美人は美肌菌を飼っている!そもそも美肌菌とは?美肌菌を増やす方法ってあるの?

美人は美肌菌を飼っている!そもそも美肌菌とは?美肌菌を増やす方法ってあるの?

季節の変わりめなどは特に、お肌の荒れを感じやすいですよね。お肌をきれいに保つためにいろんな方法を試している人も、多いのではないでしょうか。

今回は、そんな美肌に大きく関係があるとされている「美肌菌」についてご紹介します。美肌菌って何?どうやって増やすことができるの?という人は、ぜひ、読み進めてみてくださいね。

美肌菌って、どんな菌?悪さはする?

美肌菌という言葉を初めて聞いたという人もいらっしゃるかと思います。美肌菌とは、一体どんな菌なのでしょうか。

美肌菌とは、表皮ブドウ球菌とも呼ばれる菌のことをいいます。お肌の病原菌が増えるのを抑えてくれたり、お肌の老化に大きく関係している活性酸素を取り除く働きがあり、美肌を保つためには欠かせない菌として知られています。

美肌菌は毛穴より分泌された皮脂を分解し、グリセリンを作り出す働きをもっています。このグリセリンとは、化粧品にも使用されているほどの保湿作用が認められている成分です。

そして、お肌の角質細胞にこのグリセリンが行きわたることで、お肌を弱酸性に保ち、透明感のあるしなやかなお肌へと導いてくれるのです。また、同じく保湿成分であるセラミドの生成もサポートしてくれるといわれています。

実際に、美肌菌が少なく肌トラブルを起こしている人のお肌に人工的な美肌菌を増殖させると、1か月ほどでお肌の保湿状態が改善され、そのうえキメまで整ったという実験結果も報告されています。

このように美肌菌はお肌の状態をより良い状態に保ってくれる、まさに女性の味方ともいえる菌なのです。

美肌菌のすごい働きをもっと詳しく!

先ほど簡単に美肌菌の効果をお話ししましたが、もう少し詳しくその働きについてご紹介したいと思います。

・グリセリンを作り出してくれる

化粧品に多く含まれている保湿成分であるグリセリンを、美肌菌は作り出すことができます。角質細胞はグリセリンの働きでうるおいを取り戻し、バリア機能が高まって、より肌トラブルの起こりにくい強いお肌へと変化します。

・セラミドを作り出してくれる

お肌の角質層がうるおいを保つために欠かせない成分としてセラミドがあります。セラミドは皮膚で自然に分泌される成分ではあるのですが、ターンオーバーの乱れなどの影響を受けやすく、不足してしまうことがあります。当然、セラミドが不足してしまうと、お肌のうるおいは失われ、さまざまな肌トラブルが引き起こされてしまいます。

・お肌を弱酸性に整えてくれる

お肌が理想としているPH値は弱酸性であるといわれています。なぜなら、弱酸性のお肌は、後ほどお話しする悪玉菌が増えにくいとされているからです。つまり、悪玉菌はお肌のトラブルを招く原因となるため、美肌を保つにはお肌が弱酸性であることがとても重要なのです。

美肌菌の敵!?悪玉菌とはどんな菌?

実は、お肌には3つの菌が常に存在しています。1つはすでにお話している美肌菌で、あとの2つは悪玉菌と常在菌です。まずは、悪玉菌からご紹介していきましょう。名前からいかにもお肌に悪そうな雰囲気がしますが、実際はどうなのでしょうか。

悪玉菌とは、黄色ブドウ球菌という菌のことです。いわゆる化膿を引き起こす菌で、皮膚の切り傷などが化膿した際に体液が黄色く変色するのはこの菌が原因であるとされています。増殖すれば皮膚の内部にまで侵入することがある恐ろしい菌です。

ところで、黄色ブドウ球菌と聞いて食中毒を思い出した人もいるのではないでしょうか。そうです、この悪玉菌は一定の量を超えると毒素を出し、食中毒を引き起こすことでも知られています。

毒素は加熱や煮沸消毒を行なっても消えることがないほど強力です。また、悪玉菌はアトピー性皮膚炎とも関係が深いともいわれています。

こんな菌がお肌にいると思うと、美肌菌の活躍を祈らずにはいられませんね。後ほど、美肌菌の増やし方についてもご紹介しますね。

いつもお肌にいる!常在菌ってどんな菌?

