間もなく太陽が欠ける!? 部分日食を見逃すな!

間もなく太陽が欠ける!? 部分日食を見逃すな!

朝からお昼の天体ショー!
本日、2016年3月9日の10時頃~12時頃にかけて、約4年ぶりの「日食」が日本全国で観測されるそうです!

今回は太陽の一部が隠れる「部分日食」。地域によって見え方が異なります。

今回の日食は、インドネシアなどの一部の地域では皆既食となります。日本では部分食となり、那覇では太陽の面積の22パーセント、東京では15パーセント、札幌では5パーセントが、月によって隠されます。

太陽が欠けて見えるなんて、なんだかワクワクしますが、そもそも日食とはいったいどういうものなのでしょう? 今回はそんな貴重な天体ショー・日食の基本的な事柄や、正しい観測方法についてご紹介します。

■日食とは?

月が地球と太陽の間を横切ることによって、太陽が隠れて見える現象のこと。一部分だけが隠れる現象を「部分日食」、太陽が月の影にすっぽりと隠れてしまう現象を「皆既日食」と呼びます。それに対して、かぶさる月の周りから太陽の光がリング状にはみ出し、光の輪のように見える現象を「金環日食」といいます。
こちらは2012年5月21日の「金環日食」の際に、筆者が撮影した写真です。都合上、キレイな輪になった瞬間を捉えることはできなかったのですが、太陽にかかる月の様子がわかると思います。ちなみに、この時はコンパクトデジタルカメラのレンズ部分に、太陽観測用の遮光グラスをかぶせて撮影しました。

■安全な観測方法

貴重な観測機会といえど、相手は太陽! 直視してしまうと目を痛めてしまいます。サングラスやゴーグルも遮光効果は完全ではないため、知らず知らずのうちに目を傷つけてしまうなんてことも……。あらかじめ、安全な観測方法を身に着けておきましょう。

●専用のグラスを使う
太陽を観測するための専用グラスというものが存在します。特殊な板を使った簡単なものから、双眼鏡のようになったものまでさまざま。ホームセンターなどで販売しているので、気になる人は今後の天体イベントのためにも1つは持っておいても良いかも。

●紙に穴を空けて影を観る

厚紙など、光を通さない薄いシートに小さな穴を開けて、日食中の太陽の光を当てます。すると、穴を通って影の中に映った太陽の光が、欠けた太陽の形になっています。(ピンホールカメラの原理です。)

同じ原理で、日食時には木漏れ日も欠けた太陽と同じ形になります。当日は木陰も要チェックですね!

●鏡を使って投影する

大きさが10センチ程度までの鏡で太陽の光を反射させ、反射させた光を建物の壁などに映してみましょう。壁からは、鏡の大きさの約200倍以上離れてください。(鏡の大きさが10cmでしたら、壁からは20m以上離れる必要があります。)壁から十分に離れると、鏡がどんな形をしていても、壁に映った太陽の光が丸く見えるようになります。この丸い形が、太陽の形です。日食のときには、欠けた太陽の形が壁に映ります。

鏡などに太陽の光を反射させるのは、誰もが1度は試したことがあると思います。あの時に映っていた丸い光は、太陽の形だったんですね。理想は鏡の200倍の距離の場所に投影するという、ちょっとスペースが必要な方法ですが、手順としてはとってもカンタン。

今回を逃すと、次に日食を観測できるのは3年後の2019年といわれています。数年に一度の貴重な天体ショー、ぜひチェックしよう!

(目良シンジ+ノオト)

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