アンダーは処理済なのに…パリ女子は腕毛が生えているって本当?

アンダーは処理済なのに…パリ女子は腕毛が生えているって本当?

【海外美容レポートvol.4】
前回は、パリジェンヌたちのアンダーヘア事情をお伝えしました。

その内容は、私個人の体験を通して知った「フランスの水着は基本ハイレグだから、フランス人女性たちはアンダーヘアをがっつり処理せざるを得ない」というものでした。

アンダーヘアはしっかり処理されているパリジェンヌたちですが、春夏になって露出が多くなると「え? そこの毛はボーボーなんですか!?」と驚かされてしまうことになります。

ということで今回は、パリジェンヌたちの上半身の体毛のお話です。

特に、私が気になってしょうがないのが、全く処理をしていないパリジェンヌたちの腕毛です。

そもそも、日本人に比べるとパリジェンヌたちは、か細く、うらやましいほど長くスラリとした腕をお持ちです。それなのに、彼女たちの美しい腕には悠々と腕毛が野放しにされている光景をよく見かけるのです。

どんなに美人で、天使のようなお顔をされていても、腕毛はボーボー。

そんな具合で、結構な確率で腕毛ボーボーのパリジェンヌを見かけるので、どうしてみなさん処理しないんだろう? と思った私は、ある日近しいパリジェンヌに率直に質問してみました。「どうして腕毛を剃らないの?」と。

そうしたら、私には絶対に想像できなかったような答えが返ってきました。

「だって、セクシーだからよ」とのこと。

あまりに自信ありげに答えられたのと、「腕毛=セクシー」という言葉が頭の中で理解できず、私は口をぽっかり開けたまま硬直してしまいました。

フランスに住んでいると、日本とは違う価値観に毎度驚かされることがあるわけですが、まさにこの衝撃はその年で一番と言えるほどの驚きでした。

「なぜ腕毛がセクシーなのか?」この観念を理解できないまま、頭の隅っこの中に置いて生活を続けていたある日のこと。

一人のパリジェンヌのか細い腕に、100%処理していないそのままの腕毛が、夕日に照らされて、黄金に光り輝いている光景を目にしたのです。

ただでさえ真っ白な肌の上に、ブロンドの毛がなびく……。

この光景は、まるで若い動物の生命に感じるような美しさ。まさに、そう、「セクシー性」である、ということを感じてしまったのでした。
パリジェンヌの体毛は、私たち日本人のものとは違って、細くて柔らかい猫っ毛。だから腕毛にしてもゴワゴワ感がなく、ブロンドだったり、茶色だったり、肌に馴染んであまり目立たない、という事情もあると思います。

同様に、脇毛もそれほどワイルドに目立ちません。とはいえ、さすがに脇毛に関しては剃っている人が大多数のようです。

と、まぁいろいろと私たち日本人女性がパリジェンヌのヘア事情についてあれこれ騒いでも、彼女たちはおかまいなし。

パリコレで流行を世界へ発信する街だというイメージがありますが、実際のパリジェンヌたちは、流行を追いかけるというよりも「自分スタイル」を持っていることのほうが良しとされる傾向が強く見られます。

ですから、美容やファッションに目立った流行というのは日本ほどわかりやすく存在しません。パリの女は十人十色で、美の意識、志向、哲学も人それぞれ。

体毛を剃る、剃らない、一つにしても、日本人のように「みんながそうしているから」というような強迫観念はなく、それぞれの趣味志向で、生やしたり、剃ったりするという選択肢があるのですよ。

(中村綾花+ノオト)

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