にんにくの栄養効果を徹底解剖!にんにくは加熱しても栄養は大丈夫?

にんにくの栄養効果を徹底解剖!にんにくは加熱しても栄養は大丈夫?

にんにくは体に良いとは知っていましたが、具体的な効能、調理方法、食べ方などが載っていてとても参考になりました。

栄養ドリンクやスタミナ料理にもよく使われていて、滋養強壮の代名詞である食材と言えばにんにくですよね。料理の味を引き立てる香りと風味豊かな調味料として、そしてそのまま食べても美味しい野菜です。しかも栄養満点で様々な美容健康効果も期待できるとなれば注目しない手はありません。

にんにくの選び方から効果効能、そして美味しい食べ方までにんにくの魅力をまとめてみましたので、是非とも参考にしてみて下さい

にんにくってどんな食べ物?

にんにくとは、ヒガンバナ科ネギ属の多年草に分類される野菜で、球根の部分が香辛料として用いられています。肉料理に香味を加えたり臭みを消す作用を有しており、中国料理、韓国料理、イタリア料理、フランス料理など様々なジャンルの料理に活用されています。

栄養価が非常に高く、滋養強壮をはじめとした様々な健康効果を持つ食材としても知られています。人類がにんにくを活用し始めた歴史は古く、紀元前3200年頃には古代エジプト等ですでに栽培や利用が行われていたと言われています。医学書として現存する最古の書物、エーベルス・パピルスにはにんにくが薬として記載されています。

中国には紀元前140年頃に伝播され、日本へは中国を経由して8世紀頃に伝わってきたと推測されています。現代においては世界中のにんにくの8割を中国が生産しており、約1900万トンもの生産量を誇っています。2位のインドの125万トン、3位の韓国の41万トンと比較しても圧倒的な生産量です。

日本国内においては国産にんにくの生産量の約8割を青森県が占めており、安定した美味しさが評判でにんにくの名産地として広く知られています。得に青森県産のブランドにんにくは日本国内のみならず、世界的にも高い評価を獲得しています。

栄養満点!にんにくに含まれる栄養素

にんにくを食べると元気が出ると言われていますが、どんな栄養成分が含まれているのでしょうか。詳しくまとめてみました。にんにくは3大栄養素と呼ばれている炭水化物、タンパク質、脂質がほとんど含まれていないため、当然ながら低カロリーです。では何が優れているのでしょうか。

まず主成分のアミノ酸の一種であるアリインが滋養強壮や疲労回復をはじめとした、様々な効果を持つ成分となっています。抗菌・殺菌作用や血液をサラサラにする効果もあると言われています。にんにく特有の臭いの元となっている成分でもあります。

そして栄養ドリンクやサプリにも良く配合されているアルギニンという成分が、滋養強壮や老化の防止、ホルモンバランスの正常化や自律神経の調整に役立つと言われています。

そして体内の余分な水分や塩分を排出してむくみの解消や血圧の低下が期待できるカリウム、老化の原因と言われる活性酸素を除去する抗酸化作用を持つセレニウムも豊富に含まれているのも特徴です。他にもビタミンやミネラル類などの数十種類にも及ぶ栄養素が含まれています。

にんにくってどんな種類があるの?

一言ににんにくと言っても様々な種類や品種、産地のものがありますよね。どのような種類や品種があるのかをまとめてみました。一般的に出回っている球根型のにんにくは、生産する地域の気候によって寒地型と暖地型に大別されます。日本国内におけるにんにくの生産量の8割を占めている青森県産のにんにくは寒地型に分類されます。

代表的な品種は福地ホワイト六片というもので、皮が白く粒が大きくふっくらしており、6粒程度のりん片なのが特徴のにんにくです。他の寒地型のにんにくには赤褐色が特徴的な北海道産の富良野や、青森産の岩木、岩手県産の八幡平、山形県産のホワイト山形などがあります。

暖地型のにんにくは九州、四国、沖縄等の暖かい気候の地域で栽培されている品種です。休眠期間が無いため早く栽培できて、りん片は小さく12個程度と数が多いのが特徴となっています。有名な品種は九州、四国で栽培されている上海早生、長崎発祥の壱州早生、沖縄県の沖縄早生、高知県の高知在来などがあります。

