普通のビールに飽きたらコレ! クラフトビールの魅力を堪能して

普通のビールに飽きたらコレ! クラフトビールの魅力を堪能して

あなたにぴったりなビールを見つけよう!
夏といえば、やっぱりビール。キンキンに冷やしたビールで喉をうるおす瞬間は、このシーズンならではのお楽しみです。

そこで気になるのが、最近よく耳にする「クラフトビール」という言葉。街に専門店も増えており、どうやら今まで「とりあえず生!」とオーダーしていたものとは、ちょっと異なるビールを指している様子。「クラフトビールは普通のビールと何が違うの?」と、疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。

そこで、この夏いっそうおいしくビールを楽しむために、今さら聞けないクラフトビールの基本を押さえておきましょう。
まず、「クラフト(CRAFT)」とは、手工業や手作りを意味する言葉です。つまり「クラフトビール」とは、ビールを造る職人さんが、小規模に醸造したビールを指しています。

これまで私たちが飲んできたのは、大手メーカーが大量生産したものが中心でした。しかしクラフトビールは、小さな醸造所(ブルワリー)が、それぞれの個性を存分に発揮して造りあげたもの。大量生産されない分、その土地、その店でしか味わえないものも少なくありません。
実はビールとひとくちに言っても、その種類はさまざま。たとえば、私たちにとって馴染み深い淡色のビールは、「ピルスナー」と呼ばれるタイプ。この他、原料となる麦芽を焦がして使う黒ビールタイプや、小麦粉を原料に用いる白ビールなど、100種類以上ものバリエーションが存在しています。
豊富なバリエーションの中から、お気に入りのタイプを見つけるために、ぜひオススメしたいのが「ブルーパブ」。これは店内に醸造設備を備えたビアパブのことで、つまりはその場で造られたビールが飲める店なのです。
客席から見える位置に醸造タンクを置く店も多く、欧米的なムードで人気を集めています。デートや女子会にもぴったりですね。

また、タンク直結の新鮮なビールを堪能できるのも、ブルーパブの大きな醍醐味!
たとえばこちらは、東京都墨田区にある「ミヤタビール」さん。醸造スペースからガラス1枚隔てたカウンター席では、できたてのフレッシュなビールが常時4~5種類提供されています。春にはふきのとう、この夏には新生姜をフレーバーとして使った、オリジナリティあふれるビールが人気を集めています。
また、奥多摩のブルーパブ「バテレ」さんは、古民家を改装したロッジ風の雰囲気で居心地抜群。トレッキングやサイクリングの帰りにふらりと立ち寄り、新鮮なビールを楽しむお客さんも多く、週末は大いに賑わっています。

こうした気軽にクラフトビールが味わえるブルーパブが今、全国に増えています。また、その地域の特色を打ち出したクラフトビールを売り出す観光地も少なくありません。いわゆる「地ビール」ですね。
たとえば、青森県の大鰐温泉では、地元の伏流水で仕込んだ「津軽路ビール」が、湯上がりの1杯としても大人気。香り豊かで、万人に飲みやすい美味です! 大鰐温泉駅前の温泉施設「鰐come」では生サーバーでの販売も行なっています。
昨年、世界遺産に登録された、静岡県伊豆の国市の韮山反射炉(にらやまはんしゃろ)では、隣接する土産店で「反射炉ビヤ」をご用意。清酒用の酵母を用いた「大吟醸政子」や、ホップの苦味が効いたアメリカンペールエール「早雲」など、土地の著名人を冠したラインナップが展開されています。
福島県いわき市では、「ビア(BEER)」と地元の方言「んだ」を組み合わせて命名した「ビアンダ」が。こちらは濃厚なコクを感じさせる黒ビールタイプです。喉越しよりも、じっくりと舌の上で味わいたい1本。
北海道小樽市では、ワイン用の酵母で醸造した「おたるワイナリービール」なんてレア物も! 味も見た目もビールのそれですが、ほのかに鼻に抜けるフルーティーな香りは独特のもの。1Lの三角ボトルは、ホームパーティーなどにもうってつけでしょう。

こうして見ていくと、ビールはワインや日本酒と同じように、メニューの中からこだわりの銘柄を選んで楽しむものへと変わりつつあることがおわかりいただけるでしょう。

時には、少し離れた街のブルーパブへ足を伸ばして、ビールの個性を堪能したり、あるいは地ビールを求めて旅をしたり……なんてのも良いかもしれません。ぜひ、自分だけの最高の1杯を探してみてください。

(友清哲+ノオト)

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