お金持ちになるたった3つの方法〜資産運用編〜

お金持ちになるたった3つの方法〜資産運用編〜

こじらせ女子に捧げるお金レッスン 第6回
前々回と前回のコラムに書いた、「お金持ちになる方法はたった3つしかありません」。

【自由に使えるお金=収入−支出+資産×利回り】で決まります。

つまり、ここからいえることは、みなさんが自由に使えるお金を増やすには、できることは3つしかないんです。

① 収入を増やす
② 支出を減らす
③ 利回りを増やす

さあ、ここまでは復習です。
今回は「③利回りを増やす」ということを考えてみたいと思います。

100万円を資産として持っていた場合、増やすにはどうしたらいいでしょうか?

宝くじ? それとも競馬?
色々な方法がありますよね。

ここで、「期待値」を考えてみましょう。
「期待値」ってきくと、難しそうですね。

例えば、サイコロを振るとしましょう。
「サイコロの目が3以上なら、1000円受け取る。サイコロの目が2以下なら、1000円支払う。」
このような賭けを持ちかけられたとします。

この賭けにあなたはノリますか?
サイコロの目は、1〜6まで出る可能性は、それぞれ均一です。

なので、サイコロの目が2以下の確率は、2/6です。
そして、サイコロの目が3以上の確率は、4/6です。

つまり、確率的に、あなたは「6回に2回は1000円を支払う」ことになります。
そして、「6回中4回は1000円を受け取る」ことができるのです。

この賭け、結構勝てそうじゃないですか?
「期待値」をちゃんと計算してみましょう。

負けた場合    勝った場合
−1000円×(2/6)+1000円×(4/6)=約333円

「期待値」が0以上になりましたね。
この「333円」という数字は、サイコロを1回振るたびに、平均してあなたのお金が333円分増えるということを意味しています。

勝てる確率の方が高いので、当然ですよね。

では、サイコロを6回振ったら、どれくらいお金が増えるでしょうか?
333円(1回あたりの期待値)×6回=2000円
約2000円増えることがわかります。

この賭けにはノッたほうがよさそうですね!!

さあ、今回のテーマは「利回りを増やす」でした。
負けるとわかっている賭けに、ノッてはいけません。

100万円を「宝くじ」に全額賭けた場合、どれくらい返ってくるのでしょうか?
宝くじの「期待値」は、どれくらいなのでしょうか?
100万円賭けたので、「期待値」が100万円以上なら、みなさんは得をしますよね?

現実として100万円賭けた時の「宝くじの期待値」は、約50万円なのです。

賭けたお金は半分になってしまうのです。

競馬の場合はどうでしょうか?
競馬の場合は、100万円賭けた時の、「期待値」は75万円なのです。

こうやって「期待値」を考えられるようになると、損をする可能性が高い取引には手を出さなくなります。

資産運用の「利回りを上げる」、これはすごく難しい話になってしまいます。

今日は投資をする時には、「まずは期待値を考える」ということを学んで、おわりにしたいと思います。
※この記事は「ROLA(新潮社)」のWEBサイトにて2015年1月28日に掲載された記事の転載です。

■著者プロフィール

田畑昇人
たばた・しょうと/トレーダー・パーソナルファイナンス講師/東京大学大学院在学中。スマホ1つの資産運用で50万円を9ヵ月で1000万円にした実績あり。現在は高校生以上を対象に経済・金融を指導。

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