他にもプチにんにくと呼ばれているりん片が分かれていない1粒で構成されているものもあります。産地は主に中国産で、別名一片種にんにくとも言います。

また臭いがにんにくよりも少なめでサイズの大きいのが特徴のジャンボにんにく、その一種である無臭にんにく、にんにくを熟成発酵させた柔らかくて糖度が高いのが特徴の黒にんにくがあります。このように様々な種類のにんにくがありますので、色々と試してみるのも面白いですね。

良いにんにくの選び方と保存方法

料理の味わいを深めたり、そのまま食べても美味しいにんにく。どうせなら、新鮮で美味しいものを選びたいですよね。そこで良いにんにくとはどのようなものか、またその選び方についてご紹介します。にんにくにも他の野菜と同じように旬の時期があって、大体夏の時期となっています。

旬の時期のにんにくは新にんにくと呼ばれており、みずみずしくて香りと風味も抜群ですので美味しい時期です。日本国内における一大産地の青森県では、6月頃に収穫の全盛期を迎え、大体2、3週間程度乾燥させた後出荷されます。

当然その他の時期には貯蔵されたものがスーパーなどの店頭に並ぶことになり、旬の時期のにんにくとは味や風味に違いがあります。旬の時期のにんにくはどれも新鮮で美味しいので痛んでいるもの等を除いておけば大丈夫と言えます。問題は貯蔵したにんにくを選ぶ場合で、保存状態の良いものを選ぶことが大切です。

見分けるコツは、全体的に丸みを帯びて締まっていて、中の粒が大きく重さがあるものが、水分をしっかりと含んでいて美味しいにんにくである証拠。特に頭の頂点が締まっていているものがお勧めです。色は白い方が鮮度も良好。逆に外皮がスカスカで重さも軽いものは水分が抜けているので避けた方が無難です。

また発芽していたり、色が茶色く変色しているものは古くなっていて保存状態も良くないのでやめておきましょう。にんにくの鮮度を保つ保存方法は、風通しが良くて涼しい場所に吊るしておくか、冷蔵庫に入れておくのが一般的な方法です。

しかし長期保存する場合は水分や風味を保つため皮を剥いてりん片を1つずつラップに包んで冷凍保存しておくと、前述の方法よりも長持ちするのでお勧めです。

にんにくの皮を上手に剥く方法

にんにくの皮は薄皮がしつこく実にへばりついていてなかなか上手に剥くのが難しいですよね。そこでにんにくの皮を上手に剥くテクニックをご紹介してみましたので是非やってみて下さい。まず一般的な方法ですが、にんにく一片を取り出し、包丁を使って根元か頭の部分を切ります。

そのまま包丁で薄皮を引っ張って取り除きます。そして包丁の腹の部分でにんにくを押しつぶすと簡単に皮を剥くことができます。風味も良く出ますし、芽の部分も除去できますので調味料として料理に使う場合はお勧めの方法です。もっと簡単に皮を剥きたい場合にお勧めの方法は、電子レンジで加熱してから皮を剥く方法があります。

にんにく1片の根元を切ったら、そのままレンジに入れて500ワットで10秒を目安に加熱。取り出してつまむだけで驚くほど簡単に皮を剥くことができます。たくさん剥きたい場合は根元を切ったにんにくを切った部分を下向きに皿に盛り、1分程度加熱します。

後は同じようにつまむだけで皮が剥けますので、料理にたくさんのにんにくを用いる場合には楽ですのでお勧めです。にんにくを冷凍保存している場合は、冷凍庫から取り出したにんにくの根元を包丁で切り、ボールに水を溜めて1分ほど浸けます。

水から取り出したにんにくは頭の部分をつまむだけで簡単に皮が剥けます。にんにくの調理方法や使う量、保存方法に合わせて、是非ともこれらの方法を試してみて下さい。

知っておこう!にんにくの栄養素を効果的に取り入れる方法

栄養価が高く様々な美容、健康効果を持つにんにく。より高くその恩恵にあやかる効果的な食べ方があるのをご存知ですか。にんにくの主成分の1つであるアリシンは、ビタミンB1と結合することによりアリチアミンと呼ばれる成分に変化します。

