これを読めばリア充に!? 妄想人生の指南本が発売!

これを読めばリア充に!? 妄想人生の指南本が発売!

「世界で最も気持ち悪い男」が奮闘!
おしゃれカフェでノマド的に仕事をしたり、仲間とBBQやフェスで騒いだり、イベントや懇親会で新たな友人をたくさん作ったり……。FacebookやTwitterのタイムラインに、そんな毎日を楽しく愉快に過ごす「リア充」の姿が映し出されることはありませんか?

うらやましいけれど、「リア充」になんてなれないよ……というそこのあなた。2016年1月17日に発売された書籍『インスタントリア充 人生にいいね!をつける21の方法』(扶桑社)を手に取ってみませんか?
著者は、イギリスの新聞で「世界で最も気持ち悪い男」に認定された地主恵亮さん。1人で撮っているのに、いかにも隣に彼女がいるかのように撮影した写真が話題になり、書籍「妄想彼女」(鉄人社)を出版。昨年5月にテレビドラマ化もされ、話題になりました。そんな地主さんが今回書いたというリア充になるための本とは……。
高原の夏フェス会場に来た! と思いきや……。
自宅から30分の場所の防災ライフフェスタ! フェス違い(笑)。
彼女とラブラブBBQ! かと思いきや……。
一人で撮影! よく見ると炭も火もないっ!

一見、仲間とわいわい騒いでいる高学歴なリア充っぽいけれど、実は一人で撮っていたり、何の関係もない建物の前で勝手に撮っていたりするだけの「なんちゃって写真」ばかり。「妄想彼女」だけでなく「妄想リア充」とは……。いったいどういうことなのか、著者にインタビューしてみました。
――地主さんにとって、リア充ってなんですか?

「正社員で仕事をしていて、長期休暇には海外旅行や夏フェスに行ってSNSにUPするような人です。あと、仲間と頻繁にバーベキューをしていますね。そして、モテる! モテるからリア充なのか、リア充だからモテるのかわかりませんが、とにかく僕の憧れの人です。この本ではそんなリア充になる方法を紹介しています」

――ぱっと見て、リア充批判のような感じにも読めますが……?

「批判ではないです。憧れですから。なりたいのになれない、どうしたらなれるのか? って考えていったらこうなりました。僕も夏フェスに行って、拳を突き上げたりしたいんですよ。でも、行ってもたぶんできない。周りの目があると恥ずかしいんです」
――え?? この写真撮る方が恥ずかしくないんですか?

「一人なら大丈夫なんです! 六本木ヒルズでバスローブで歩いていても恥ずかしくないんです。なぜなら、住人になりきっているから。実際は東京の片隅の築30年のアパートに住んでいますが」

――撮影時にハプニングは起きませんでしたか? 警備員さんに止められたりとか……。

「ないですよ。住んでいる人間にしか見えないんで! なりきることが大切なんです。医者にも競艇選手にもなりたいけど、勉強やら年齢やらお金やら問題は山積みです。だけど、妄想なら簡単になれるんですよ。サーファーにも、六本木ヒルズに住む金持ちにも。そういう意味では、すごくポジティブになりたい自分になる方法が載っている自己啓発本だと思ってます!」
――そんな地主さんは、普段は東京農業大学で情報発信分野の非常勤講師として働きながら、執筆活動を行っています。十分、リアルが充実しているように見えますが……。

「最初、講師のお話をいただいた時には『女子大生にモテるぞ!』と意気込んだのですが、驚くほどモテませんでした。他の講師の方々は尊敬や憧れの眼差しを集めているようなのに、僕には軽蔑の眼差しが集まっているみたいなんです……。それに、書籍は3冊出していますが、経費がかさんでいて借金しているほどです。Webの記事も、ギャラと同じくらいに経費を使ってしまうので儲かりません」

――ユニークな活動の裏には、涙ぐましい苦労が……。

「広告代理店の正社員になりたいですね。そしたらお給料もいっぱいもらえて、かわいい芸能人と付き合えそうじゃないですか! あと、親にちゃんと説明できる仕事というのもポイントが高いですよね。今回の本にも盛り込みましたが、親孝行したいって気持ちも大きいです」

――最後に読者にSNSで「いいね!」を集めるためのアドバイスをお願いします!

「安易にリア充の投稿に『いいね!』しないコトです! そうすれば、相対的に僕らの普通の投稿の『いいね!」と同じ数に落ち着いてくるはずなんで。そして、お願いですが1人3冊ずつ本を買ってください! あと良かったら付き合ってください! 連絡お待ちしています!」
終始明るくポジティブに、リア充への憧れを語る地主さん。憧れへどうやって近付くかを考えているだけで本ができてしまったのは予定外の成果だったそう。

夢や目標に対してできない理由を連ねるのではなく、そこへ向けて何かできそうなことをやってみるという地主さんの姿勢は、見習うべきものなのかもしれません。ただし、くれぐれも世界発信で「気持ち悪い」と言われないようにご注意を(笑)。


画像提供/地主恵亮さん

(田中いつき+ノオト)

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