何も持たない生活がベスト!? ミニマリストのメリットを公開

何も持たない生活がベスト!? ミニマリストのメリットを公開

ミニマリストのお宅を訪問!
モノの供給過多、情報過多など、選択肢の多さにより、人はいつも取捨選択を迫られている昨今。そんな背景からか、ほとんどモノを持たず、シンプルな空間で生活を送る「ミニマリスト」が今、話題を集めています。

モノを持たないことで人生はどのように変わるのでしょうか? そこで筆者が、実際にミニマルライフを送っている「カリッとした毎日。」ブログ運営・crispy-lifeさんと、シンプルライフブログ「人生のひとコマ号〜slice of life〜シンプルライフの歩き方」運営・マギーさんの女性2人にインタビュー。彼女たちの家と暮らしぶりについて伺いました。

■ミニマリストになろうと思ったきっかけは?

crispy-lifeさんのリビングの様子(画像提供/crispy-lifeさん)
「きっかけは震度7の地震被害にあったことでした。家の中がめちゃくちゃになってしまい、どこから片付ければいいのかと途方にくれて……。この時初めて、モノに縛られずに身軽に生活したい、自分にとって本当に必要なものは何かを知りたいと思い、今のスタイルを選択しました」(crispy-lifeさん)

「カバン一つで世界を旅する人々や、ノマドライフという存在を知ったのがきっかけです。決してお金がないわけではないけれど、少ない荷物だからこそ持ち物は厳選されていたり、ITを駆使して身のこなしがスマートだったりして……。海外旅行の帰りは、トランクが重量オーバーになることが多かった私にとって、それは衝撃的でした」(マギーさん)

■ミニマリストになって変わったことは?

1)ファッションの変化
crispy-lifeさんのクローゼットの様子(画像提供/crispy-lifeさん)
「とりあえず旬のアイテムを投入しておけば満足というステージは過ぎたものの、ただシンプルな着こなしをするだけっていうのも楽しくない。結局は自分がどうありたいか、自分には何が似合うのかを模索することが大切だと思うようになりました」(crispy-lifeさん)

「以前の私は片付けが大の苦手。とにかく買い物が大好きだったので、服が多かったんです。ところが今では、多くの服を処分してお気に入りの服だけを持つことで、自分の好きなものが明快になりました。服の数を増やすオシャレではなく、着こなしのバリエーションを増やすオシャレで、自分らしくファッションを楽しんでいます」(マギーさん)

2)お金の使い方の変化
マギーさんの厳選された荷物の数々(画像提供/マギーさん)
「捨てる苦労を経験したことで、本当に気に入ったもので長く使えるモノしか購入しないようになりました。また、同じ価値観を持つ人との交流といった、モノ以外のコトにお金を使うことの大切さに気づきました」(マギーさん)

3)行動範囲の変化
「身軽になった分、行動範囲が広がりました。3泊くらいならばバッグ1つで出掛けることができるので、移動もスムーズなため、スキマ時間の読書量も増えたと感じています」(マギーさん)

4)考え方の変化
「世間で良しとされているライフスタイルを追い求めるのではなく、自分が本当に実現したいことは何だろうと考えるようになりました」(crispy-lifeさん)

■ミニマリストのメリット・デメリットは?

マギーさんのリビングの様子(画像提供/マギーさん)
「メリットは身軽になったこと。旅行や引越し準備が格段にスムーズになります。特にデメリットはないのですが、変に高尚な考えとか偏った思考だと勘違いされることについての違和感がありますね」(crispy-lifeさん)

「モノを探す時間、片付ける時間、捨てる時間が減ることで、多くの時間が生まれ、心にもゆとりが生まれます。部屋にも心にも空間があるからこそ、新しいものを柔軟に吸収できるのではないでしょうか。デメリットは、洗濯をこまめにする必要があること、突然の来客やアクシデントへの対処などに関しては工夫が必要といったくらいです」(マギーさん)

■自分にとってミニマルライフ・ミニマリストとは?

「単なるライフスタイルの一種。ただ、どんなライフスタイルを良しとするかは人それぞれなので、誰もがモノを捨てれば幸せになれる、人生が良い方向に変わる、といった考えは持っておりません」(crispy-lifeさん)

「自分と向き合うことですね。世間の声や周りの意見に流されず、自分が幸せになるために本当に大切なのは何かを考え、そのための選択と集中を行うことだと思います」(マギーさん)

とても奥深いご意見でした。ただの断捨離という行為ではなく、哲学的・思想的な要素を含んでいると感じました。理想のライフスタイルや幸福の確立の手段は人それぞれですが、モノを減らしモノを厳選することで、自分が今本当に必要なものが見えてくるのかもしれません。

(藤田佳奈美+ノオト)

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