いつめんでやってみたい! 沖縄の「もあい」って知ってる?

いつめんでやってみたい! 沖縄の「もあい」って知ってる?

もあいで集まろう♪
みなさん、沖縄に「もあい」があるのをご存知でしょうか。いえ、イースター島の石像の話ではありません。あちらの石像は「モアイ」ですが、今回紹介したいのは、沖縄の伝統的な風習「模合(もあい)」。沖縄や鹿児島県の奄美群島では一般的ですが、他の地域ではあまり知られていません。いったいどのようなものなのでしょうか?

■「模合(もあい)」って?

複数のメンバーが一定額のお金を出し合い、それをまるまる一人のメンバーが受け取るというサイクルを、全員に行き渡るまで定期的に開く集まりのこと。

例えばA さん、Bさん、Cさんが模合を開く場合。まず全員が1万円ずつ出し合います。初回の模合では、集まった3万円をAさんが受け取ります。その1カ月後に開かれた2回目の模合でも、同じように1万円ずつ出し合いますが、今度はBさんが3万円を受け取ります。さらにその次はCさん、という具合です。
一見するとみんなでお金を出し合って、お小遣いをあげるような仕組みにも見えるこの風習。でも、毎月模合を開催していたら、数か月後には全員プラスマイナス0になるので、お金を渡す意味はないのでは? と思う人もいるかもしれません。

しかし、沖縄では模合は金銭の授受というよりも、「また同じメンバーで集まるためのきっかけ」という意味合いが強いそうです。確かに、昔は仲が良かった友人も、時間が経つにつれて疎遠になってしまうということもありますよね。そんな時に、模合のような明確な目的があると、いつまでも繋がりを途切れさせずに済むわけです!

筆者の沖縄県出身の友人は、お父さんもお母さんも昔から続いている別々の模合に、今でも所属していると話していました。このように、模合は主に同級生や友人同士で開かれることが多いようですが、中には個人だけでなく、企業同士で開く模合もあるそうですよ。

■変化しながらも引き継がれる模合

当初は集まったお金を1人がもらうというシステムだった模合も、時代とともに少しずつ姿を変えているようです。先述の筆者の友人(20代前半)は、毎回主催者に一定額を支払い、それを積立金としてみんなで旅行に行く模合を開いていたそうです。

人によっては同じメンバーで飲むことを「模合」と呼んでいる人もいるそうですよ。けれども、「同じメンバーでずっと集まる」という当初の目的は、次世代にも脈々と受け継がれているようです。

ただ集まるだけじゃもの足りない! いつもの仲間ともっと絆を深めたい! なんて人は、沖縄の風習「模合」をいつもの飲み会に取り入れてみてはいかが?


(目良シンジ+ノオト)

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