野菜をそのまま色に♪ 安心安全な「おやさいクレヨン」が人気

野菜をそのまま色に♪ 安心安全な「おやさいクレヨン」が人気

ぬくもりあるデザインがステキ☆
「大人になってもかわいい文房具を見るとついつい手に取ってしまう……」。そんな経験ありませんか? 今回紹介したいのは雑誌や新聞、テレビなどで取り上げられ、話題となっている「おやさいクレヨンvegetabo(ベジタボー)」です。

■おやさいクレヨンvegetaboって?

野菜パウダーとライスワックス(お米の油)でできているクレヨン。口に入れても安全な素材のみで作られているとして、2015年度キッズデザイン賞(主催:キッズデザイン協議会)を受賞しました。クレヨンに使われる野菜は、収穫の際に廃棄される部分を使っているそう。それぞれの色に「りんご」や「ごぼう」など、野菜の名前が使われていてとてもかわいいんです♪
そんなおやさいクレヨンの生みの親は、青森県青森市にあるmizuiro株式会社の代表の木村尚子さん。今回は木村さんにおやさいクレヨンが誕生したきっかけや、木村さんご自身のお話について聞いてみました。
――おやさいクレヨンを作ることになったきっかけは何だったのでしょうか?

「元々絵を描くのが好きで、デザインをする仕事に就きました。その後、子どもを出産したのですが、仕事と子育てを両立することが難しい時期があり、思い切って会社を辞めました。それから、自宅でフリーランスのデザイナーとして働いていたのですが、自分らしい商品を作れたらいいなと考えるようになりました。そこで思いついたのが、おやさいクレヨンだったんです」

――自分らしい商品というのが、木村さんにとっては画材である“クレヨン”だったというわけですね。

「最初はクレヨンという風に決めていたわけではないのですが、日々料理をしながら野菜の色がキレイだなと思っていて、野菜で何かを作りたいと考えていたのが始まりですね。絵が好きだったし、娘と一緒に使えるものがいいな思って。始めは、商品を作って少しでも売れればいいなと考えていたんです」

――それが今やさまざまなメディアで取り上げられ、全国で販売されるほど規模が大きくなったわけですね!

「最初は、東京のある展示会に第一弾目のおやさいクレヨンを持って行ったんです。3日間で100社ほど商談ができれば成功と考えて準備して行ったのですが、蓋を開けてみると初日で500社くらいのバイヤーさんが来てくれました。たぶん野菜で色を作るという新しさとか、母親目線で安心安全なところとかが大きいのかなと思っています」

――メディアで取り上げられたり全国で販売されたりすることで、反響はかなりあったと思うのですが、印象に残っているものでどういうものがありましたか?

「みなさんから応援のメッセージが届くようになりましたね。あと、皆様からは『こういうものが欲しいと思ってた』という励ましや、『記事やニュースを見たよ!』と言ってくださる方もたくさんいました」

■おやさいクレヨンを通して気付く青森の魅力

――おやさいクレヨンには青森県産の野菜を多用しているそうですが、それもやはりこだわったポイントだったのでしょうか?

「りんごだけではなく、カシスや長芋なども青森県が生産量全国1位なので、そういう野菜もおやさいクレヨンを通して、全国に広く紹介できるきっかけになれば良いかなと思いました。なかなかクレヨンの全色を県産野菜から作るのは難しいのですが、できるだけ青森県の野菜を使った色にしています」

――木村さんは青森県で生まれて、専門学校、デザイン会社、そしてmizuiro株式会社と、今までずっと県内で過ごされています。たとえば東京などの都市でデザイン業を行いたいと思ったことはなかったのですか?

「東京で働くことの憧れはありましたが、年齢を重ねてから、出張で東京に行くようになり、客観的に青森県を見ることができるようになって、青森の魅力に気付きました。住みやすさとか、すぐ近くに海や自然があるところとかを含めて、今ではやっぱりふるさとが一番だなと思います」

■梱包も手作業

おやさいクレヨンは、箱詰めや包装もすべて手作業。人の手でクレヨンの箱を作り、クレヨンを入れていく。すべて手作業だからこそ一つひとつに思いが込められていることが伝わってきますね♪
「野菜を色にしてみたらどうだろう」という木村さんの好奇心からはじまり、いまや青森県から全国に広がっているおやさいクレヨン。筆者も実際に使ってイラストを描いてみました! それぞれの野菜本来のきれいな色と優しい書き心地で、使うだけでおもわず「このクレヨンでどんな絵を描こうかな♪」とワクワクしてしまいました。

今月3月28日には、それぞれ野菜の香りがする「おやさいねんど」を発売する予定だそう。友だちや子どものいるご家族にプレゼントすれば喜ばれること間違いなしです! 今後も木村さんの新たなアイディアに注目したいですね!

(イトウアヤカ+ノオト)

※この記事は、青森県が実施する「20代を変える『生き方ナビ』事業」との協業により、県内の大学生が「ALICEY学生特派員」となり、青森で暮らすことの魅力を学生主体で情報発信するために作成された記事です。

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