20代からのケアが肝心! 皮膚科医が教えるシミ対策

20代からのケアが肝心! 皮膚科医が教えるシミ対策

美肌のために毎日欠かさずお手入れを
日差しがギラギラと照り付ける真夏がやってきました。紫外線が強力になるこの季節に心配なのが、やっぱりシミ対策。「20代だからまだ大丈夫」なんて油断している方は要注意ですよ! お肌のケアをサボったツケは30代以降に現れます。年齢を重ねてから後悔しないためにも、今からケアを始めるべき。

そこで、美容皮膚科・美容整形外科のノエル銀座クリニックで医局長を務める厚田幸子先生に、シミができる原因や日常的にできるシミ対策を教えてもらいました。

■シミができる一番の原因は「紫外線」

一言でシミと言っても、その種類はさまざま。まずはシミの種類と、それぞれのシミができる原因を知りましょう。

●老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
「日本人にもっとも多く見られる数mmから数十mmの丸く平坦なシミです。紫外線を浴びた時、そのダメージから肌を守るために生成されるメラニン色素が、真皮内に蓄積するのが原因。紫外線を浴びれば浴びるほど、このシミができやすくなります」

●肝斑(かんぱん)
「頬骨や額、鼻下に左右対称にできる淡いシミで、30~40代の女性に多く見られます。紫外線による刺激の他に女性ホルモンの乱れが関与していると言われています」

●雀卵斑(じゃくらんはん)
「聞き慣れない名称かもしれませんが、いわゆる、そばかすのこと。鼻から頬を中心に顔全体に、数mmの小さな斑点が出ます。遺伝や紫外線が原因で、肌が白い人のほうが発生しやすいと言えます」

●脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)
「角化が進み、イボ状に隆起しているシミです。こちらも紫外線が原因」

●炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)
「炎症や外傷によりメラニン色素が沈着して起こるシミです」

●遅発性両側性太田母斑(ちはつせいりょうそくせいおおたぼはん)
「額や頬、目の周りなどに見られる茶褐色から青色のアザで、生まれつきのものです。日本人に多いと言われています」

●摩擦黒皮症(まさつこくひしょう)
「皮膚が繰り返し摩擦による刺激を受けることで、メラニン色素が沈着してできる黒ずんだシミです」

●花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)
「強い紫外線によりできる数mmの小さなシミで、花びらが散ったように点々と現れます。背中から肩に多く見られるのも特徴です」

■今すぐ始めたい! 日常的なシミ対策

シミには生まれつきや遺伝のものもありますが、多くの場合、日常的にケアすることが一番の防止策になるそう。さらに美肌作りのためにも、紫外線対策は欠かせないのだとか。

「お肌の老化の原因は紫外線80%・加齢20%と言われているので、紫外線対策を行うことにより、シミの予防だけではなく、お肌の老化予防にも繋がりますよ」

そうと聞けば紫外線対策は必須ですよね。シミのない美肌を作るための具体的な方法は以下の通りです。

●外出時に日焼け対策をする
「日常生活ならSPF20 PA++、外出が多い方ならSPF30 PA+++でも十分ですが、レジャーなど長時間の紫外線暴露ですと、SPF50 PA++++がベストです。

出かける30分前ぐらいに、たっぷりとムラなく塗りましょう。二度塗りするとなお良いですね。首筋や耳の後ろなどは塗り忘れやすく、また頬の高い部分や鼻先は紫外線をもっとも浴びやすいのでしっかりと塗ってください。汗をかいた場合はすぐに塗り直し、かかない場合でも2~3時間毎に塗り直しましょう。また、日傘や帽子、サングラスなどを使用することももちろん効果的です」

●肌をこすらない、刺激の強い化粧品の使用を避ける
「強い刺激もシミの原因になることがあります。肌をゴシゴシこするのはもちろん、スクラブが入った洗顔料や沁みるような化粧品の使用も避けてください」

●日頃から栄養バランスの良い食事を心がける
「美肌の維持には、肌を作る材料となる良質なたんぱく質をはじめ、ビタミンA(抗酸化作用があり活性酸素を除去する)、ビタミンC(メラニン色素の過剰生成を抑える)、ビタミンE(血流を良くし、肌の新陳代謝を高める)が必要不可欠。さまざまな栄養素をバランス良く摂取することを心がけましょう」

■紫外線を浴びてしまった時は保湿+水分補給を

シミ対策には紫外線を浴びないのが一番ですが、もし浴びてしまった時は、保湿や水分補給が大切とのこと。

「日焼けをして肌がヒリヒリしていたら冷却をして、しっかりと保湿をしてください。刺激の強い化粧品は厳禁です。水分とともに、ビタミンA、C、Eを多く含む食品を摂りましょう」

さらに、できてしまったシミにはクリニックで治療する方法も。約1週間でシミが剥がれ落ちる「シミレーザー」や、シミを薄くするだけでなく美白や毛穴の引き締めにも効果が高い「レーザートーニング」など、お悩みによりさまざまな治療法があるそうなので、一度相談してみても良いかもしれません。

まだまだ紫外線の多い時期は続きます。シミのないプリプリの美肌を作るために、今日から万全のシミ対策を始めてみませんか?

(高良空桜+ノオト)

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