料理研究家・五十嵐夫妻に聞く! パートナーを成功させる法則

料理研究家・五十嵐夫妻に聞く! パートナーを成功させる法則

【あげガールインタビューvol.1】
はじめまして、あげガールコーチの佐藤久恵です。みなさんは「コーチング」という言葉を聞いたことがありますか?

コーチングとは人材開発手法の一つで、対話を通じて『相手が本当に「なりたい」自分と「やりたい」ことを見つけ、行動することを促すコミュニケーション技術』のことを言います。つまり、相手が自分らしく自己実現をするためのお手伝いという感じです。


私は、恋愛・夫婦仲専門コーチとしての活動の中で、夫を成功に導く妻=「あげガール」の研究と育成を行なっています。今回は、ALICEY読者のみなさんにとって参考になるステキなあげガールをご紹介します。
ゲストは、料理研究家の五十嵐ゆかりさん。2016年4月にレシピ本「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」(永岡書店)を発売するなど、いま大活躍中なんです! 同じく料理研究家の夫・豪さんのアシスタントから、ビジネス&人生のパートナーになり、夫の心の安定度も売上も「あげ」続けている、ゆかりさんの魅力に迫ります!

■ちょっとした違和感に気付いたらすぐに話し合うから、ケンカ知らず

──「大切な人との暮らしをもっと楽しく」を理念とする食のクリエイティブ制作会社「フードクリエイティブファクトリー」の代表である五十嵐夫妻。仕事も職場も同じお二人は、普段どのように過ごしているんですか?

 「基本的に、仕事もプライベートも一緒にいる時間が長いですね。そんなに長い時間一緒にいてケンカしないのかと聞かれることも多いですが、言い争いになるようなケンカはまったくしません。でも、四六時中、二人だけで過ごしていると視野が狭くなってしまうので、休みの日には、夫は大学時代の友人と会ったり、私は千葉の地域活性の活動をしたりしています。いろいろなものを見ながら世界を拡げていくように意識したら、会話も拡がり、さらに楽しくなりました」

──ずっと一緒にいてまったくケンカをしないんですか!? そのコツを教えてください。

「何か変だな、嫌だな〜などと感じた時は、どんなに言いにくいことでも、お互いに気付いたタイミングで伝え合うようにしています。心の中に溜め込んであとで爆発させてしまうのではなく、気になったそのタイミングで伝え、話し合います。その際、否定的な言葉で伝えるのではなく、互いがより良い関係を築いて行くことを意図して伝えるようにしています」

■まず自分自身を大切にした上で、相手を大切にすること

──ゆかりさんにとって、あげガールの条件とはなんですか?

「『まず自分自身が満たされていること』ですね。それは、自己中ということではなくて、しっかり自分が幸せに感じられる時間を作っているということ。例えば、今飾ってあるお花は、実家の母が市場で買ってくれたものなんですが、ただ眺めるのではなく、母の想いが込められたものだって感じながら眺めると、より幸せが感じられます。あとは、朝少し早く起きて自分のために作った朝ごはんをおいしく味わったりとか……。そうやって満たされた自分でいると、すごく日常がフルパワーになるんですよね!

その上で、旦那さんの話をしっかり聴いたり、受け止めたり、一緒にお出かけしたりします。そんな奥さんと一緒にいると、自然と旦那さんもあがるんじゃないかって思うんです」


──なるほど、まずは自分を満たすことを一番大切にされているんですね。コーチングのシャンパンタワーの法則を自然と体現されていて、すばらしい!

「シャンパンタワーの法則って初めて聞きました。どんなものなんですか?」
──人間関係をシャンパンタワーに見立てて、1番上のグラスを自分自身、2段目を家族・恋人、3段目を友だちや同僚、4段目をお客様や会社という風に、自分の身近な順に上から並べます。普通、シャンパンタワーって一番上から注ぎますよね? けれど、たちまち人間関係となると、一番上の自分自身から注いでいる人が少なく、いつまでたっても自分も他人も満たされない。だから、自分も他人もみんな幸せにしたいなら、シャンパンタワーと同じように一番上の自分のグラスから注ぐようにする……というのがシャンパンタワーの法則です。

「興味深いです! 実は、過去に私自身、そんな体験をしたことがありました。大学2年生のころ、いくら他人に尽くしていても、何か虚無感を感じた時期があったんです。ぶくぶく太っていって、15kgも増えちゃって(苦笑)。今思えば、さまざまなものを抱え込んでしまって、体が悲鳴をあげちゃったんでしょうね。

その後、『自分自身を見ることをシャットアウトするのはやめよう!』と決めました。その瞬間に、パーっと明るくなったというか、軽くなった感覚があったんですよね」

■会社の危機! 夫に依存せず、二人で乗り越えたから信頼が深まった

──旦那様と出会ってから約7年。これまでお二人にどんな危機がありましたか?

「『もう別れる!』とは、一度も考えたことはないし、そんな話が出たこともないですね。お付き合いを始めたころから、恋人というより一緒にいて家族のような心地の良い存在でした。

危機があったと言えば、会社のことは何度か。ある時、預金残高が4万円になってしまったことがあって、私は『まぁ大丈夫だろう、なんとかしよう』と思ったんですよね。以前は、『この人ならなんとかしてくれる』と夫に依存して自分の頭で考えなかった時もあったのですが、私も自分ごとと捉えて二人で解決策に向けてしっかり取り組んでいけました。そうすることでなんとか乗り越えられたし、信頼を積み重ねることができたのかなぁと思います」

──夫婦円満に大切なことは、「共同経営者・友人・恋人」という3つの役割のバランスと言います。お二人はバッチリですね!

■どんな時も素の夫でいさせてあげられるのが「あげガール」

──最後に、旦那様の豪さんにも「あげガール」の条件を聞きたいです。

「どんな時も素の自分でいさせてくれるっていうことかな。ゆかりといると、素の自分でいられるんですよ。プライベートや仕事で楽しい時も大変な時も一緒にいられるのって、幸せなことだと思っています。何か問題が起きた時は一緒に考え、乗り越えられる。それがすごく心強いです」
パートナーを成功に導くには、まず自分自身が満たされた状態で、穏やかに相手と関わること。そして、どんな危機が訪れても焦ったり相手任せにしたりせず、二人で乗り越えていくことが大事なんですね。

まずは、日常で自分が幸せを感じられる時間を作ることから、あなたも「あげガール」を目指してみませんか?


(佐藤久恵+ノオト)

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