アリチアミンはビタミンB1単体で摂取するよりも吸収力が高い性質を持ち、血液中に滞在する時間も長くなるため、糖質のエネルギー代謝が向上します。結果として疲労回復、滋養強壮などの効果が高まり、またその効果も長時間持続します。

このような理由から、にんにくはビタミンB1を含む食品と一緒に摂取するのが良いと言われています。代表的なビタミンB1を多く含む食品には豚肉、レバー、魚、玄米や大豆食品があります。これらの食材と組み合わせてにんにくを調理してみると良いでしょう。

お勧めのレシピは、にんにくを調味料に加えた豚野菜炒め、豚肉とにんにくの韓国風煮もの、アクセントににんにくを加えたゴーヤと豚肉の甘味噌きんぴら、香り豊かな玄米とにんにくのガーリックライス、にんにくたっぷりのレバニラ等です。

にんにくは比較的どんな料理にも活用しやすい食材ですので、他にも色々と組み合わせを工夫して料理してみるのも楽しいと思います。

にんにくを加熱調理したら栄養素はどうなるの?生で食べた方がいいの?

野菜の栄養素は加熱すると壊れてしまうってよく耳にしますよね。野菜の一種であるにんにくについてはどうなのでしょうか。一般的には加熱して食べることがほとんどですよね。いくら栄養素が豊富に含まれていて身体に良いと言っても、加熱して壊れてしまうのなら本末転倒です。

結論から言いますと、にんにくは加熱調理してもそれほど多くの栄養素が失われるわけではありません。生のにんにくはアリシンという栄養素が持つ殺菌・抗菌作用が強すぎて胃腸への刺激となり、胃の痛みや下痢などを引き起こす可能性がありますので、むしろ過熱して少しアリシンの量を減らしてから食べる方が丁度良いのです。

アリシンはにんにくの強烈な臭いの元でもありますので、加熱することにより臭いも抑えられます。栄養素も十分な量を摂取できますので、にんにくを加熱することを懸念する必要はありません。大量ににんにくを食べる時や、胃腸が弱っている時などは逆に生で食べるのを控えて加熱したものを食べることを推奨します。

にんにくの臭いが気になる場合の対処法

美味しくて様々な効果効能が期待できるにんにくですが、餃子やラーメンを食べた後のにんにくの臭いってどうしても気になってしまいますよね。でもそれで美味しい食べ物を食べることを躊躇してしまうのは勿体ないです。

そこでにんにくの臭いを消す方法についてまとめてみましたので是非参考にしてみて下さい。まず臭いの原因についてですが、にんにくの臭いの正体はアリシンという栄養素。体内に入ると血液と結合して全身に行き渡り、肺からも臭いが発生すると言うから厄介です。

この事実を踏まえたにんにくの臭いを消す方法は3つ考えられます。肺から臭いが出る前に予防すること、口の臭いを消すこと、胃の臭いを消すことです。それぞれの対処法を見て行きます。まず即効で臭いを予防する方法ですが、アリシンが体内に吸収されると同時に臭いを抑える食材を一緒に食べる方法が考えられます。

具体的にはにんにく料理と一緒に臭いを抑制する作用を持つ牛乳や緑茶を飲むことです。食事の際に牛乳を飲むのはミスマッチですので、現実的には緑茶を飲むのが有効と言えます。口から発生する臭いには、口臭予防用のミントガムやタブレットが即効性もありますので効果的です。

胃から発生する臭いについては、食後にりんごを食べるのが有効。なぜならりんごが含むポリフェノールと酵素には、アリシンの臭いを抑える作用があるから。口の中もサッパリするのでお勧めです。いかがでしたか。ポイントは幾つかの方法を組み合わせると、より効果的に臭いを抑えることができます。是非試してみて下さい。

疲労の回復や体力の増強に効果的

にんにくが持つ健康効果の代表格とも言えるのが、疲労回復や体力の増強などの強壮作用です。にんにくの主成分アリシンを使用した栄養ドリンクなども有名ですよね。そもそも疲労とはどういった状態を言うのでしょうか。

一般的には脳や神経が疲労する精神的疲労と身体が疲労する肉体的疲労に大別されており、にんにくは精神的疲労にも作用しますが主に肉体的疲労のに対する効果が主です。人間は肉体的に疲労すると筋力の低下、倦怠感、眠気、免疫力の低下など身体に様々な弊害が現れてきます。

