廃棄ごぼうで地域活性化! ごぼう茶の「Growth」にインタビュー

廃棄ごぼうで地域活性化! ごぼう茶の「Growth」にインタビュー

青森県はごぼうの生産量No.1!
緑茶や烏龍茶、ほうじ茶、ジャスミン茶、コーン茶……など、さまざまな種類があるお茶。その中でも、注目したいのは「ごぼう茶」です。ごぼう茶には冷え性改善や便秘解消、美肌効果など、女性にうれしい効果がたくさんあるそうですよ♪ 

意外と知られていないことですが、実は青森県はごぼうの生産量全国1位。その中でも三沢市がダントツで生産量が多いんです。今回は三沢市から、ごぼう茶のおいしさを全国に発信している「Growth」代表の須藤勝利さんにお話を聞いてみました!

■起業のきっかけはごぼう農家の現状に気付いたこと

――青森県産ごぼうだけを使用した「青森ごぼう茶」を主力商品として製造・販売を行う「Growth」。製造を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

「以前、私は『青森の魅力』というサイトの記者をしていました。ある時、取材で地元の農家さんを訪れて、規格外ごぼうの存在を知りました。大きさや形が規格外のごぼうは、せっかく収穫しても売ることができずに廃棄処分になってしまいます。収入の不安定さから、自分たちの代で農業を辞めてしまうという農家さんが多かったのです。そこで、規格外ごぼうを加工して販売しようと思い、Growthを立ち上げることにしました」

――なるほど。規格外ごぼうが有効活用されれば、農家さんの収入も安定しますね。

「ごぼう茶を売ろうと思ったきっかけは、私のおばあちゃんがお茶好きで、その影響で私もお茶が好きだったから。ごぼう茶は冷え性や肩こり、お通じ、むくみ、高血圧、美肌やアレルギーなどにも効き、需要があると思いました」

■地元・三沢が元気になるために

――Growthは、「地域を元気に」をキーワードに活動していますよね。具体的にどういう取り組みを行っているのでしょうか?

「1つ目は、先ほども挙げた農家さんの収入安定。2つ目は、就労先の増加によるシャッター街化の進む商店街の活性化。3つ目は、地域の課題解決を通して、地域を創る人材を育成することです。それらのために『コミュニティーフェアトレード』を行っています」

――コミュニティーフェアトレードとは?

「具体的には、次の3点です。農家さんの収入安定のために、規格外ごぼうを加工品にして販売する。中心商店街の活性化のために、Growthの自社工場を商店街に構え、人の行き来を増やす。そして、就労困難者をGrowthで積極的に就労支援する。

ごぼう茶を中心に支え合うようにして、地域の課題を解決する仕組みになっています。それぞれが個別に取り組むよりも、支え合うことで、地域連携が高まり、地域の未来が開ければと考えています」

■新たな一歩を踏み出すということ

――今まで誰も思いつかなかったことに挑戦するのは勇気がいることだと思います。Growthでの経験から須藤さん自身はどんなことを感じていますか?

「全国の百貨店などでの販売を通じて、青森にはたくさんの魅力があると感じています。その魅力を伝える努力を諦めずにしてきた結果が、いまの商品に繋がっています。地域や人それぞれの生まれ持った魅力を信じて前に進んでいくことが、地域の将来を輝かせていくことだと信じています」

――本当に地域のために真っすぐに頑張っていらっしゃるんですね。

「迷いを感じたら、目の前の仕事を丁寧に、一生懸命に取り組むことで道が開けると考えています。私の場合は、地域の方に応援していただいているのも大きいですね。何よりも目の前のお客さまをどう幸せにしていけるかを真剣に考えて過ごしています」

真面目な人柄と仕事ぶりが、地域の人に「須藤さんの取り組みを応援したい!」と思わせるのでしょう。周りの人から応援される須藤さんの仕事への姿勢をぜひ参考にしたいところです。
「ルイボスごぼう茶ティーバッグ10包」(Growth/1,320円)

今回取材をさせていただいたGrowthの「ルイボスごぼう茶」を実際に筆者も飲んでみました♪ ごぼう独特の香ばしい匂いがして、飲みやすくておいしかったです! 地域活性化を目指すGrowthの願いがこのお茶に込められていると思うと、とても暖かい気持ちになりました。

(イトウアヤカ+ノオト)

※この記事は、青森県が実施する「20代を変える『生き方ナビ』事業」との協業により、県内の大学生が「ALICEY学生特派員」となり、青森で暮らすことの魅力を学生主体で情報発信するために作成された記事です。

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