フランスでは当たり前の事実婚! 結婚しない人が多いわけって?

フランスでは当たり前の事実婚! 結婚しない人が多いわけって?

【世界婚活こぼれ話vol.16】
パリに住む筆者が、パリの恋愛文化についてお伝えします。今回は結婚事情について。

「フランス婚」なんて言葉が日本にはありますが、これはつまりフランスの「事実婚」なるものを指しているようです。

フランスにはカップルが一緒になるための制度として「結婚」と「事実婚」=『PACS(パクス)』といわれるものがあります。

この2つの簡単な違いについて言うと、「事実婚」は申請時に書類手続きだけで良く、また別れる際にはどちらかが事実婚解消の書類申請をすれば簡単に終了してしまいます。

つまり、2人の同意がなくてもどちらかが嫌になったら、制度上いつでも別れられる気軽なものなのです。

ところが、結婚の場合そう簡単に別れられません。

まず、離婚をしたいとなった場合は弁護士を雇って離婚手続きを進めなければいけないのです。

それはどんなに穏やかに別れの話がついていたとしても避けられない手続きです。
弁護士を雇うお金も安くはないし、あれこれ手続きを進めるのに時間がかかってしまいます。しかも、資産家カップルでなくとも必ずお金の問題も絡んできて、話がなかなか簡単には進みません。

ヨーロッパの中でもフランスは離婚にかかる時間は短い方のようで、イタリアなんて離婚する前に別居を一定期間(数年)経ていないといけないとか……。

こんな風にフランスでは離婚が大変なので、あえて結婚しないという人は少なくありません。

私が見た限り、フランスであえて結婚をする人というのは、「結婚をする」ことにこだわりを持っている人しかいないようです。それは親が結婚していたから(そして離婚していない)、敬虔なクリスチャンであるなどです。

ちなみに、私はフランス人として生まれていたなら事実婚でも良かったかなと思います。ただ、私は日本人なので事情が違います。

外国人である私がフランス人である旦那さんと結婚することで「結婚ビザ」というものがもらえます。事実婚よりも、結婚をしてこのビザをもらうことが、日本人の私とフランス人の旦那さんが確実に一緒に長くいられる、という判断で結婚を選びました。

次回は、「事実婚」と「結婚」の違いについて詳しく 紹介していこうと思います。

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