合い言葉はリラックス&ビリーブ! 「月経カップ」使ってみた

合い言葉はリラックス&ビリーブ! 「月経カップ」使ってみた

【コヤナギの切り身vol.37】
ハロー! 革新的なアイテムは積極的に試してみたいコヤナギユウだよ。

少しでも日々の不安や不快を改善してくれるものなら、なんでもやってみる価値はあるじゃない?

あ、あのさ、今更なんだけどALICEYって女性向けのメディアだよね?

だから読者は女子がほとんどよね?

今ここを読んでいるのは乙女か、心が乙女な人以外はいないって前提で書くけれど……「第三の生理用品」って知ってる? その名も「月経カップ」!

コヤナギも最近知ったばかりなんだけど、これ、快適かも! レポートしちゃうよ!

■医療用シリコンで、半永久的に使えるのがスゴイ!

(コヤナギが買ったのはスクーンカップ。なんとなく生き物から遠い色を選んだ)

「スクーンカップ」「ムーンカップ」「ディーバカップ」など、さまざまな名称で呼ばれているけれど、こちらはそれぞれ商品名。だから総称で呼ぶと「月経カップ」とか「経血カップ」って呼ばれているよ。膣内に直接挿入する生理用品で、医療用シリコンなどを使っているのが特徴。血液を膣内のカップでキャッチするので、分厚いナプキンをする必要はなく、生理中も快適に過ごせるというもの。

サイズは2サイズ。

出産の有無や年齢で選ぶらしい。
(スクーンカップだと、上が30才未満の出産経験のない人用で直径40mm、下が経産婦or30才以上用の直径45mm。差はたった5mm!)

コヤナギにとって魅力的だったのは、素材が医療用シリコンのため、半永久的に使えると言うこと。価格は5,000円程度と安くないけれど、ずっと使えるなら結果的に経済的かも。いやぁ、実は旅先で温泉に入る予定があってね、タンポンだとヒモが水分に浸った時、血液が伝い出てきてしまうからどうしようか困っていたの。シリコンなら水濡れは心配ないし、膣内にすっぽり収めてしまうから脱衣の時も安心でいいなぁと思って挑戦したよ!

■過度な緊張で何もかも空回り。スクーンカップ初戦

コヤナギが最初に買ったのは小さいタイプのスクーンカップ。アラフォーのコヤナギはメーカーが薦めるままだと大きいタイプに該当するんだけど、なんか、怖いじゃん?

実物を手に取った感想は……「入れるには抵抗あるけれど、これで2日目の量を受け止めきれるのか?」

う〜む。ま、案ずるより試すが易し。
まずは煮沸消毒!

グツグツ煮立ったお鍋の中で、スクーンカップを5分泳がせるよ。

そして、いよいよ待ちに待った初戦。

量が多い日の方が入りやすいということで2日目にチャレンジ。
カップの入り口をふたつに折り畳み、押し込む(畳み方はいろいろあるから、うまく入らなかったら検索してみて!)。
(こんな感じで、中できちんとカップが開いているか確認する)

だいたい入ったかなと思ったら指を離し、カップがきちんと開いているかカップ底辺を触って確認。

カップの底に付いているしっぽは真っすぐ入っているかどうかのガイドラインなので、膣内に収めてしまってOK。直立したり、歩いたりしている時に違和感を感じるなら入り方が浅いので、恐れずもう少し押し込もう。どうしてもしっぽが出てしまうなら、はさみで切ってしまってもOK。

感想は……入れるのは意外と簡単だった!

ただ最初は「定位置」がわからず、違和感を覚えることも……。

しっぽの位置が悪かったんだけど、何が正解かわからないから我慢したりね。

カップを付けていても少し血液が漏れてしまうことがあるから、コヤナギは薄手のナプキンを併用してる。

でも、問題は出す時。

カップがいっぱいになると、カップから空気が漏れてくる感覚があるのですぐわかる。

衣類が汚れないよう下半身の服は全部脱いで(!)、お風呂場へ。

浴槽に片足をかけて、さもありなんとつぶやき、決意を決めて指を突っ込んでみる。カップには触れられるけど……こ、ここからどうしたら良いの!? っていうか、こんなに奥に入っていて良いの!?

最初に挿入した時よりも、ずっと奥に入り込んでいる印象で、このままグイグイ入り込んで婦人科へ行かなくちゃ取り出せないのでは……と心配になる。

再度決意を固め、グイっと指を奥に追いやってみても……全然カップが掴めそうにないんですけど!
(しっぽは本来掴むところじゃない、覚えておこう)

かろうじて掴めるのはカップのしっぽくらい。

やっと掴んだしっぽ、これを離してなるものかと親指と人差し指で必死に掴む。自分の血液で滑るしっぽ。ああ、爪切って短くしなきゃ良かった……。爪を立て掴み直し、いっそのことこのままギューッと引っ張り出してしまおうと力を込めるも……パチン! しっぽは少しだけシリコンらしい伸縮性を見せて、伸ばされた勢いで指から逃げてしまった。

どうしよう。

どうすれば良いんだろう。

今の勢いでさらに奥へ入ってしまった気さえする。

なんだかんだで10分くらい戦ってるんじゃないのか。

Googleで「近くの婦人科」を検索するべきか。

いや、その前に出し方を落ち着いて検索してみよう。

服を着て部屋に戻り、コーヒーを飲んで一息つく。
(イメージです)

そうだ、落ち着け、わたし。

なになに。

取り出す時は「プチ出産」をする? カップを生むつもりでいきんでみる、か。出産したことないけど、できるかな。どこに力を入れるのだ? あとはカップが降りてきたら……人差し指を奥まで突っ込んで、カップを押して空気を入れるようにするのが大切なのか。確かに、さっきは全然動く気配がなかったもんね。真空状態だったのか。

気を取り直していざ再戦!

