やっちゃった……にレスキュー! シミの落とし方をマスターせよ

やっちゃった……にレスキュー! シミの落とし方をマスターせよ

大切な服を長く着よう!
作業や食べこぼしなどでウッカリできちゃったシミ。時間が経つと落としにくく、大切な服が台なしになってしまうことも……。そこで今回はライオン株式会社のお洗濯マイスターの山縣義文さんにシミの落とし方について教えていただきました!

■応急処置方法が知りたい!

――シミができてしまった時にすぐ試しておくべきことはありますか?

「シミのか所に固形物があれば、乾いたティッシュなどで他の部分を汚さないよう注意しながらつまみ取ります。その後、シミが水溶性か油溶性か、その性質に応じて応急処置を行います」

■シミの性質を見極めよう!

――シミにも性質があるんですね。

「そうなんです。水溶性のシミは、水や洗剤で落ちやすいタイプのシミで、醤油やソース、ケチャップ、ジュース、酒類(ワイン、日本酒、ビールなど)、コーヒー、カレー、血液、マヨネーズなどが該当します。

油溶性のシミは、ベンジンやアルコールなどで落ちやすいタイプのシミで、主にチョコレートやバター、生クリーム、チューイングガム、植物油、メイク用品、油性ボールペンなどです」

――どちらの性質かわからない時はどうしたらいいんですか?

「そんな場合は、シミになっているところに水をたらしてみましょう。しばらく待って水が染み込んだら水溶性、はじいたら油溶性の可能性があります」

■それぞれの性質の応急処置と本格的なシミ抜き方法を覚えよう!

【水溶性シミの場合】

――では、それぞれの性質に合ったシミ抜き方法を教えてもらえますか? まずはシミになりやすい調味料などのシミについて教えてください。

「濡れたティッシュなどを使って、できる限りシミを移し取るようにつまみ取ります。その後、乾いたティッシュなどで押さえて水分を取り除き、自然に乾燥させれば応急処置は終了です。その後は、水洗いが可能な衣類であれば、『シミ用の部分洗い剤』や『液体酸素系漂白剤』を直接塗布して、通常通り洗濯機で洗いましょう。

水洗い不可の衣類の本格的なシミ抜きは、シミがついた面を下にしてタオルなどの上に置きます。水で薄めたおしゃれ着洗剤を綿棒やハンカチに付け、ハンカチは小さく折り畳んで硬くした角で、シミの裏側からたたいてタオル側にシミをたたき出します。

それでも落ちない場合は、液体酸素系漂白剤を綿棒やハンカチに付けて同様の操作を行ってみてください。最後に水で濡らした綿棒やハンカチでたたいて残った洗剤液などを落とせば良いです。シミの周囲から中央に向かってたたくようにするとシミが広がりませんよ」

【油溶性の場合】

―――続いては女性にありがちなメイク用品などのシミ抜き方法を教えてください。

「シミ部分を乾いたティッシュで軽くつまみ、油分をできるだけ移し取ります。応急処置の後は洗濯機でお洗濯するか、本格的なシミ抜き処理を行ってください。

シミ抜き処理の方法ですが、水洗いできる衣類は、シミの部分に液体洗剤か液体酸素系漂白剤を直接塗布して、通常通り洗濯機で洗います。デリケートな衣服にはおしゃれ着洗剤を使用すると良いですよ。

水洗い不可の衣類は、先ほど同様の方法でベンジンや消毒用アルコールを付けた綿棒や折り畳んだハンカチなどでたたき出します。

それでも落ちない場合は、水溶性のシミ抜きの手順で行うと良いですが、どちら性質のシミも落とせる市販のシミ抜き剤をひとつ持っておくと便利ですね。外出先での応急処置や本格的なシミ抜きにも使用することができるので」

■コーヒーや紅茶などの落とし方は?

――シミの範囲も広くなってしまうコーヒーや紅茶はどう落とせば良いですか?

「応急処置も前処理も行いにくい水溶性のシミの場合は、衣類が浸かる程度の水(4L程度)に、洗濯機で洗う時の1回分の液体洗剤と液体酸素系漂白剤を加えて濃い目の洗剤液を作り、30分~2時間つけおき洗いを行います。つけおきが終わったら、洗剤液ごと洗濯機に入れ、他の衣類を足して通常通り洗濯すればOKですよ」

なるほど、ためになりましたね。バッグにティッシュとシミ抜き剤を忍ばせておくと安心できそうです。シミ抜き方法を覚えて大切な服を長く楽しみましょう。

(まつだあや+ノオト)

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