パリへの期待が高い人こそ落ちやすい「パリ症候群」って?

パリへの期待が高い人こそ落ちやすい「パリ症候群」って?

【世界婚活こぼれ話vol.15】
【前回までのお話】
片思いばかりで恋が実らない私でしたが、仕事を辞めて思い切ってN.Yに遊学へ。そして25歳で韓国人の初彼ができることに! しかし日本に戻ったあと、しばらく遠距離をしていた彼とも別れて新しい恋を探すことになりましたが、やはり日本ではなかなか実らない……。再び海外に飛び出し、次はパリへ行くことにしました。

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先に言ってしまうと、本当の「パリ」はみなさんがイメージするような「パリ」ではありません。そして、この現実とのイメージに大きなギャップを持ってしまっているのが日本人らしいのです。

今回はパリに住んで、イメージと全然違って精神的に参ってしまう「パリ症候群」について、ちょっと触れてみようと思います。
パリは観光エリアだけみると「美しい華の都おパリ〜♪」のオンパレードなのですが、実際に住んでみると「高い失業率」「移民問題」「泥棒・スリが多い」などなど、問題だらけの街なのです。

なによりフランス語が話せるようになってくると、意地悪で無愛想なパリジャン、パリジェンヌたちの悪態がわかってきて、イライラしない日はないくらい。

日本の生活とは180度以上も違う生活環境、ただでさえ慣れない海外生活のあれこれに心身ともに疲れた上、夢のイメージを打ち砕かれてしまいます。

そのせいで鬱病のようになって家から出なくなったり、発狂してしまったり、同胞の日本人に陰気な嫌がらせを始めてしまったら、それはもう「パリ症候群」だと思って良いと思います。

パリには日本人ドクターのいる大きな病院や専門の先生がいるので、こんな症状が現れたら、迷わず訪問することをおすすめします。

私はパリ症候群にならなかったうちの日本人ですが、その秘訣は「いくら華の都パリって言ったって、実際は素敵なところばかりじゃないはず!」と疑っていたからだと思います。

そう思いながら初めて観光で訪れたパリを歩いてみる中で見えてきたのは、やっぱりスリだって多いし、移民も思った以上に多かったことでした。

歩きタバコをするパリジャンたちが煙をモクモクと散らすだけでなく、吸い殻をポイっと路上に捨てるので、道端は吸い殻だらけ……。

ところが、足元を見なければ想像を絶する美しい街並や、なりふりかまわずキスをする恋人たち、私のことをマダムと呼んでくれるムッシューたち……。

ネガティブなことがある一方で、ポジティブで素敵なことやものが溢れていることも見えてきたのです。
初めてパリを訪れた際、モンマルトルの丘の裏にあるカフェにて。
ポジティブなことしかない国なんて地球上どこにもありません。日本に住んでいたってそれは同じことです。ただし、日本というこの国が世界的に見てもあまりに清潔で安全(スリや犯罪が少ない)なので、一歩外国に出てしまうと、あまりの違いに衝撃を受けてしまう可能性が高いです。

パリは華の都、夢の国ではありません。観光でパリに来ることがあるようでしたら、ぜひ、そのことを忘れずに安全対策プラス、気持ちの準備をしておいてくださいね。

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