世界が認めた技術☆ 「ブナコ」の器作りを体験しちゃいました

世界が認めた技術☆ 「ブナコ」の器作りを体験しちゃいました

現代になじむオシャレさ!
2009年にグッドデザイン賞を受賞した、青森県の伝統工芸品「ブナコ」をご存知でしょうか。
この器が「ブナコ」。青森県蓄積量第一位の「ブナの木」を有効活用するために開発された木工品のことなんです。木のぬくもりが溢れ、現代の生活空間にもなじむデザイン性の高さが世界中から注目されているんですよ。見ているだけでうっとりするような美しさ……。

津軽弁では名詞の語尾に「コ」を付けることと、テープ状にしたブナの木の板を「coil(コイル、巻く)」ことからブナコと呼ぶそうです。
まず、ブナコ製品にはどんなものがあるのかをチェック☆ グッドデザイン賞を受賞した「ティッシュボックス」は、コロンとした形がかわいい♪ 天然素材で、製造に時間と労力がかかる割にはお値段も1万円前後とお手ごろで、性別問わず使えるデザインです。お祝いの品に選ぶ方も多いのだとか。
ろうそくの炎のような温かみが感じられる「ブナコランプ」は、インテリア好きの方に大人気! 帽子のような形もユニーク。
この1番上の「ブナコランプ」は、横からみると……?
ものすごいカーブを描いているんです。しなやかで曲げに強いブナコならではの作品です。
こちらはなんと「ブナコスピーカー」! 木と機械のコラボとは斬新ですね。これで音楽を聴きながら優雅にコーヒータイム……なんて妄想も膨らみます。

このようにブナコは、とってもオシャレで実用的なもの。ショールームでお買い求めいただくのも良いですが、せっかく自分のお部屋で使うならオリジナルブナコを作ってみたくはありませんか? 今回は筆者がブナコ製作体験ツアーに参加してきました!

いざ向かったのは、「ブナコ株式会社」さんの工場です。80年以上も前に建てられた木造建築で奥にグーンと長い建物です。
まずはガイドさんと一緒にブナコ作りの工程見学からスタートです。
最初にブナを薄い板にします。大根の桂剥きのような方法でブナの木を薄い板に。厚さは約1mm、長さは約2m。
次にテープ状に加工します。先ほどの薄い板を今度はテープ状にカット。この幅は製品によって異なります。お皿やおぼんなどのテーブルウェアは6mm程度、ダストボックスやランプのような、ある程度の高さと強度が必要なものは幅を広めにカットします。
巻き上げの作業を行います。テープ状の板を、テーブルに打ち付けられているくぎに押し付けながら巻いていきます。木が柔らかければきつめに、硬ければ少し緩めながら、木と対話するように。まさに熟練の技。
そして成形。巻き上げたものを今度は立体的に成形していきます。ここで使う道具は……なんと湯飲み茶わん! 製作体験ではこの成形がメインの作業になります。
湯飲み茶わんは、招き猫のように掴み、側面を転がして広げていく作業に使います。作る形によって湯のみ茶わんの使い方を変えて転がしていきます。簡単そうに見えますが、結構力が必要です……!
繰り返していくとだんだん深さが出てきます。パワーのある人は大きな曲がりができて独特の形に、慎重派の人は均等な仕上がりに、というように作る人によって表情が変わるんだとか。オリジナリティが出て素敵ですよね♪
職人さんに「上手」と言われました☆ 好みの形に仕上がったら裏に鉛筆でオリジナルデザインを描いちゃいます。
最後に、内側に接着剤を塗って、職人さんにバトンタッチ。
外側に接着剤を塗ったあと、細かい隙間を埋めて、調整していきます。
塗装はブラック、ダークブラウン、ブラウン、ナチュラル、ローズの5種類。ブラウン、ローズは通常ランプなどに使うカラーのためテーブルウェアには使っていないのですが、製作体験ではこの2色からも選べるようになっています! できあがりは3週間前後。
じゃん! こちらが完成品です。温かみのある、お気に入りの作品になりました。お皿は食べものだけでなく、ちょっとした小物入れにもおすすめ。大切に扱えば10年以上もつそうですよ。

ほっこりかわいい「ブナコ」、ぜひあなたも暮らしに取り入れてみては?

(藤岡真希+ノオト)

※この記事は、青森県が実施する「20代を変える『生き方ナビ』事業」との協業により、県内の大学生が「ALICEY学生特派員」となり、青森で暮らすことの魅力を学生主体で情報発信するために作成された記事です。

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