ 【セロリの葉が残ったら】 電子レンジで作るドライセロリ
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/145030

 

パセリとセロリがたっぷり食べられるレシピ

 

定番のスープや煮込み料理に

欧米などではわざわざ「スープ用野菜」として、ひとまとめにして売られることも多い、このパセリとセロリ。香りが強いので、中華料理のねぎやしょうがのように食材の臭み消しになるほか、風味を活かして出汁を取るときに使うと、素晴らしくおいしいスープが取れます。

またスープやポトフなどの煮込み料理に使うと、そのままでは固すぎるパセリの「茎」やセロリの「葉」もクタクタになってやわらかくなります。これだと、スープに溶け出た栄養までも一緒に摂ることができるのがうれしいですよね。

◆基本の * 魚のスープストック(家庭用フュメ・ド・ポワソン)
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/136724

魚のアラと香味野菜を使って作る、うまみたっぷりの家庭用スープストック。そのままスープとしていただけるほか、パエリアやピラフ、煮込み料理など、さまざまなお料理のベースとして使えます。

 

ふだんの食卓にもどんどん取り入れよう

食材同士を上手く組み合わせれば、個性の強いパセリやセロリの葉っぱも、おいしい一品に大変身します。

◆鶏ささみと新玉ねぎのバルサミコマリネ
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/127879

こちらは電子レンジだけで作れるマリネ風の簡単サラダ。しっとりジューシーな鶏ささみに、ミニトマト、サクサクの新玉ねぎ(季節によっては玉ねぎでOK)を合わせます。それをバルサミコ酢とはちみつをベースに作ったドレッシングであえるのですが、この時、パセリの風味が大活躍! さわやかで甘酸っぱい味は食べやすく、パセリ嫌いな方も思わずうなってしまう一皿です。

◆鶏のセロリそぼろ(写真左上)
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/144960

◆セロリの葉のおかかふりかけ(写真右下)
https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/144958

かたくて香りが強いセロリの葉っぱも、ごま油で炒めればご飯がすすむ常備菜に。どちらもきんぴら風の甘辛い味付けですが、「ふりかけ」にはかつおぶしを、「そぼろ」には鶏ひき肉を加えて食欲をそそる味わいに仕上げるのがポイント。あたたかいご飯にのせて、ぜひどうぞ!

 

大事に使って、おいしさも栄養も!

いかがでしたか? ふだんなんとなく脇役になりがちなパセリやセロリの葉も、こうして使うとほかの食材ではなかなか味わえないおいしさを楽しむことができますよ。

クリスマスパーティーが終わった後も、ぜひ上手に使って、もうあと何品かおいしいレシピで楽しんでみてください!

※なお、パセリは栄養価が高い分、比較的強い作用を持つお野菜ですので妊娠中の過剰摂取はお控えください

 

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この記事のライター


庭乃桃
料理・食文化研究家、女子栄養大学 食生活指導士
しみじみ*ごはん
https://oceans-nadia.com/user/26



 

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