肉体的疲労の原因は化学的にはエネルギー供給が不足している点と、活性酸素が大量に発生することによる酸化ストレスであると言われています。にんにくはこれらの原因に対処する効能を持っているため疲労回復に効果的であるとされています。

栄養過剰と言われている現代人がエネルギー不足になるのは、必要となるビタミンB1が不足して糖質をエネルギーに代謝できないためです。吸収されにくく体内に蓄積することもできないビタミンB1ですが、にんにくの成分であるアリシンと結合させると吸収されやすく血液中にも貯蔵可能なアリチアミンに変化します。

代謝に必要なビタミンB1が確保されることにより結果としてエネルギー不足が解消され、疲労回復に繋がります。

疲労のもう1つの原因である活性酸素を除去する抗酸化成分ビタミンEをはじめとした成分が含まれており、こちらも疲労の回復に役立つ効能です。主な効果はこの2つですが、その他抗菌殺菌作用や血行促進作用も体力の低下を防ぎ疲労を回復させる効果があります。

強力な殺菌効果で食中毒を予防

にんにくの主成分アリシンには非常に強力な殺菌作用を有しており、生のにんにくを大量に食べるとその強力な殺菌力で腸内菌までが死滅してしまい、お腹を壊す原因になるほどです。食べすぎには注意が必要ですが、適量のにんにくを摂取することによりお腹の中に潜む病原菌を殺菌する作用を持ちます。

アリシンの殺菌力は12万倍に薄めた液でも赤痢菌やチフス菌、コレラ菌、そして病原性大腸菌O-157などの強力な最近やウイルスに対しても強力な抗菌力と殺菌力で撃退すると言われており、抗生物質であるペニシリンやテトラマイシンよりも強力な作用を持つことが多くの研究により確認されています。

また戦前の薬が無い時代、不治の病であると言われていた結核に対する唯一の特効薬として使用されていた歴史もあります。珍しい話では、薔薇の園芸を行う際に隣ににんにくを植えて害虫予防にしたという逸話もあります。

体内に吸収されて血液中に溶け出したアリシンは、体内に侵入したウイルスの活動を抑制したり、殺菌したりする作用を持ちます。同時にアリチアミンが代謝機能を促進しますので、血行が良くなり身体を温め、弱った細胞の抵抗力を増幅します。

このようににんにくを食べることにより風邪をはじめあらゆる感染症の予防改善にも高い効果が期待できます。

コレステロールを抑制して動脈硬化を予防、改善

心筋梗塞や脳梗塞など、重篤な病気にも繋がる可能性がある動脈硬化。文字通り動脈の弾力性が失われて硬くなってしまう病気で、動脈内に付着したコレステロールや中性脂肪が原因です。動脈が硬くなると血管が破れやすくなったり、心臓にも負担がかかります。

血液の流れも阻害されるため身体に栄養が運ばれなくなり、内臓の働きが悪くなったり最悪の場合壊死してしまう可能性もあります。自覚症状が無いため症状の進行に気付きにくいのもこの病気の恐ろしい所です。にんにくはそんな厄介な動脈硬化の予防改善に効果的であると言われています。

にんにくはアホエン、S-アリルシステイン等の成分が血管内に付着するコレステロールの生成を抑制、そしてアリシンが変化してできる成分は肝臓へ蓄積されたコレステロールを排出する作用があります。またアリシンには狭くなった血管を拡張してくれる作用、中性脂肪を過酸化物質に変化させる活性酸素を除去する作用も有しています。

過酸化物質に変化しなかったコレステロールは善玉コレステロールに回収されて肝臓へ送られますので、動脈硬化の原因にならずに済みます。

更に動脈硬化により傷つきやすくなった血管は血栓ができやすく、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるのですが、にんにくには血栓の発生を抑える成分も含まれています。これらの作用により、にんにくを食べると動脈硬化の予防改善に繋がるのです。

血流を改善して高血圧を予防、改善

上述の動脈硬化の原因にもなり、身体に様々な悪影響を与える高血圧。にんにくは体温を上げたり疲労回復、体力増強の効果があるため血圧を上げるような印象がありますが、実際には血圧を下げる効果があり、高血圧の予防改善に役立ちます。

