えっ! 日本人女性の女子力が低いって本当?

えっ! 日本人女性の女子力が低いって本当?

あなたはどう?
「女子力」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか? 料理上手なこと? かわいいグッズの発売情報を良く知っていること? 思い浮かべることは人それぞれかと思いますが、女子力テストを受けた女子たちの様子の動画があるのでご覧ください♪
新・女子力テスト I LADY.キャンペーン 〜あなたのアクションは、あなたを変える。世界を変える。〜
(出典 : YouTube/I LADY
かわいい女子がみんな粉だらけ! テストの内容も思っていたのとちょっと違ったような……。

このテストを作ったのは国際協力NGOであるジョイセフ。「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」の普及啓発に取り組んでいる団体です。耳慣れない言葉ですが、「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」とは女性が身体的・精神的・社会的な健康を維持し、子どもを産むかどうか、いつ産むか、どれくらいの間隔で産むかなどについて選択し、自ら決定する権利のこと。ジョイセフは普段は主に途上国の女性、特に妊産婦の地位向上を目指して活動しています。

そのジョイセフがなぜ、日本人女性をターゲットにしたキャンペーンを始めたのか、ジョイセフ市民社会連携グループ長の小野美智代さんにお話を伺いました。


──いわゆる一般的な「女子力」とは少し違いますね? テストを作られた経緯を教えてください。

「日本の女性の平均寿命は世界一。保健医療の環境に恵まれている分、自分の体に向き合う時間や自分の体についての情報を得る機会を自ら作ることが少ないと感じます。子宮頸がんや乳がんに関する報道やキャンペーンが広がっても、知識は教育の機会の低い途上国とあまり変わらなかったり、婦人科検診の受診率はまだ低かったりするのが現状です。新女子力テストは、まずは日本の若い女性たちに自分の体や健康状態を知ってもらい、アクションを起こしてもらおうと思い作成した真の女子力を上げるためのツールです。『真の女子力』=内面から健康的に輝く力なのだと、気付く女性が一人でも増えることを願っています」
「新」=「真」だったのですね。女子力と言えば服装や容姿など外面的なことばかりが取り上げられがちですが、本当に女子に大切なことと言ったら、女性特有の体の仕組みを理解し、それを自分の力として活かしていくこと。そのため、テストの内容は生活習慣と体に関わるものが多かったのでした。自分の体を大事に生きていくこと以上に大切なことはないのですね。

──女子力を上げるために私たちは何をしたら良いのでしょうか?

「高校を卒業すると、保健室のような場所も性教育の授業の機会もなくなり、自分の性や体についてリアルに知識を深める機会は少なくなりますよね。そうすると、病気を予防する意識や不妊や性感染症、時には死に至る女性特有の病気に対する危機感が欠けてきてしまいます。オンライン上にはさまざまな情報があふれていますが、検索した情報をそのまま鵜呑みにするのは本当に危険です。まずは婦人科検診や専門家の本を読むなどして正しい知識を身に付け、自分で自分を助ける力を付けましょう」

忙しさや周りの人に流されて、月経の周期も把握してなかったり、避妊は彼任せだったり、ムリなダイエットを続けてみたり。自分の体を顧みていない人が増えているとのこと。しかし、自分の体を守れるのは自分だけ。積極的に知識を付け、健康的な女子になることが真の女子力UPにつながるのですね。
──読者へのメッセージをお願いします。

「女性としての体のサイクルが毎月の月経と共に始まるので、その知識を持って適切なセルフメンテナンスをするのはとても大切。人生に大きく影響することです。『リプロダクティブ・ヘルス/ライツ』は、世界中のすべての女性たちが享受すべき、当たり前の『人権』だということをみなさんに知って欲しいと思います。そして、日本の女性たちには世界の現状を知り、自分自身を見つめなおして欲しい。学力だけでなく経済力をも付けて、もっと自分に自信を持って能力を開花させて欲しい。そして世界を良くするためにその力を活かして欲しいと強く思います。流れに身を任せるのではなく、自分の意志で選択・行動できるようになることを願っています」


自分らしい生き方を選択するためにも、身に付けたい真の女子力。「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」はカイロ国際人口・開発会議(1994年)で採択された、国際的に認知された人権でもあり、世界中の専門家が大事だと考える権利です。決して人任せなどではなく、もっと能動的に生きられたら素敵ですよね♪ 自分が変わることで、世界に何か影響が与えられるかもしれません。真の女子力を身に付けることが、その第一歩だと筆者は感じました。

新・女子力テストはキャンペーンサイトから受けられます。まずは自分の点数を知るところから始めてみませんか?

(田中いつき+ノオト)

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