催眠術は怖くない! 女子会に催眠術師を召喚したよ!

催眠術は怖くない! 女子会に催眠術師を召喚したよ!

【コヤナギの切り身vol.37】
ハロー! 夢見がちなのに根がネガティブだから常に最悪の事態も想像しちゃうコヤナギユウだよ。しかも「あまのじゃく」をもっと凶暴にした「アマノジャッカル」(コヤナギの造語)だからさ、右向けって言われたら左見ちゃうんだよね。明るいピンクヘアが定着したから、アッシュ+グリーンに染め直しちゃうし。

こんなわたしだから、自分の思い通りにならないなんて恐怖しかない。例えば、催眠術とか! 自分の意思とは裏腹に床に倒れ込んだり、動物に変身したり、辛いはずのわさびをチューチュー吸ったり……しかも記憶がなかったり!?

ヤダヤダヤダ、怖い! でも……ホントなの?

疑り深いアマノジャッカルが炸裂したコヤナギ。そんなわけでお呼びしてみたよ、催眠術師さんを!

■みんなで呼べば費用は「占い師」くらい

(前列左端がアンドウミカちゃん、その隣の男性が催眠術師。後列左端がコヤナギだよ)
友人でセクシーワークアウト考案者アンドウミカちゃんによる謎のつながりで、飲み会に催眠術師さんが来てくれたんだ!

催眠術バーとか流行っているけれど、人の目があるとやっぱ気になっちゃうじゃない? 友だち同士の飲み会なら何かあっても安心だし!

催眠術師を呼ぶなんてお高そう?

もちろん人によって価格にばらつきはあるみたいだけど、10人くらい集まれば「占い師に鑑定してもらうくらい」の予算感で考えておけば良さそうだよ。

■催眠術の勘違い! かかりたくなければかからない!

催眠術師十文字幻斎さんの弟子で、元警察官という経歴を持ち、日本で唯一公道での施術が許されている十文字悠迦(じゅうもんじ ようか)さんが「まず催眠術に対する3つの誤解があります」と話し始めた。

【ムリヤリ催眠術にかけられる!?】
ドラマなどで見かける「嫌がる相手に催眠術をかけちゃう」というもの……できません! 「かかってやるもんか」という気持ちがあれば、もちろんかからないそう。

【意識がなくなる!?】
こころを支配してしまうわけではないので、イヤだと思っていることはできないらしい。

【記憶がなくなる!?】
テレビなどで催眠術中の記憶がない、などと言うこともあるけど、あれは嘘。例え動物に変身しても覚えているとのこと。

特に「かかりたくなければ、かからない」は目から鱗!

結局は暗示の延長だから、自分の努力も必要だよね。やりたくないことはできないし、記憶はなくならないなら恐れることはない。
(催眠術にかかりやすい人はこの振り子を持つとぶんぶん揺れる!)
じゃあ催眠術にかかるコツは?

1 )集中力がある
2 )想像力がある
3 )言葉の理解力がある

「特に無から何かを作り上げるクリエイターの人はかかりやすいですね」

なんですと!

こちとらクリエイターのはしくれ、しかも「集中力のある人がかかる」なんて言われたら、積極的にかかりたいじゃない?

あ、でも待って!

先生、催眠術が一生解けないってことはないんですか?

「集中力が途切れたら解けてしまうので、興味がそれたり寝たりしたら、解けてしまいます」

眠ったらすべてリセット、ほっ!

それならかかってみたいじゃない、いざ、催眠術!

■まじで集中力が試された、雑念のストーム

(とても集中している……!)
「じゃあ、始めますね。まずは目の前で指を組んで、肘をあげてぐーっと内側に押してください。そう、そう! 強く、もっと強く!」

グググ〜〜〜!

「次は両手の人差し指だけ立てて、そう、その人差し指がどんどん、近づいていきます!」

(やばい、いま、まるで五郎丸のようなポーズに)
(みんなやってる)
(『肘を上げてぐーっと内側に押してください』って、内側に向けて力を入れていたら、自然と指が近づいてしまうみたいな筋肉活動があるのでは)
(ていうか指疲れてきた)
(楽にしようと思ったら、くっつくのが当たり前では)

周りは「くっついてきたー!」と盛り上がり始める。

「そのまま手を上に上げてください。そう!」

(名付けて、タケノコのポーズ!)
(みんなでやってるからニョキニョキだなー)

「その手が離せなくなります! はい!」

(えっ)

躊躇なく五郎丸よろしく組まれた指はほどけ、あっさり腕を下ろせちゃうコヤナギ。

しかし周りは……。

「わー! 離れない−! なんでー! あははははは!」

(まじか)

「わたしが“1.2.3”というと離れますよ、いいですか、1.2.3!」

1.2.3!

そのとたんにパッと手が離れ、にわかに信じがたいといった表情でゆっくりと手を下ろす友人たち。

「わ〜、すごい〜降ろせる〜、不思議〜〜」

良いなー、その不思議体験……ハッ、わかった。

わたし雑念が多すぎるんだ!

■ポイントは集中力! とはいえやっぱり体質もありそう

(以前催眠術体験をした時はかからなかったアンドウミカちゃんも、今回はかかった)
わいわいとした雰囲気が注意力散漫の理由かも、ということで別室に移動。

今度こそ集中するぞ。

次に試した催眠術は、「強く握った手を開いても良い」と言われても動かせない、というもの。胸いっぱいの好奇心を集中力に(なるべく)変換して、澄み切った気持ちで悠迦先生の言葉通り力を込める。すると、ネイルを確認するようなゆるいグーのポーズのまま、右手が開かなくなった。

……おお、なるほど!

手の感覚はあるのに、力が入らない感じ、確かに不思議だ。

そのあと肘が固まって降ろせなくなる、というものもかけてもらったんだけど、こちらはだらり。

しかし「目を閉じて体中の力が抜けていく」といったダラリとする催眠術は気持ち良くかかった。いつだって怠けたいという願望と催眠が合致しただけかもしれない。

■催眠術は「自我をポーイと手放す」快感!

(催眠術で身体が棒になった友だち)
わたしはそれ以上催眠術にかかることはできなかったけれど、かかりやすい友人は、身体がかちこちになって、頭と足だけで身体を支え宙に浮き、さらに人まで乗せていた。
(最初ぴくりとも揺れなかったコヤナギの振り子)
催眠術は魔法じゃない。自己暗示の延長線なのだろう。ならばコントロールしているのは自分。やりたいことと、それを誘ってくれる人を信じて、自我をポーイと放り投げてしまうってことは、ある意味、快感だった。それに、そうやって素直になることって、催眠術以外のシーンでも大切な気がするな。

……考えすぎかな?
撮影/坂野りんこ

(コヤナギユウ+ノオト)

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