高血圧の直接的な原因は心拍数の増加、血管の弾力性の低下、血液の粘性が上がるなどですが、コレステロールやマクロファージが血管内部に付着して狭くなることも原因となります。これらの要素を引き起こす食生活をはじめとした生活習慣、加齢、ストレス、老化などが重なると高血圧を誘発すると言われています。

にんにくが持つ作用は、高血圧の根本的な原因を解決する性質のものではありませんが、血管拡張作用、コレステロールを下げる作用、血液の粘度をサラサラにする作用が結果的に高血圧の予防改善に繋がります。

まず血管拡張作用についてですが、にんにくの成分であるアリシン、ジアリルスルフィド、アデノシン等が血管を弛緩させて拡張するため、血流が改善されて血圧の低下が期待できます。

コレステロールを下げるのは、にんにくの成分であるS-アリルシステイン、アホエン、ビニルジチイン等がコレステロールの合成を抑制、ジアリルジスルフィドやジアリルトリスルフィドが肝臓に蓄積したコレステロールを体外へ排出します。結果として血管が細くなるのを防ぐことに繋がり、血圧の上昇を防ぎます。

血液をサラサラにするのは活性酸素を除去して、血液が酸化してドロドロになるのを防ぐからです。血管を詰まらせる血栓ができるのを予防する効果もありますので、サラサラになった血液がスムーズに血管内を流れるようになり、血管への圧力を下げることに繋がります。これらの効果を有していることから、にんにくは高血圧を予防・改善すると言われています。

にんにくにはガンの予防効果があるって本当?

死因の中でも大きな割合を占めているガンは、細胞のDNAが損傷することにより異常なガン細胞となり増殖、やがて腫瘍となり放置しているとどんどん全身に転移して死にいたる恐ろしい病気です。

ガン細胞は常時体内で発生しているのですが、身体が正常な状態ですとDNAの損傷も修復され、たとえガン細胞が発生しても免疫機能により排除されます。しかし生活習慣や発がん物質など何らかの要因により大量にガン細胞が発生したり、免疫力が低下すると排除が追い付かなくなったガン細胞が増殖を続けて悪性腫瘍になってしまいます。

にんにくにはガンを予防、抑制する効果があると言われており、様々な研究機関によりその効果が期待できると報告されています。その仕組みは主に3つ挙げられます。

まず発がん性物質を代謝して解毒、体外に排出することによりガン細胞の発生を抑止する作用、ガン細胞へと変化した細胞を死滅させることによりその増殖を抑止する作用、人間の身体が持つ免疫機能を強化することにより、発がん性物質やガン細胞の排除を促す作用です。

にんにくの成分を原料にした、ガンの予防・抑制を目的とした製品も開発されており、医療や健康の分野においてもにんにくは注目を集めています。

にんにくが持つ栄養素は美肌にも最適

肌の美しさに定評のある韓国の女性。韓国と言えばキムチですが、にんにくはそのキムチの材料にも使われている食材です。美肌とは縁のなさそうなにんにくがなぜ効果的なのでしょうか。それにはちゃんとした根拠があるんです。

肌が老化してダメージを受けるのは活性酸素により酸化してしまうからなのですが、にんにくの主要な成分であるアリシンは抗酸化作用を持っており、にんにくを常食していると肌の酸化を防ぎ、若々しい綺麗な肌になることができます。

また抗酸化作用以外にも、にんにくに含まれるアリチアミンには肌の質を高める効果があって、シミやシワの目立たないなめらかで美しい肌になれると言われています。

にんにくには他にも血液をサラサラにして血行促進する効果や、代謝を上げる効果がありますので細胞の隅々まで栄養が行き届き、老廃物を排出してイキイキとした美しく健康的な肌を実現できます。肌のたるみやむくみ、シミやシワに悩まされている方ほど血行や代謝も悪い傾向にあります。

そんな方こそにんにくの持つ美肌効果が期待できますので、にんにくの栄養素を摂取して美しく健康的な肌を手に入れて下さい。

美容に必須のダイエットにも活用できる

美容健康に欠かせないのがダイエット。にんにくは上述のような美容効果のみならず、ダイエットにも効果がある食品なんです。健康的に美しくなれて痩せられるのなら、期待してしまいますよね。健康的なダイエットに必要な要素は、極端な食事制限や無理な運動を行うのではなく、代謝をアップするための栄養素を積極的に摂ることが大切。