では次に、常在菌についてお話していきましょう。

常在菌とは、名前の通り、常にお肌にいる菌のことです。常在菌はお肌だけではなく、お口の中や気道、消化管にも存在する菌で、菌の数や増え方には個人差があります。

種類も豊富で10種類ほどの存在が認められていますが、その多くは人体に無害であることがわかっています。常在菌として知られている代表的なものとしては、アクネ菌やカビなどの真菌類があります。

ちなみにアクネ菌というと、常在菌はニキビの原因になるのではないかと考える人もいるかもしれませんが、アクネ菌が存在しているからといってそれだけでニキビができるというわけではないのです。

通常、このお肌の常在菌は皮脂や汗をエサとして存在しており、お肌を弱酸性の状態に保って病原菌の増殖を抑える働きをしています。つまり、常在菌と美肌菌のおかげでお肌は正常な状態を保つことができているというわけです。

このように、美肌菌、悪玉菌、常在菌の3つの菌は適度なバランスを保ちつつ、お肌でうまく共存しています。ただし、悪玉菌の増殖が目立った時、このバランスは崩れ、お肌のトラブルが生じてしまうのです。

生活習慣の改善で美肌菌を増やす方法とは?

美肌菌の働きがわかれば、美肌菌をどんどん増やしたいと思うようになりますよね。では、ここで美肌菌の増やし方をご紹介しましょう。

・汗をかくようにする

適度に体を動かし、汗をかくということは美肌菌を増やすために効果的な方法です。運動をすることで体温が上昇し、美肌菌が存在しやすい状態を作り出すことができるのです。また、汗をかくことで汗をエサとしている美肌菌が増えるともいわれています。

汗をかくということは新陳代謝がアップし、常在菌にも良い影響を与えます。運動は軽めのものでも構いません、続けて行なってみましょう。

・冷え性を改善させる

先ほど、体温が上がると美肌菌が住みやすい状態になるというお話しをしました。菌にはそれぞれ、好みの温度というものがあり、美肌菌はこの温度が高めです。

そのため、冷え性のままでいると美肌菌が活発に動くことができず、作用が鈍くなってしまうのです。冷え性の改善は1日や2日でできるものではありませんが、なるべく早く改善できるよう、生活習慣や食事の栄養バランスを見直してみるといいでしょう。

・ストレスをうまく発散させる

現代社会を生きるうえでまったくストレスを感じないというのは無理な話しです。けれど、過度なストレスは美肌菌を減少させてしまうことにつながります。毎日寝る前に音楽を聴いてリラックスできる時間をもつ、休日は友人と買い物に出かけるなど、うまくストレスを解消する方法を見つけましょう。

スキンケアの改善で美肌菌を増やす方法とは?

では次に、スキンケアを改善して美肌菌を増やす方法をご紹介しましょう。生活習慣の改善と組み合わせて行なうことで、より効果を実感できるはずですよ。

・必要以上に洗顔しすぎない

お肌をきれいに保とうと洗顔を念入りに行ないすぎることは、お肌にとって良いこととはいえません。クレンジングや洗顔料の洗浄力で、お肌に必要な美肌菌までも洗い流してしまうことになるからです。

メイクをした日はきちんとメイクを落とす必要がありますが、洗顔は1回のみにとどめておきましょう。力を入れすぎず、泡で洗い落とす感覚で行なうことがポイントです。また、翌朝の洗顔は洗顔料を使わず、30℃程度のぬるま湯ですすぐのみにしておきます。

洗顔料を使わなくても余分な皮脂は十分洗い流すことができるので、安心してくださいね。

・化粧品をむやみに使わない

お肌をきれいに保ちたいと高価な化粧品を購入する人が多いですが、化粧品は高価であればあるほど良いわけでも、使い種類が多ければ多いほど良いわけでもありません。

むやみに大量に肌に浸透させようとしたり、さまざまな種類のものをつけすぎてしまうと、逆にお肌に負担をかけてしまうことにもなります。また、化粧品に含まれている保存料が美肌菌の増殖を抑えてしまうことがあります。化粧品は必要最低限のものを適量使うように心がけましょう。