コヤナギ選手、ひ、ひ、ふうと息をつき、いきみましたー! 見よう見まね、完全にイメージだけです。できるのか? 果たしてそれでできるのか。そして、人差し指に願いを託し、大きく振りかぶった! いける! 届いた! 驚くことにカップはちゃんと降りてきている。子どもを生んだことはないのに、カップを生んで下ろすことができる奇跡! まさに人体の不思議です! いいぞ、このまま思い切ってカップに沿うよう指を滑り込ませよう。
(こんな感じで滑り込ませ、カップの内の真空を解除する)

そして、カップを、内側に押す! 空気を入れるつもりで……って入っているのでしょうか、確信が持てません。親指ではさんでカップの底を摘みたいが、親指はなぜかうまく入れられない。どうした、頑張れ、わたしならできる。しかし親指、やっぱりカップの側面にたどり着けません。困った、こうなったら強行手段だ。すでにターゲット近辺に侵入している人差し指の力だけで出してみるぞ。壁面に押しつければ滑り出るだろう、人差し指、頼んだぞ。第一関節に全神経を集中し、逃がさないようにカップを押し出す。もう、手段はどうあっても良い。カップの中の血液が全部出てしまっても良い。そのための浴室でのアタックだ。あとのことは気にせずに試合を制せよ! 動いた、カップが動きました! このまま出口へ誘導します! しかし、想像以上に出口が狭くなっています! 膣の形はツボのようだという発見! 人によるのか? 入り口が狭くなっており人差し指の角度を変えるのも困難です。ええい考えていても進みはしまい、実力行使あるのみ。全力で引きずり出せ〜〜〜〜うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

……みたいな脳内のコヤナギ軍団に総動員してもらい、なんとか……出せた……。

取り出したカップは、あれば無香料の純石けんで洗って、なければ軽く血液を拭いてまた入れればOK……なんだけど、正直躊躇。

あんなに苦労して出したのに、また入れるのか。

「挫折」の二文字がくっきりと浮かんだけれど、それを「約5,000円」がかき消した。まだ諦めるわけにはいかない。減価償却していないのだから。

■コツは「リラックス&ビリーブ」と心得よ

(宮古島の信じられない海の色です)

そんなわけで初めての月経カップは大苦戦。生理が終わった時はホッとしたよ。でも次の旅先が宮古島で、ちょうど生理がぶつかってしまうことに。正直、旅先で試すことに抵抗があったけれどそのたびに「5,000円」が頭をかすめ、レポートを書くネタ作りのために、と渋々使った。
(生理2日目のコヤナギです)

取り出すのはまだ下手だったけれど、大好きなシュノーケリングが思い切り楽しめたから、月経カップには感謝したよ。
(山梨県早川町の七面山です。想定以上にガチの登山でした)

スゴいなって思ったのは、3回目の登山の時。ちょうど生理2日目と登山がぶつかってしまったんだけど、分厚いナプキンを着けていないせいか、「生理」という感じがなく快適に過ごせた。また、カップをサイズの大きい方に変えたらグンと取り出しやすくなって、さっと変えられるようになったしね。
(生理2日目のコヤナギが、頂上で撮ったご来光です)

やっとコツがわかってきた。

大切なのは信じること!

初戦で取り出すことに苦労したのは、とても緊張してしまっていたから。どんなに足を大きく開いても、緊張すると出口はキツく締まってしまう……締まることは良いことのようだけど、ふにゃふにゃにリラックスするコントロール力も大切なよう。

また「プチ出産」が楽しい。普段全く使わない筋肉だったみたいで、生理が終わったあと筋肉痛になってしまったんだけど、どの辺が痛くなると思う? 内股とかだと思うでしょ? 正解はお尻の上! ちょうどキューピーのお尻えくぼがある辺りで、ここの筋力鍛えられたらヒップアップになりそう、なんて思ったよ。
(登山でくたくたになっていたのでリラックスできていたのかもしれない)

4日目以降など量が少なくなれば、夜の入浴と朝のシャワーの時にだけ変えて、あとは入れっぱなし手間いらず。

また、血液は空気に触れなければ臭わないので、カップ使用中はほぼ無臭。ただ、コヤナギの場合取り出す時の血液の臭いには抵抗がなかったんだけど、生理が終わりかけのおりもの? の臭いがとても気になった。今まで自分の身体から嗅いだことのない、生臭い感じ。もしかしたら取り出すのがまだ下手で、膣内を傷つけてしまっているのかもしれない。何度カップを純石けんで洗っても取れなかったんだけど、生理終了後に煮沸消毒し、冷ましたら消えていた(熱いうちは臭っていたんだけど)。

除菌大事だね!

あ、あとブラジリアンワックスなどで、毛の処理しておくといろいろ楽だよ!

月経カップは身体の中に入れるものだし、何かと不安があるよね。生理用品の話なんて、あんまり友だち同士でする内容でもなく、情報も少ないし。それならばと、コヤナギの場合を参考にして欲しくて、詳しく書いて長くなっちゃった。サクッと書いてあんまりたくさんの人に読まれるのも恥ずかしかったしね。
(旅の生理用品セット。念のため予備のスクーンカップと、ノンアルコール・無香料のウェットティッシュを持っていく。ジップロックも1枚しのばせておくと便利)


今月、コヤナギはチェコ共和国へ取材に行くよ。たくさんの見所を回るのだけれど、その中にはピルスナービール発祥の地にちなんだ「ビール風呂」なんてスパ体験も含まれている。また生理がぶつかりそうなんだけど、月経カップがあるから安心しているよ。
(コヤナギユウ+ノオト)

関連記事