クレソンは隠れたスーパーフード? 気になる栄養素を調べてみた

クレソンは隠れたスーパーフード? 気になる栄養素を調べてみた

ヨーロッパ原産の万能選手!
ピリッとした辛味とほのかな苦味、爽やかな風味を持ち合わせるヨーロッパ原産の香草、「クレソン」。そのサッパリとした味わいが牛肉の脂っぽさを緩和するため、ステーキやローストビーフの付け合わせとして食べられることが多い野菜です。

そんなクレソンですが、実は「ビタミン」や「カロテン」を豊富に含む、栄養価の高い野菜の一つ。ここでは、料理の付け合わせというイメージを払拭する、クレソンの知られざる実力を解説していきます! 

■そもそもクレソンってどんな野菜? 

クレソンは中部ヨーロッパ原産の野菜であり、日本に初めて持ち込まれたのは明治時代初期の頃だといわれています。“クレソン”という言葉自体はフランス語であり、英語では「ウォータークレス」、和名だと「オランダからし」と呼ばれるそう。非常に繁殖力が強く、一般家庭でも簡単に栽培できる香草の一種です。

また、栄養価が非常に高い野菜としても知られており、2014年にCDC(アメリカ疾病予防管理センター)が発表した「栄養素の高い野菜&果物TOP41」で堂々のランキング一位を獲得。野菜や果物の中でも、多くの栄養素を含む食材であることが判明しています。

■クレソンのピリッとした辛さの秘密は「シニグリン」

クレソンを食べた時に感じる、ピリッとした独特の辛味。これは、大根やわさびにも含まる「シニグリン」と呼ばれる辛味成分により生じているようです。

「シニグリン」には胃もたれ改善や食欲増進、脂肪の分解など、胃腸の活動を手助けしてくれる効果があります。だからこそ、ステーキなどの付け合わせに用いられることが多く、脂っこい牛肉もサッパリといただけるようになるそうです。彩りのためだけに添えているのではなく、肉料理をよりおいしく食べられるよう、合理的な理由でクレソンを付け合わせている訳ですね。

■クレソンに含まれる主な栄養素と期待できる効果

クレソンは計17種類の栄養素を含む「スーパーフード」。その中でも、美容健康にうれしい代表的な成分をチェックしておきましょう。(出典:文部科学省発行 日本食品標準成分表2015年版(七訂))

・βカロテン(ビタミンA)

100gあたり、およそ「2700μg」も含まれている「βカロテン」。粘膜や皮膚の細胞を正常に保ち、アンチエイジングも期待できる成分なのだとか。

・カリウム

「カリウム」はクレソンには「330mg」含まれており、むくみの解消や、便通改善に期待できます。

・鉄分
「鉄分」を「0.2mg」保有。常に貧血気味の人や、妊娠中の女性は積極的に摂取するとよいかも(もちろん摂り過ぎは禁物)。
美容に直接関連するビタミンやカロテンを豊富に含んでいることから、ダイエットや美容目的で食べる人も増えているクレソン。料理の飾り付けに用いられることが多いですが、ドレッシングをたっぷりかけてサラダにしたり、天ぷらでカラッと揚げて食べてもおいしい野菜です。ほかにも、さまざまな調理方法があるので、興味のある人は作ってみてくださいね! 

(吉田リオカ+どてらい堂)
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