代謝が上がれば食事で得た栄養素をエネルギーに変換できますので、脂肪や老廃物などの余分なものを体内に蓄積せずに済むからです。代謝を促進する栄養素の代表格は豚肉や玄米に多く含まれるビタミンB1。この栄養素をいかに摂取するかがダイエットのポイントです。

しかし一度に少量しか吸収できず、体内に蓄積することもできないという性質を持っています。にんにくに含まれるアリシンはビタミンB1と結合することでアリチアミンとなり、より吸収されやすく体内に貯蔵することもできるようになります。またにんにくにはコレステロールや中性脂肪の燃焼を促進する作用もあります。

これらのことからにんにくはダイエットに役立つと言われています。特に太りやすい体質の方は基礎代謝が悪い傾向にありますので、意識して摂取することをお勧めします。

美容、健康の大敵である冷え症も改善

女性を中心に多くの方が悩んでいると言われる冷え症。身体が冷たくなるだけではなく、病気になりやすくなったり肩こりや偏頭痛にもなりやすくなったりと健康面にも様々な悪影響を及ぼします。冷え症はストレスや疲労の蓄積、不摂生が原因となって自律神経の働きが乱れ、末梢神経の血管が収縮するからであると言われています。

狭くなった血管は血流が悪化して冷えに繋がります。このような症状に効果的なのがにんにくの持つ血管拡張作用なのです。にんにくを食べることで交感神経が刺激されてノルアドレナリンの分泌が盛んになると同時に、末梢の血管が拡張します。

またノルアドレナリンには脂肪の分解を促進して燃焼させることにより、身体の熱生産をアップさせる作用があります。にんにくが持つ血液をサラサラにする作用とも相まって、心臓から送り出される血液が身体の隅々まで行き渡って栄養と熱を運んでくれますので、身体の中から冷え症を予防・改善することができるのです。

冷えが原因で引き起こされる頭痛や肩こりの改善も期待できます。冷え症に悩まされている方は、にんにくを食べる習慣を身につけてみてはいかがでしょうか。

にんにくが持つ抗ストレス効果で気分も爽快

現代社会はストレス社会とも呼ばれており、空気の汚染や紫外線、騒音などの環境から来る外的ストレスに加えて、人間関係や仕事が原因の精神的ストレスもあり、世の中が便利になった半面ストレスにより体調を崩す方も年々増えています。

ストレスが蓄積されると自律神経のバランスが乱れて、気分障害や睡眠障害、食欲の増減や酷い場合には鬱病に至るまで様々な症状が現れます。またストレスは疲労の回復や精神の安定に重要な働きをするビタミンB1を大量に消費してしまいます。

必然的にビタミンB1が不足して、疲労や眠気、精神の不安定などの症状が現れてきます。ビタミンB1を補給すれば良いのですが、吸収されにくく体内に蓄積できない特性があるためこまめに摂取する必要が出てきます。そこでにんにくの出番です。

にんにくの成分であるアリシンがビタミンB1と結合してアリチアミンなり、スムーズに体内に吸収されて血液中に蓄えられます。

そしてビタミンB1と同様の働きをするアリチアミンの作用により脳や神経の興奮を鎮めてストレスが緩和されます。このようににんにくには、ストレスでダメージを受けた身体と心を修復し、回復させる優れた作用を持った食べ物なのです。

手軽にできるにんにくレシピ、にんにくのホイル焼き



美容健康に効果的なにんにくですが、どうせなら美味しく食べたいですよね。そんな方にお勧めするレシピの1つが、にんにくのホイル焼きです。普段調味料として使われていて脇役のイメージがありますが、この料理ではにんにくが主役になっています。作り方もとっても簡単。

