今年の抱負は貯金!? お金が学べるマンガ3選

今年の抱負は貯金!? お金が学べるマンガ3選

世の中のお金の動きは知っておきたい!
今年の目標は決まりましたか? 「〇〇を始める資金を貯めたい!」「貯金を増やしたい!」と毎年心に誓って途中で断念してしまう人も、お金について学べば目標に一歩近づけるかも!? 難しそうなお金の動きを漫画でしっかり学んでみて。

■『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』(野崎ふみこ/秋田書店)全3巻(完結)

「カフェを始める」というと、楽しそうなイメージがありますが、実際は大変。お店を「経営」するのだから、当然さまざまなことに気を配り、考え、実行し続けなければなりません。このお話の主人公はベーグル作りが得意な主婦。一念発起してベーグルカフェを始めます。「開業してから4年目を迎えられる店は3割」と言われるほど、利益を出し、お店を続けていくのは試練の連続。作中で開業物件の見つけ方や、従業員との関係の築き方、冷蔵庫のリースの検討方法まで(!)リアルに描かれているのは、実在のベーグル店を丁寧に取材して作られているから。お店をやりたい人にとってのお役立ち情報満載です。また、経営者の考え方を知ることができるので、自分は経営者をやるタイプじゃないな……という人にもオススメです。目標に向かって、気持ちに喝を入れるのにピッタリの作品!

■『健康で文化的な最低限度の生活』(柏木ハルコ/小学館)2巻(未完)

この長~い作品タイトルは日本国憲法第25条第1項の条文「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」から。この条文に依拠する「生活保護制度」を扱った本作は難しい問題を題材にしながら、魅力的な登場人物たちやテンポの良い展開で、ぐいぐい引っ張ってくれる作品です。主人公のえみるは新卒で区役所の福祉事務所に配属され、生活保護受給者のケースワーカーとして働き始めます。生活保護費は国の税金で支払われるもの。この費用を削減するため、生活保護受給者を減らす=自力で稼いで生活していく支援等をする仕事です。お金を取り巻く法律や仕組みなど、一見、難しく縁遠いものと思いがちですが、この作品を読むと知らないって恐ろしいことだと痛感します。自分や家族のより良い生活のために「無知」を知ることから始めませんか?

■『夫の遺言』(マキヒロチ/集英社)全1巻(完結)

31歳にして未亡人になった絹代。夫の死を受け止めきれないまま、絹代は夫の遺言書があることを聞かされます。でも、遺言書には自分の名前がありません。なぜなら自分と出会う前に書かれたものだったからです。妻なのに何も残してもらえない……。悲観した絹代は自殺をはかろうとします。でも実は絹代が知らなかっただけで、遺言書に名前がなくても妻は遺産の半分がもらえるという法定基準があります(作中の弁護士によるワンポイントコラムに詳細解説あり)。人の「死」という心の全てを支配するようなできごとと「お金」という現実が同時にやってきた時、状況を理解し、正しい判断をするのはとても難しいこと。だからこそ、あらかじめ知っておくこと、想定して準備しておくことが重要です。何もできない箱入り娘だった絹代はやがて、自分の足で人生を切り開いていきます。人生の選択がこれからたくさんある若い人こそ、読んでおきたい作品です。

いかがでしたか。ちょっと難しいなと思っているようなことを、マンガでストーリーを楽しみながら学べるとお得ですよね!

今年も素敵なマンガをたくさん紹介していきますので、お楽しみに。


(岩崎由美/マンガナイト+ノオト)

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