おいしそう! 再現したくなるグルメマンガ3選

おいしそう! 再現したくなるグルメマンガ3選

私でもマネできそう!
根強い人気のグルメマンガ。グルメマンガと一口に言っても、腕を競うフードバトルモノや実在するお店を紹介していくエッセイ風のものなど、さまざまにあります。

いずれも読むと食欲が大いに刺激されるのがグルメマンガの醍醐味。その爆発しそうな食欲、自分で料理して満たしませんか。安心してください、料理が苦手な人でも大丈夫。今回紹介するマンガに出てくる料理は簡単・お手軽なものばかり。マンガを読んでほっこりしたら、キッチンに直行しちゃいましょう。

■『花のズボラ飯』(原作:久住昌之 漫画:水沢悦子/秋田書店)3巻(未完)

ドラマ化もされ話題となった本作。本格的・正統派な料理を描くことが主流だったグルメマンガ界に衝撃を与えたニュータイプのグルメマンガです。主人公は平凡でちょっとズボラな主婦、花。旦那さんは単身赴任中。つまり家では一人ごはん。自分のためだけに作るごはんはとにかく手間がかからず、おいしいものが一番ですよね。例えば1話で登場する花の創作料理「シャケトー」。なんと食パンに鮭フレークとマヨネーズを混ぜたものを塗ってこんがりトーストするだけ。とっても簡単ですが、想像するだけでもよだれが出てきそう……。筆者もすぐさまマネをして作ってみましたが、これが本当に美味! 「ズボラ」の背徳感もまたなんとも言えない良い味付けとなるのです。

■『高杉さん家のおべんとう』(柳原望/メディアファクトリー)10巻(完結)

大学の研究室で地理学を研究する31歳の温巳(はるみ)は母親が交通事故で亡くなり身寄りがなくなった12歳の従妹、久留里(くるり)と同居することになります。無口な久留里と、自らも両親を亡くしひとりで生きてきた温巳は、ぎくしゃくしながらもお互いが作るおべんとうを通じて少しずつ心を通わせていきます。たとえ喧嘩の最中だったとしても、自分が作ったおべんとうがすっかりカラッポになって戻ってきたら心がぽっと温かくなる。この感じが「家族」なんだと温巳が気づくシーンがこの物語が示す「家族像」を象徴しています。作中に出てくるおべんとうのおかずの作り方は「高杉さん家のおべんとうもふーっ となるHappyレシピ」(主婦と生活社)というレシピ本で見ることもできますよ。きんぴらなどの定番のおかずからキャラ弁まで盛りだくさんの内容。おべんとうって本当に奥が深いです。

■『甘々と稲妻』(雨隠ギド/講談社)6巻(未完)

7月からアニメ化が決定した最も旬なグルメマンガのひとつ。主人公は、妻を亡くし5歳の娘・つむぎと暮らす高校教師、犬塚。犬塚は教え子の小鳥(ことり)から料理を教わることになります。小鳥の家は母子家庭。母親は料理研究家で多忙のためあまり家に帰って来ず、毎日ひとりで食事をしています。つむぎのために料理を覚えたい犬塚と、お店に明かりを灯して誰かとごはんを食べたい小鳥。どちらも「欠けた」家族を補うかのように料理の世界にのめり込んでいきます。そして、できあがった料理をつむぎと3人でにぎやかに囲む。その姿は一見、血の繋がった家族のようです。「家族のようなもの」は家族になりえるのか。「家族」とは何か。現代の家族像を問いかける作品でもあります。毎話の最後にその話に登場したハンバーグや茶わん蒸しなどの料理のレシピが丁寧に紹介されているので、再現時の参考に。

作品の中に登場する料理は大がかりな準備や手に入れにくい材料が不要な、カンタンなものばかり。ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。物語を思い出しながら自作の料理を食べたら、おいしさも倍増しそうです。


(岩崎由美/マンガナイト+ノオト)

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