仕事の悩みから恋バナまで……「坊主バー」に行って人生相談してみた

仕事の悩みから恋バナまで……「坊主バー」に行って人生相談してみた

地獄に仏!?
仕事や恋愛、人間関係、将来……いろんな悩みを抱えながらも日々がんばる現代の女性たち。誰かに相談したくても親身に聞いてくれる相手がいなくて、モヤモヤしている方も多いのでは?

筆者もその悩めるひとりなのですが、東京・四谷にある「坊主バー」の情報をキャッチ。取材がてらガチの人生相談をしてきました。
現役僧侶が運営する、一風変わったこちらのバー。

「普段、お寺を訪れても本堂が開放されていることはあまりないですし、一般の方が僧侶とお話しできる機会は少ないと思います。ハードルが高く思われがちな仏教を身近に感じていただこうと考え、2000年にオープンしました」と教えてくれたのは、マスター=お坊さんの藤岡さん。

客層はサラリーマンから年配の方までさまざま。若い女性のお客さんも多く、ひとりでもぶらりと立ち寄れちゃうアットホームな雰囲気です。
まずはお酒を注文。ビール、日本酒、焼酎などなど豊富なメニューの中から目に留まったのは、坊主バーのオリジナルカクテル。筆者は一番人気の「極楽浄土」800円(税込)を頼んでみました!

赤、黄、青の3色が層になった美しいカクテル。甘くて飲みやすく、マンゴーの味が爽やかな一杯です。その他にも「沙羅双樹」、「無間地獄」など、仏教にまつわるネーミングのカクテルがたくさん。
精進料理をベースにしたフードメニューも充実。肉や魚を一切使用していないので、カロリーもセーブできちゃいます。写真は、人気の「焼き麩ときのこのあんかけ」700円(税込)。

歯ごたえのある山形産の焼き麩をきのこと炒め、アツアツのあんかけを絡ませたこちら。やさしい味わいで、身も心もほっと温まります。
お店の一角にある仏壇の前で、マスターによる読経。日常のできごとや時事ネタを仏教に絡めたわかりやすい法要と法話の時間もあり、仏の教えに触れることができます。
お酒を飲みながら、人生相談スタート。

――25歳でフリーランスのライターをしているのですが、将来が不安です。このまま続けても大丈夫でしょうか。

「まだまだ25歳。自分でブレーキをかけていると遠回りの人生になってしまいますよ。本当にやりたいことなら、自分に言い訳はしないはずです。私も23歳から27歳までの間は修行の身でした。理不尽さに耐え、己を殺して学ぶ姿勢や素直さが修行には必要です。限界まで追い込まれた時、初めて自分がどうなれるのかを知れる大きなチャンスです」

な、なんともありがたいお言葉……! この仕事が好きなので、がんばろうと思います。続いて恋愛相談もしてみました。
――今付き合っている彼のことが、時々わからなくなります。大好きなのは変わりありませんが、裏切られるのが怖い……。

「彼のことが好きならば仕方がありません。仏教は恋愛の教えを説いていないので、自分で『彼のどこが好きなのか?』と一つひとつを確認し、ブレない軸を作ることが大切です。欲や執着を捨て、足ることを知るのです」

「足ることを知る」という言葉に、スッと心が落ち着くのがわかりました。

気づいたら常連さんを巻き込んで、皆さんが親身になって話を聞いてくれました。初めて訪れたのに、なんて温かいお店なんだ……と泣きそうになったのは秘密です。
坊主バーを訪れる前は、お坊さんって真面目で堅苦しい人たちなのかなぁ……と勝手なイメージを持っていましたが、実際にお話をしてみるとユーモアたっぷりでノリが良く、周囲の方たちも含めてみんなやさしい人たちでした! 居心地が良すぎて、4時間も居座っちゃいました。

坊主バーでは悩み相談だけでなく、趣向をこらしたイベントをたくさん行っています。なかでも第1・第3土曜日に行われる密教占いが大人気。これ目当ての女性客も多いそうですよ。

人生に悩める女子の皆さん、坊主バーで気軽に楽しく仏教の教えに触れてみませんか?
<店舗情報>
坊主バー
東京都新宿区荒木町6 AGビル2F
TEL:03-3353-1032
営業時間 19:00 ~ 25:00
日曜日・祝日定休

(松井芙実香+ノオト)

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