片道5,890円から行ける南国・奄美大島で失敗しがちな10のこと

片道5,890円から行ける南国・奄美大島で失敗しがちな10のこと

【コヤナギの切り身vol.30】
ハロー! 仕事で楽しいところに呼んでもらえることが多いコヤナギユウだよ!

みんなもう、ゴールデンウィークの予定は決まってる?

夏休みの予定は?

今年注目のリゾート&ビーチといえば、奄美大島に決まり! 2014年にLCC(格安飛行機)のバニラエアが就航したことがきっかけで、それまで「世界一高い運賃」といわれた成田-奄美大島間の航空券が5,890円〜に(セールだともっと安くなる)! 一躍注目のリゾート地に返り咲いた奄美大島は大人気。1日1本だった飛行機も2本に増えるほど。

奄美大島の魅力といえば、美しい海と、もりっもりの大自然と、観光地化されすぎていない程良いゆるさ。しかし、魅力の一つであるそのゆるさを活かすも殺すも自分次第。心得ておけば絶対に避けられる、10の失敗パターンを覚えておこう。

■その1:いいね欲しさに自然をなめる

(確かに美しい風景だが、足を滑らせたら即DIE)
数十年前、奄美大島にはバブルがあったそうだ。その時栄えた観光地や見晴台など、現在はメンテナンスを終えた跡地が残っている。たしかに自然は美しく、インスタ映えする写真も撮れそうだが、命を落とさないよう最低限の注意をして欲しい。遺影にいいねは押しにくい。

■その2:宿をとらない

(探せば個性的な宿も見つかる。これはおしゃれなトレーラーハウスの宿)
急激に注目を浴びた奄美大島。オンシーズンになると頻発するのが「宿がない」問題。実際、奄美大島内の宿泊施設の数は限られており、しかも増える気配がない。行ってもなんとかならないので、宿泊先は必ず押さえよう。

■その3:裸で歩く

(素朴な集落だが当然人は住んでいる)
ALICEYを読むような淑女の方は問題ないと思うが、なぜか開放的な旅行先で文明を捨ててしまう種族が一定数いるらしい。自分がすべて買い上げたような私有地なら好きにして欲しいけど、裸で歩いていたら普通に捕まる。裸同然でも同じこと。同じ観光客として恥ずかしいから絶対に止めて欲しい。

■その4:ハブに遭わないと思ってる

(星明かりで十分だと思えるほど美しい夜空だけど、星は足元を照らしてくれない)
「宿がなければキャンプでいいじゃない」が猛烈に楽しい奄美大島。オートキャンプ場もあるので、宿泊先として候補に入れるのはとても有効。その時、絶対に忘れてはいけないのは「電灯」。奄美大島にはハブが出るのだ。ハブだって人間に遭いたいわけじゃない。夜間の移動は足元をしっかり照らし、警戒して歩けば問題ない。

■その5:金にものをいわせようとする

(集落に一つだけある売店。夜は近所のおじいたちのバーになる)
ないなら買えば良いじゃない。そんなものは奄美大島(の一部の集落では)通用しない。ないものはない。繁華街は別として、海がきれいな集落の中の売店は開いている方が珍しかったり、そもそもレストランなんてなかったり(自動販売機はだいたいある)。お金を持っていることより下調べができていることの方がスマート。

■その6:大声でさわぐ

(観光客向けの碑が建っていても、近くには普通に民家がある)
シーカヤックでしか行けない無人島や無人ビーチは別として、しんと静まりかえった集落はテーマパークじゃない。しずしずと暮らす人たちに、バカな言動は筒抜けだ。

■その7:ジャーナリスト気取り

(カメラは時に凶器になる)
奄美大島ではしばしば、日本であることを忘れさせる大自然や暮らしの習慣が残っている。敬意をはらって丁寧に訪ねれば、いろいろ教えてもらえるだろう。しかし度を超して、無断で写真を撮ってSNSに公開したり、民家に無断で入り込むなど言語道断。また、「祭り」などのイベントごとであってもがやがや騒ぐものではなく、神聖な儀式の場合もあるので必ず集落の人に断って見学・撮影するといい。

■その8:最初に船に乗る

(2本ほど船を見送って、代船の屋上へ。太陽が照りつける屋上には住民は乗らない)
離島へ移動する時、定期船を利用することも多い。そこで気を付けたいのは、「観光客は後から乗るようにする」ということ。そもそも、定期船は住民の足であり、観光客は「おまけ」なのだ。住民だけで定員に達してしまい、観光客は次の便になることも多々ある。そういうものだと心得よう。

■その9:「林道」をなめている

(この道危ない……そう思った時にはもう引き返す余地がないくらい道が荒れている)
奄美大島群島の地図を眺めていると「国道」の他に「林道」と書かれた道がある。これは、台風などでいつも使っている道が壊れた時の非常用の道で、普段は使われていない。林道は舗装こそされているが、たいがい道幅は細く、南国の生命力ある草木がもうもうと栄え、落石が放置され、道がふさがっている可能性もある。地図に書いてる道ではあるが、本気で侵入はオススメしない。

■その10:どこにでもトイレがあると思っている

(観光地であっても、絶景=ひとけがない、と心得るべし)
「夕陽の名所」として国道に看板が出ているような場所ならともかく、少しマニアックな場所へ行こうものなら、本当に小さなただの集落であることが多い。当然、売店やレストランがあることはまれ、やっていても時間が限られている。港や人が多い集落などには公衆トイレがだいたいあるので、見かけたら行くようにしておこう。

ここまで読んできて何となくわかったと思うけれど、本当に観光地化されていない。ちゃんと整えられた場所ももちろんあるけれど、わたしが奄美大島群島に魅せられたのは、整えられていないエリア。集落の一番きれいな風通しの良い場所に、必ず夕涼み台があって、夕暮れになるとどこからともなく、おじいおばあが集まりだし、気が付けば三味の音色と一緒に踊り出している。降り注ぐような満天の星の下で、素足を波打ち際に浸してみれば、足にぶつかった夜光虫がキラキラと瞬く。奄美大島では夜光虫ものんびりしたもので、砂ごと手ですくい上げたら、そのまま手の上で輝き続けた。

そんな素朴で贅沢な奄美大島での体験を、多くの人にたくさん味わって欲しいと思っているよ。いつまでも。

ちなみに、写真は家族旅行に招待した時のもの。LCC様々である。
(コヤナギユウ+ノオト)

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