「写ルンです」ブーム再来!? デジカメと撮り比べてみた!

「写ルンです」ブーム再来!? デジカメと撮り比べてみた!

撮影のコツも研究♪
かつては旅行やイベントごとなど、特別の時の想い出を残すのには欠かすことができなかった レンズ付きフィルム。中でも富士フイルムの「写ルンです」は、一度は使ったことがある人が多いと思いますが、安価なコンパクトデジタルカメラの登場やスマートフォンの普及により、その姿を見ることも少なくなりましたよね。

しかし! そんな「写ルンです」が今、 おしゃれなアイテムとして再注目されているんだそうです。なんでも 、フィルム特有のやわらかな風合いが人気の理由なんだとか。また、すぐに撮影した写真を確認できるデジタルと違って、どんなものが撮れたか現像してのお楽しみというところも魅力的に感じる人が多いようです。

実際、デジタルカメラと「写ルンです」とでは、どれほどの違いがあるのでしょうか。今回はそれぞれを使って、同じアングルから撮影した時の使い勝手や、写真写りについて検証してみたいと思います。

■使用機材

●レンズ付きフィルム「写ルンです1600 Hi・Speed 27枚撮り」
「インスタントカメラ」や「使い捨てカメラ」として知られていますが、実は「カメラ」ではなく、フィルムにレンズとシャッターと付けた「レンズ付きフィルム」という位置づけなんですって!

●デジタルカメラ
本体 Nikon D5200
レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
設定 すべてオート

■実際に撮影して比べてみた!

上がデジタルカメラ、下が「写ルンです」(以下、同様)。デジタルカメラではくっきりと色が出ているのに対して、「写ルンです」はどこか懐かしさを感じる淡い色合いとなっています。この淡い色合いはレンズ付きフィルムで撮影した時の特徴の一つですね。
日が陰って来た時の風景写真。デジタルだと肉眼で見た風景とそん色なく写りますが、「写ルンです」では実際よりも影が濃くなってしまっています。夜はもちろん、一見明るく見える室内でもフラッシュ撮影は必須かも。その代わり、明るい部分は若干のオレンジ色を帯びたやわらかな雰囲気に仕上がっています。
日差しがいっぱいに当たっていたチューリップの花。デジタルカメラでは実物に近い色で黄色が出ていますが、「写ルンです」ではやはり淡い色合いに。
30cmくらいの距離で撮影した桜。デジタルでは自動的に中心の花へとピントを合わせてくれましたが、「写ルンです」では後ろの壁にピントが合ってしまっていました。今回使用した「写ルンです1600 Hi・Speed」は0.8m~無限遠がピントの合う距離。レンズ付きフィルムを使う場合には、撮りたいものとの距離を自分で調節してあげる必要があります。

実際、今回の取材で筆者は十数年ぶりに「写ルンです」を手にしましたが、改めて「巻いて押すだけ」というシンプルな構造や、持ち運びしやすいサイズ感や軽さに驚きました。「ただ、記録として写真を撮りたい!」「とりあえず適当な瞬間の写真を撮っておきたい」という場合には、スマホやデジタルカメラの方が、圧倒的に使い勝手は良いと思います。それに対して、レンズ付きフィルムは枚数制限や、現像する手間などはありますが、その分「被写体を思いながら撮る」ことができるように感じました。

携帯電話で簡単に写真が撮れたり、デジタルの写真に当たり前のように触れてきたりした世代にとって、「写ルンです」で写真を撮ることは、「ちょっと贅沢」な思い出の残し方なのかもしれませんね。写真を撮る時はたいていスマホだというあなたも、バッグに「写ルンです」を忍ばせてみてはいかが?

(目良シンジ+ノオト)

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