(1)まずはお皿ににんにくを丸ごと置いて600Wの電子レンジで3分ほど過熱して下ごしらえをします。

(2)次ににんにくをアルミホイルで丸ごと包んでオーブントースターで5分から10分程度加熱。目安としては竹串がスッと通るくらいの柔らかさです。

(3)皮を剥いて塩を振ったらできあがり。

シンプルだけと美味しい、おつまみやおかずにも最適な絶品料理です。新にんにくやブランドにんにくなど素材の味を堪能したい時には特にお勧め。ごま油焼きやオリーブオイル焼き、バター焼きや黒コショウ焼きなど味に変化を持たせてみるのも面白いです。是非ともチャレンジしてみて下さい。

おつまみにも最適!じゃがバターににんにくをプラスしたガーリックじゃがバター



にんにくの風味を堪能できる、お家で作れる居酒屋メニュー、ガーリックじゃがバターのレシピをご紹介します。じゃがいもを使った料理はおつまみにも最適で、バターとの相性が抜群なじゃがバターは誰もが好きなメニューですよね。そんなじゃがバターににんにくをプラス!お酒にとても良く合いますし、おかずにしても美味しくてご飯が進みます。

(1)まず用意する材料ですが、食材はじゃがいもとベーコンで、お好みに合わせてコーンを加えるのも良いですね。調味料は塩コショウとブラックペッパーとバター、そしてアクセントになるにんにくを用意。見た目の良さと風味を加えるならパセリも使ってみましょう。

(2)そして次は下ごしらえです。じゃがいもを洗って皮を剥いたら縦に6等分にカットして、お皿に並べてラップをかけて電子レンジで5分ほど過熱します。その間にベーコンも適度なサイズにカットしておきます。

(3)次はいよいよ各材料と調味料をフライパンで炒めて調理します。まずバターとにんにくをフライパンに入れます。適度なタイミングでベーコンとコーンを加えて炒めてゆき、ほどほどに炒めたらじゃがいもを加えます。じゃがいもに焦げ目が付いてきたら調味料を加えるサイン。塩コショウとブラックペッパー、パセリを加えて仕上げに良く混ぜ合わせたらできあがりです。

とっても手軽で簡単に調理できて、時間もかかりません。それでいて風味豊かで本格的な居酒屋メニューが楽しめますので、是非ともチャレンジしてみることをお勧めします。

シンプルだけど美味しい!にんにくだけで作るスープ



疲れが溜まって食欲が無い時や、身体を温めたい時にお勧めなにんにく料理が、にんにくスープです。香りと風味豊かなにんにくスープは低カロリーで美容健康にも良くてとってもヘルシー。早速レシピを紹介しちゃいます。

(1)まずは食材ににんにくと玉ねぎとベーコンを用意。調味料にはサラダ油とコンソメ、塩とブラックペッパーにパセリもあればなお良いですね。にんにくと玉ねぎとベーコンを細かくスライスしたら、フライパンに油を入れて先に刻んだにんにくを入れてから弱火にかけます。

(2)カリカリになるまで炒めて香り出しをしたら一旦お皿に取り出します。同じフライパンに玉ねぎとベーコンを入れて玉ねぎが半透明になるのを目安に炒めたら、水とコンソメを入れます。煮立ってきたら味見をしながら先に炒めておいたにんにくを加えて味を調えます。

(3)器に盛り付けたら最後の仕上げにブラックペッパーとパセリを加えてできあがり。調理のコツはにんにくを炒める際に強火で炒めて焦がさない点と、ベーコンにあらかじめ味が付いているものは塩を入れすぎないように加減する点です。

こんかいご紹介したのはシンプルなにんにくスープですが、アレンジで他の食材を加えてももちろんOK。野菜を加えた野菜スープや、春雨を加えた春雨スープ、卵を加えて片栗粉でとろみを付けた中華風スープなども美味しいですよ。色々と試行錯誤して、にんにくスープを楽しんでみて下さい。

まとめ

そのまま食べても美味しくて、様々な料理を引き立てる調味料としても活躍するにんにく。豊富な栄養素を含み、香りと風味が豊かで料理に必須の食材であるだけでなく、その効果効能は健康面のみならず美容面にまで及ぶまさに万能とも呼べる食材ですよね。

加熱調理しても気にするほど栄養素が損なわれることも無く、むしろ強すぎる成分が弱まって丁度良いみたいですね。美味しく食べれるレシピもご紹介していますので、この機会に普段の食生活ににんにくを活用してみてはいかがですか。

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