路地裏探偵団って何者!? 話題のまち歩きをチェック!

路地裏探偵団って何者!? 話題のまち歩きをチェック!

えっ、ここドラマのロケ地だったんだ!
近年、各地で注目されている「まち歩き」。スマホゲーム「Ingress」の流行や、街の一部を舞台にした謎解きゲームのブームなども相まって、日本各地でまち歩きイベントがよく開催されるようになりました。

そんな中、青森県弘前市には、ちょっと変わったまち歩き集団が存在しています。その名も「弘前路地裏探偵団」(通称「ロジタン」)。
東北新幹線の新青森駅が開業した2010年に生まれたロジタン。観賞時期が限られているような観光地をただ巡るだけでなく、何でもない時に来た人にもしっかり観光を味わってほしいという思いから立ち上がったのが始まりでした。

彼らが舞台にしているのは、人々の生活文化が凝縮している「路地裏」。筆者はロジタンがガイドする「夕暮れ路地裏散歩」に参加してきました! このコースでは、17:30〜19:00の間、弘前のディープスポットおよそ10箇所を歩きます。
案内してくれた探偵は、ロジタン入団4年目のライライさん。今回は、ライライさんのエスコートによって、知ることができたディープなスポットの中から、印象に残った筆者的ベスト3をご紹介します。

■スポットその1 「弘前中央食品市場」

新鮮な魚介類からお惣菜まで、おいしそうなものがずらりと並ぶ屋内市場。弘前には、冬の寒さや大量の雪を乗り越えるために、建物の中を通り抜ける「通り抜け文化」というものがあるのだそう。ここはまさにその格好のスポットということですね。
津軽地域の家庭料理「いがめんち」を発見! イカの足と野菜を焼いたり揚げたりして作るものです。ジューシーでとてもおいしいんですよ! ここでは、お店とお客さんの距離が近いので、店主との会話を楽しみながら、買い物ができます。

■スポットその2 「明治屋ゴールデン街」

飲食店が密集する明治屋ゴールデン街。通路や階段が複雑に入り組んでいて、まるで迷路みたいです。
昭和の映画の中に迷い込んだような不思議な雰囲気が漂うこの場所。ドラマのロケにも使われるのだとか!

■スポットその3「かくみ小路」

居酒屋やバーなどの飲食店が集まるこのエリア。青森県出身の文豪・太宰治もよく訪れたそうです! 昔なつかしい昭和の雰囲気が漂っています。
当日一緒に参加した大学生に感想を聞いてみました。

「参加する前は、ただ路地裏を歩いて歴史を学ぶようなツアーをイメージしていましたが、想像をはるかに上回る面白さでした。ただ歩くだけでなく、地名の由来、建物の構造、ライライさん自身の体験談など、とにかく盛りだくさんで、最後にはそれらの話がひとつの物語のようにつながる。その時の感動は言葉では言い表せません。ぜひまた参加したいです!」

実際にツアーに参加すると、案内人のお話が少しずつ結びついていくおもしろさを味わうことができます。そしてすべてが結びついて大きな物語になった時、弘前の魅力に取りつかれている自分に気が付きます。
最後に、案内してくださったライライさんに、まち歩きにかける思いをうかがいました!

「とにかく弘前が好きだから、この活動を続けています。感覚としては『弘前=自分』という感じ。弘前を好きになってくれる人が増えるのがうれしいし、そのためなら何でもやりますよ! まちの魅力は観光地だけにあるのではないというのがポリシーです。そこに住んでいる『人』こそが魅力。人がいるから『まち』になる。まち歩きを通してたくさんの人と触れ合ってほしいです」

ライライさんは「地元の人でも身近にあるものの魅力に気付いていない」とも話していました。普段なにげなく見ている景色でも、視点を変えればおもしろい観光地になり得る。そうしたら、毎日がちょっとハッピーになるかもしれませんね♪

(千葉桃+ノオト)

※この記事は、青森県が実施する「20代を変える『生き方ナビ』事業」との協業により、県内の大学生が「ALICEY学生特派員」となり、青森で暮らすことの魅力を学生主体で情報発信するために作成された記事です。

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