現代的な美肌菌増殖方法!美肌菌バンク

さらにもう1つ、美肌菌を増やす方法があります。それは、美肌菌バンクを使うことです。美肌菌バンクとは、自分の美肌菌をあらかじめ採取しておき培養し、それを冷凍保存し、必要感じた時に再びお肌に戻すという画期的なサービスのことです。

オーダーメイドバイオスキンケアとも呼ばれており、名前を「美肌フローラ」といいます。詳しい培養方法などは後ほどお話ししますが、月々5,000円ほどを支払う必要があるため、よく考えて契約することが大切です。

年齢を重ねると美肌菌の数はどんどん減少し、お肌のバランスが崩れてさまざまな肌トラブルが見受けられるようになります。けれど、美肌菌バンクを活用することで、以前の自分の美肌菌をお肌に補うことができ、またバランスが整った状態を作り出すことができるのです。

補う美肌菌は自分自身のものなので安心ですし、いつでも好きな時にお肌に戻すことができます。美肌菌バンクは、いわゆるお肌を若返らせることができるとっておきの方法ですね。

美肌菌バンクで保存してもらう流れとは?

では、美肌菌バンクに美肌菌を預け、保管してもらうまでの流れを詳しくお話ししましょう。

まずは、自分自身の美肌菌を採取するところから始まります。どこかに出向く必要はなく、自宅で簡単に採取できるキットがあるので、ネットで申し込みをします。

申し込み完了後、すぐに郵送にてキットが届きますので、指示通りにおでこから美肌菌を採取しましょう。時間は5分程度で完了します。あとは、研究所宛てにそのキットを送るだけです。

美肌菌バンクは、あなたから受け取った美肌菌を培養し、その中からより良いものだけを選りすぐり、再びそれらを培養します。そしてそれをマイナス80℃で冷凍保存しておいてくれるのです。

数か月後でも数年後でも、あなたが美肌菌を必要とした時に美肌菌を取り寄せ、先ほどお話ししたようにお肌に戻せば、美肌菌を美肌菌バンクに送り返した当時のお肌の状態がよみがえるのです。冷凍保存期間の定めなどはなく、半永久的に保存が可能となっています。

ちなみに美肌菌バンクより送られてくる美肌菌のビンには、1本につき10億個もの美肌菌が含まれています。これを1週間に2回ほどのペースでお肌へ戻すと、美肌を保つことができるといわれています。将来の自分へのプレゼントとして契約する人が多いようですよ。

菌といえばヨーグルト。その効果とは?

菌の培養という言葉を聞いて、ヨーグルトが効果的なのではないかと思った人はいませんか。確かに、お肌にヨーグルトを塗ってパックをするというお手入れ方法もありますよね。ヨーグルトでも美肌菌は増やすことができるのでしょうか。

答えは残念ながら、ヨーグルトでは美肌菌は増やすことができません。

ただし、美肌菌がグリコオリゴ糖を好むということは確かです。名前がヨーグルトみたいですね。グリコオリゴ糖は正式名称をα-グルカンオリゴサッカリドといい、この物質であれば美肌菌を繁殖させることが可能です。

しかも、このグリコオリゴ糖は善玉菌の繁殖を促すのと同時に、善玉菌だけを増やすことができることでも知られています。

つまり、お肌にとって良い菌のみを増殖させ、悪いとされる菌の増殖を抑えてくれるのです。悪玉菌を撲滅させるほどの威力はないものの、今現在、美肌菌を増やすには最も効果的な方法であると考えられているのです。

このグリコオリゴ糖をお肌に届けるには、洗顔料や化粧水などにグリコオリゴ糖が含まれていることをチェックすることが重要です。なるべくグリコオリゴ糖が配合されたものを選んで購入するようにしましょう。

ちなみに美肌菌は増殖しすぎても肌トラブルを引き起こすようなことはありません。悪玉菌は増えすぎると困る事態になりますが、美肌菌の場合はそのような心配がないのです。とはいっても、あくまでも化粧品の使用は適量が大事ですよ。

まとめ

美肌菌とはどんな菌なのか、どうすれば美肌菌を増やすことができるのか、また最先端の培養保管サービスについても触れながらご紹介しましたが、いかがでしたか。美肌菌をうまく増やし、いつまでもきれいなお肌を保ちましょうね。

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