20代が5年で1,000万円貯金!? 「富女子」の実態とは?

20代が5年で1,000万円貯金!? 「富女子」の実態とは?

1,000万ガールに会ってきた!
家賃に光熱費、食費、交際費……。日々出費はかさむけれど、将来のことを考えるとちゃんと貯蓄もしていきたいですよね。でもまだまだ20代だからお給料が低いし……と悩む女子のみなさん。昨年3月に発売された書籍「富女子宣言」(幻冬舎)を知っていますか? この本の副題は「20代女子が5年で1000万円貯める方法」。平均年収が少なく、貯金額も少ないとされる20代女子が1,000万円も貯められる方法があるなんてびっくりですよね。

どうしたら20代女子が1,000万円を貯めることができるのか、著者の永田雄三さんにお話を伺ってきました。さらに、1,000万円の貯金を目指す女子の集まりである「富女子会(ふじょしかい)」に潜入取材! その実態について、ご紹介しちゃいます。

■「富女子」とは

──「富女子」とはどういう女子のことでしょうか?

「20代で1,000万円を貯め、お金の知識をしっかり身につけ、生涯お金に困らず自立して生活していける女性のことです」

──元々は保険会社に勤めていたという永田さん。「富女子宣言」を執筆したきっかけは何ですか?

「保険会社から独立した後、渋谷で女性向けビジネススクールの講師をしていました。カリキュラムはコミュニケーションやリーダーシップなど多岐にわたるもので、学生数は2,000人くらい。その中にお金にとても興味がある方々がいて、彼女たちを対象に行った『投資会』というセミナーの内容をまとめたのが『富女子宣言』です。初期のメンバーが30歳くらいになり、貯金額が1,000万円に到達する人が増えてきたという感じです。『投資会』は現在『富女子会』に名前を変え、20~30代を中心に150名の会員がいます。年収300~400万円程度の普通の会社勤めの女性たちですよ」

──なぜ5年で1,000万円の貯金を目指すのでしょうか?

「私は、幸せに生きるとは『選択肢が多いこと』だと思っています。選択肢を増やすには勉強とお金が必要です。計画的にお金を貯めることで、自分の選択で生きていく、10年後にどうなっていたいかのビジョンを明確にすることができます。

あわよくば結婚して男性に養ってもらおうという女性もたくさんいますが、経済的な自立なしに精神的な自立はありません。女性はどうしても出産育児という、仕事から離れざるを得ない期間ができることが多いです。が、その間の社会的な担保が非常に薄い。それまでに1,000万円貯めて、できれば不労所得を得ることができるようにするという意味合いがあります。また1,000万円の貯金経験があれば、自信が付き、お金に対してポジティブに過ごせるようになります」

■1,000万円への道のり

──具体的にどのようなことをしていったら「富女子」になれますか?

「貯金には『貯金の筋力』が必要です。親からは『貯金しなさい、無駄遣いしない、保証人にならない』と教育されることが多いですが、どうやって貯金するかを教えていないことが多い。富女子会では、まず貯金計画書を立て、私や同年代の女性からのアドバイスを受けます。そして、貯める目的は何か、貯めた後に何をしたいのかを考えます。

普段の生活でなかなか、お金のことって話しにくいですよね。ここに来ると、仲間がいて、情報交換もできる。それが大きいです。貯金できないのは本人が悪いのではなく、環境が悪いんです。努力は環境には勝てません。どんなに貯金したいと思っていても、周りの仲間が浪費癖が強かったり、貯金に悪いイメージを持った人たちだったりすると打ち勝つのは難しいんです」

■「富女子会」へ潜入!

この日はまず11月に行ったという、ラスベガス旅行のビデオ鑑賞から。富女子会では、モチベーションを上げるために年に一回、メンバーで海外旅行に行くんだとか。カジノにシルクドソレイユ、グランドキャニオンと堪能して、みなさん楽しそう! 遊びは全部我慢して貯め込むだけなのかと思いきや、永田さんいわく、海外旅行や食事会などのイベントに参加する女性の方が「貯まる人」なのだとか。

鑑賞後はこの日から「富女子会」に加わったメンバーの貯金計画書を見ていきます。職種、手取り金額、ボーナスの金額、昇級の見込み、今の貯金額などを赤裸々に語り、計画書の妥当性を検証していきます。
新しいメンバーは今までの貯金額が非常に少ない方ばかり。1,000万円の計画書について、先輩富女子からのするどい質問が相次ぎます。

先輩富女子いわく「計画書を見て、楽しくないと貯まらない!」「若いうちにとにかく貯めてしまう!」のがコツなんだとか。貯めたい動機が弱いと計画書も甘い作りになってしまうようです。

動機=5年後、10年後の自分がどう生きていたいのかなど、ライフプランの話が進みます。「その目標を叶えるためだったら1,000万円はいらないよね?」というアドバイスも飛び、筆者はびっくり。また、最後にはかなり踏み込んだ転職相談になった方も。なるほど、こうして同じような境遇の方と話をする機会は貴重かもしれませんね。

■富女子に聞いてみた!

case1:ルミさんの場合
「将来の漠然とした不安があったので、友人の紹介で知った富女子会に入りました。貯金歴は5年ほどで、貯金額は650万円くらいになります。最初は計画通りにいかなかったんですが、給料から強制的に貯金へ引き落としにして、残ったお金で生活するとうまく貯まるようになりました。楽しくやることも大事です。今は毎月10万ずつ貯金しています。

生活はそんなに切り詰めてはいないですが、手元にあるお金でしか買えないので、洋服やコスメはだいたいセールで買うようになりました。今、勉強している薬膳をもっと世に広めたいので、セミナーや教室を開くのが目標ですね。そのために本格的に学校にも通いたいと思っています」


case2:レイさんの場合
「大学3年の時からビジネススクールで永田さんにお金の話を聞いていたことと、実家が不動産を持っていて不労所得があるのが当然だったことから、自然と1,000万円貯めてアパートを買うことが目標になりました。4年半で1,000万円の貯金を達成し、それを頭金にアパートを購入しました。貯めるコツは貯金の優先順位が一番高いことと、仲間がいることですね。節約するのは嫌いですし、ケチなのはダメだと思っています。人におごれないとお金持ちになれないですよ。

仕事が大好きで1週間のうち6日はスーツなので、洋服代はあまりかかりません。スーツはオーダーメイドすることもありますが、普段着はユニクロなども。42歳までに不労所得で月100万円を得ることが目標です。株も運用しているので、来年から法人化して管理していくつもりです」

初対面の筆者にも、さらっと貯金額を教えてくれる富女子のお2人。有言実行タイプなのでしょうね。貯められている方は目標も計画もしっかりとした印象でした。

1,000万円を貯めることを目標とはしなくとも、自分のライフプランをしっかり練り、人生を舵取りしていくことが大事なのかなと感じました。


(田中いつき+ノオト)

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